スキル標準 − 標準化人材に必要なスキルの評価

Skill standard − Evaluation for skills of human resource required for standardization
Ver. 1.01p, 2013-02-28



Contents

1. 適用範囲
2. 引用規定
3. 用語および定義
4. 構成および表記方法
5. 標準化業務の分類
6. スキルの評価指標およびレベル分け
6.1 スキル評価指標
6.2 スキルのレベル分け
7. スキルカードのテンプレート
8. スキルカード
1) 標準化戦略
2) 情報の収集・分析・評価および標準化戦略案・戦術の作成
3) 統括(戦略)
4) 渉外(戦略)
5) 団体創設(デジュール標準)
6) 団体創設(フォーラム・コンソシアム標準)
7) 団体創設(デファクト・プライベート標準)
8) 団体運営(戦略,デジュール標準)
9) 団体運営(戦略,フォーラム・コンソシアム標準)
10) 団体運営(戦略,デファクト・プライベート標準)
11) 技術開発
12) 起案(デジュール標準)
13) 起案(フォーラム・コンソシアム標準)
14) 仕様起案(デファクト・プライベート標準)
15) 原案作成(デジュール標準)
16) 原案作成(フォーラム・コンソシアム標準)
17) 交渉(デジュール標準)
18) 交渉(フォーラム・コンソシアム標準)
19) マーケティング(デファクト・プライベート標準)
20) 団体運営(開発,デジュール標準)
21) 団体運営(開発,フォーラム・コンソシアム標準)
22) 団体運営(開発,デファクト・プライベート標準)
23) 社内標準管理
24) 適合性評価
25) 認証取得
26) フォーラム認証取得
27) 民間認証取得
28) 情報の収集・分析・評価および普及戦略案・戦術の作成
29) 統括(普及)
30) 渉外(普及)
31) 宣伝・広報(デジュール標準)
32) 宣伝・広報(フォーラム・コンソシアム標準)
33) 宣伝・広報(デファクト・プライベート標準)
34) コンプライアンス
35) 人材育成
36) 知財




スキル標準 − 標準化人材に必要なスキルの評価

Skill standard − Evaluation for skills of human resource required for standardization
Ver. 1.01p, 2013-02-28

1. 適用範囲

この規格は,標準化の活動に必要な業務(標準化業務)を明確にし,それらの業務を遂行する人材に要求されるスキルを評価するための指標およびスキルのレベルを示す。人材としては,企業内において標準化業務に従事する人,並びに国際標準化の場において規格開発およびその関連の業務に従事する人を主な対象とする。

注記1 この規格は,企業等に対しては,標準化活動を行う人材を育成および確保する際の指針を与え,標準化人材に対しては,キャリア開発における目標設定の指針を与える。

注記2 この規格の標題を簡潔に“標準化スキルスタンダード”と表記してもよい。

2. 引用規定

次に掲げる規格等は,この規格に引用される。

JIS Z 8301 規格票の様式及び作成方法

知財人材スキル標準,経済産業省,2007-03,http://www.meti.go.jp/policy/economy/chizai/ipss/index.html

3. 用語および定義

3.1
標準化人材(standardization human resource)
標準化業務(5.を参照。)を遂行する人。

3.2
スキル(skill)
業務遂行に関しての経験および成果,並びに業務遂行に必要な知識および能力。

3.3
スキルカード(skill card)
スキルを評価するための指標項目に関する規定の集合。

3.4
デジュール標準(de jure standard)
公的な標準化組織によって制定された標準。

3.5
フォーラム・コンソシアム標準(forum/consortium standard)
フォーラムまたはコンソシアムと呼ばれる,関心あるメンバから成るグループによって制定された標準。

3.6
デファクト・プライベート標準(de facto/company-product standard)
市場で広く用いられる製品などに見られる,通常1社による事実上の標準,または企業が製品などの差別化の目的で独自に開発した仕様が社外にも利用されることになった,通常1社による標準。

注記3 国際的には,フォーラム・コンソシアム標準を公的な手続きによらないということでプライベート標準に含めることがあるが,関連する標準化業務が異なるため,この規格ではそれとは分けて扱う。

