2. 苦難の時代


    

2.1 避妊手術

生後7ヶ月。発情してもおかしくない時期になった。飼い主は、一度だけでもキャンディの子供の顔を見たいと思い、避妊手術についてさんざん悩む。たが、

  • お婿さん探しが難しい
  • 丈夫とはいえないキャンディが妊娠・出産・子育てに耐えられるか
  • 生まれてきた子猫すべてによい飼い主を見つけられるか
  • 発情のたびに何度も子供を産ませるわけにはいかないから、いずれは避妊手術をしなければならない
…などを考慮し、キャンディには未婚のまま避妊手術を受けてもらうことにする。「そのかわり、一生大切にするからね」と改めて誓ったことはいうまでもない。

避妊手術の退院後、キャンディは洋服型の包帯(?)を着て帰宅。抜糸もまだで、チョコチョコ歩く様子が痛々しく、可哀想に思いながらも、包帯姿がミョ〜に可愛いくて写真を撮る。


    

2.2 エリザベスカラー

避妊手術後、包帯が取れた。すると、さっそく、傷口を舐めて自分で抜糸するので、獣医師の先生がエリザベスカラーを貸してくださる。

でも、付けてみたら嫌がるのなんのって! 後ずさりして歩いて、そこらじゅうにぶつかるわ、ベッドから落ちそうになるわ、もう大暴れ、、、。結局、1日でエリザベスカラーをはずす。

数日後、なんとか抜糸が無事に済み、飼い主はホッとする。


    

2.3 骨折

2歳8ヶ月 両前足を骨折!!!

キャンディはもともと丈夫な猫ではない。家に来た時も痩せててひ弱だった。(今は肥満気味だけど(^^;) 予防できる病気はすべて予防したいと、ワクチン接種はもとより、ノミの予防、歯石の予防にも気を配った。

だが、それでも、

  • 神経性の下痢
  • 軽い風邪
  • 気温の変化で体調崩して嘔吐。(入院)
  • 洗剤(?)を舐めて中毒。症状は嘔吐・下痢・熱。(また入院)
  • アレルギー性皮膚炎
  • 寄生虫
  • 蛾のりん粉に触れて眼瞼炎及び口角炎
などなど、動物病院のお世話になりっぱなし。

そんなこんなで、2歳半を過ぎ、病院通いも一段落した頃、今度は骨折という苦難が待っていた。(T-T)

飼い主の留守中に冷蔵庫に登って遊んでいて転落。落ちたところが流し台の角でバランスをとる間もなかったらしい。見事に両前足を骨折。

1週間の入院治療ののち自宅療養。ギブスがとれるのまでの1ヶ月半、キャンディにとっても飼い主にとってもつらい日々。が、キャンディはギブスをはめてパワーアップした前足で飼い主♂の顔を叩くなどして、結構明るく暮らしていて、その明るさに飼い主も救われた。


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