3.7
組織内標準(houserule)
特定の組織の中だけで運用される標準。

注記4 特定の組織とは,会社,工場等とする。

3.8
リーダ(leader)
所掌業務に関して主な責任を負い,部下または部下以外に対しても責任も負う者。

3.9
担当者(person in charge)
自己の業務の範囲内で責任を負う者。

3.10
補助者(assistant)
自己の業務に関して必ずしも責任を負わない者。

3.11
標準化戦略(strategy for standardization)
国,組織または個人が,標準化活動を利用してそれぞれの視点での利益および標準化の効果を最大化するための方策。具体的には,標準化対象および非標準化対象を明確にし,標準化対象については,それを標準化するための組織,スケジュール,投入資源,標準化手法等を計画し,制定した標準の効果的運用を図ること。

注記5 戦略を立案する主体または運用する主体によって,戦略のカバーエリアは異なる。たとえば表1の業務分類において,業務1) では,国・組織レベルでの標準化の効果を考慮して,国・組織レベルでの活動方針を明らかにする。それに従って業務2) では,組織内における標準化業務を実行・支援するグループとしての活動方針に具体化(戦術の企画)する。それに基づいて業務11)22) では,標準を作成するグループの活動方針を明らかにして,業務推進の指針とする。

3.12
経験(experience)
当事者が受動的または能動的に業務を実行した履歴。

3.13
成果(achievement)
当事者が能動的に業務を実行した結果得られる客観的な前進。

4. 構成および表記方法

この規格の構成および表記方法は,JIS Z 8301が規定するそれらに可能な限り合わせている。業務を細かく分類し,それぞれに要求されるスキルを規定する構成は,知財人材スキル標準の構成を採用している。

スキルカードについては,すべてのスキルカードに共通する内容をテンプレートとして規定し,各標準化業務における各レベルの内容をテンプレートからの差異を示す表記方法で記述する(7.を参照。)。これによって,各業務,各レベルのスキルの違いを明確にすると共に,スキルから業務への適性の判定を容易にしている。

後述の業務分類表に示す“1) 標準化戦略”の業務のスキル,およびそれ以外の各標準化業務のレベル2のスキルにおいては,テンプレートに対する追加を下線付きの文字で示し,テンプレートから不要になった記述を[[ ]]で囲む。各標準化業務のレベル1およびレベル3のスキルでは,その業務のレベル2からの追加を太字表記の文字で示し,レベル2から不要になった記述を[[ ]]で囲む。

5. 標準化業務の分類

標準化業務を,対象とする標準種別ごとに,標準の企画・戦略,開発,活用,普及の各フェーズについて網羅的に分類し,表1に示す。標準種別は,関連する標準化業務を区分するための種別であって,3.43.9で定義される。標準の企画・戦略,開発,活用,普及の各フェーズは,必ずしも標準化業務の時間的推移ではなく,必要に応じて並列的に,または巡回的に実行される。

表1の各セルの中の各標準化業務には,通し番号1)36) を振ってある。×は対応する業務がないことを示す。

表1 業務分類表

  標準種別
デジュール標準 フォーラム・コンソシアム標準 デファクト・プライベート標準 組織内標準 各種別共通
業務の
フェーズ
戦略 標準化戦略 1) 標準化戦略 34) コン
プライアンス
35) 人材育成 36) 知財
標準化企画 2) 情報の収集・分析・評価および標準化戦略案・戦術の作成
3) 統括(戦略)
4) 渉外(戦略) ×
団体創設 5) 団体創設(デジュール標準) 6) 団体創設(フォーラム・コンソシアム標準) 7) 団体創設(デファクト・プライベート標準) ×
団体運営 8) 団体運営(戦略,デジュール標準) 9) 団体運営(戦略,フォーラム・コンソシアム標準) 10) 団体運営(戦略,デファクト・プライベート標準) ×
開発 技術開発 11) 技術開発
作成 12) 起案(デジュール標準) 13) 起案(フォーラム・コンソシアム標準) 14) 仕様起案(デファクト・プライベート標準)
15) 原案作成(デジュール標準) 16) 原案作成(フォーラム・コンソシアム標準) ×
17) 交渉(デジュール標準) 18) 交渉(フォーラム・コンソシアム標準) 19) マーケティング(デファクト・プライベート標準) ×
団体運営 20) 団体運営(開発,デジュール標準) 21) 団体運営(開発,フォーラム・コンソシアム標準) 22) 団体運営(開発,デファクト・プライベート標準) ×
活用 実施・利用 23) 社内標準管理 ×
認証 24) 適合性評価 ×
25) 認証取得 26) フォーラム認証取得 27) 民間認証取得 ×
普及 普及戦略・企画 28) 情報の収集・分析・評価および普及戦略案・戦術の作成 ×
29) 統括(普及) ×
30) 渉外(普及) ×
宣伝・広報 31) 宣伝・広報(デジュール標準) 32) 宣伝・広報(フォーラム・コンソシアム標準) 33) 宣伝・広報(デファクト・プライベート標準) ×

1)36) の各標準化業務の内容を次に示し,そこで必要とされるスキルを,8.に示すスキルカードが規定する。

1) 標準化戦略
国・組織レベルでの標準化の効果を考慮して,国・組織レベルでの標準化活動方針を明らかにする。この活動は主として役員によって行われる。

2) 情報の収集・分析・評価および標準化戦略案・戦術の作成
関連する標準化の動向・情報を社内外から収集し,分析・加工・評価し,標準化戦略に基づいて,組織内における標準化業務を実行・支援するグループとしての活動方針に具体化(戦術の企画)する。その結果は役員に提案される。

3) 統括(戦略)
2) の活動に基づき,社内外の関係者(研究開発部門等)・関係団体と連携・調整等を行う。

4) 渉外(戦略)
2) の活動に基づき,政府・標準化機関等を対象にロビー活動を行い,対外的な情報共有・連絡・仲間作り等を行う。

5) 団体創設(デジュール標準)
標準化戦略に沿って,新規分野のデジュール標準開発を行う団体(標準化委員会)・認証組織・認証機関等を創設する。

6) 団体創設(フォーラム・コンソシアム標準)
標準化戦略に沿って,新規分野のフォーラム・コンソシアム標準開発を行う団体(標準化委員会)・認証組織・認証機関等を創設する。

7) 団体創設(デファクト・プライベート標準)
標準化戦略に沿って,新規分野のデファクト・プライベート標準開発を行う団体(標準化委員会)・認証組織・認証機関等を創設する。

8) 団体運営(戦略,デジュール標準)
新規分野のデジュール標準開発または維持を行う団体(標準化委員会)・認証組織・認証機関等を運営するための戦略を立案し,実行する。

9) 団体運営(戦略,フォーラム・コンソシアム標準)
新規分野のフォーラム・コンソシアム標準開発または維持を行う団体(標準化委員会)・認証組織・認証機関等を運営するための戦略を立案し,実行する。

10) 団体運営(戦略,デファクト・プライベート標準)
新規分野のデファクト・プライベート標準開発または維持を行う団体(標準化委員会)・認証組織・認証機関等を運営するための戦略を立案し,実行する。

11) 技術開発
標準化戦略に沿って,標準に関連する技術(特許回避する技術等)を開発し,研究成果に基づいて標準化の戦略案・戦術にフィードバックする。

12) 起案(デジュール標準)
標準化戦略に沿って,デジュール標準等に向けた素案を作成し,プロジェクト提案をする。

13) 起案(フォーラム・コンソシアム標準)
標準化戦略に沿って,フォーラム標準等に向けた素案を作成し,プロジェクト提案をする。

14) 仕様起案(デファクト・プライベート標準)
標準化戦略に沿って,デファクト・プライベート標準または組織内標準に向けた仕様を作成する。

15) 原案作成(デジュール標準)
標準化戦略に沿って,委員会活動を通じて,原案を執筆し,レビューし,コメントを提出し,コメントを原案に反映させる。修正・改正・廃止の提案をする。

16) 原案作成(フォーラム・コンソシアム標準)
標準化戦略に沿って,委員会活動を通じて,原案を執筆し,レビューし,コメントを提出し,コメントを原案に反映させる。修正・改正・廃止の提案をする。

17) 交渉(デジュール標準)
標準化戦略に沿って,国際会議において提案した原案(廃止案を含む)または阻止したい原案等につき,情報共有・連絡・仲間作りを行って賛同を得る。

18) 交渉(フォーラム・コンソシアム標準)
標準化戦略に沿って,国際会議において提案した原案(廃止案を含む)または阻止したい原案等につき,情報共有・連絡・仲間作りを行って賛同を得る。

19) マーケティング(デファクト・プライベート標準)
標準化戦略に沿って,仕様内容に対する利用者の意向を調査・分析し,利用者要求等を明らかにする。

20) 団体運営(開発,デジュール標準)
標準化戦略に沿って,新規分野のデジュール標準開発を行う団体(標準化委員会)・認証組織・認証機関等を運営する。

21) 団体運営(開発,フォーラム・コンソシアム標準)
標準化戦略に沿って,新規分野のフォーラム・コンソシアム標準開発を行う団体(標準化委員会)・認証組織・認証機関等を運営する。

22) 団体運営(開発,デファクト・プライベート標準)
標準化戦略に沿って,新規分野のデファクト・プライベート標準に関する開発・認証等を行うグループを運営する。

23) 社内標準管理
標準を満たすように,社内において製造・測定・評価・工場の稼働・監査・社内周知化等を行い,品質管理業務を行う。

24) 適合性評価
製品等に対して,標準に適合しているかどうかの評価を行い,自己認証,相互接続実験等を行う。

25) 認証取得
認証組織・認証機関等によるデジュール標準に関する適合性評価を受けて,認証を取得する。

26) フォーラム認証取得
認証組織・認証機関等によるフォーラム・コンソシアム標準に関する適合性評価を受けて,認証を取得する。

27) 民間認証取得
認証組織・認証機関等によるデファクト・プライベート標準に関する適合性評価を受けて,認証を取得する。

28) 情報の収集・分析・評価および普及戦略案・戦術の作成
作成された標準に関連する情報を社内外から収集し,分析・加工・評価して社外向けの普及のための戦略案・戦術を作成して経営陣に提案する。

29) 統括(普及)
28) の活動に基づき,社内外の関係者・関係団体と連携・調整等を行う。

30) 渉外(普及)
28) の活動に基づき,政府・標準化機関等を対象にロビー活動を行い,対外的な情報共有・連絡・仲間作りを行う。

31) 宣伝・広報(デジュール標準)
デジュール標準を他社製品等に普及させるため,標準について技術説明・宣伝・広報等を行う。

32) 宣伝・広報(フォーラム・コンソシアム標準)
フォーラム・コンソシアム標準を他社製品等に普及させるため,標準について技術説明・宣伝・広報等を行う。

33) 宣伝・広報(デファクト・プライベート標準)
デファクト・プライベート標準をさらに他社製品等に普及させるため,標準について技術説明・宣伝・広報等を行う。

34) コンプライアンス
法令順守,訴訟対応,公取対応,アクセシビリティ等に関する業務を行う。

35) 人材育成
自社の標準化人材育成の企画案の作成を行い,教育を実施する。社内全体の標準に関する啓蒙,標準化担当者の育成等を行う。

36) 知財
標準化戦略に沿って,知的財産部門と連携し,関連規格のパテントプール,パテントポリシー,その他の知財に関する情報を収集し,契約等を支援する。

6. スキルの評価指標およびレベル分け

6.1 スキル評価指標

スキルカードは,スキルの評価指標として規定する業績評価指標および業務能力評価指標の各項目の内容の集合によって構成される。

6.1.1 業績評価指標 (Evaluation criteria on performance)

標準化業務に関する人材の経験および成果を評価するための業績評価指標として,次の指標項目を用意する。

a) 責任性(responsibility)
責任をもつことが求められる範囲の大きさを標準化に関連する業務遂行の立場等によって示す。

b) 経験内容(experience)
標準化に直接関連する業務遂行における経験の細目を示す。

c) 成果内容(achievement)
標準化に直接関連する業務遂行において達成した成果を示す。

d) 社内外貢献(contribution)
標準化に直接関連しない業務の遂行における社内外への貢献。

6.1.2 業務能力評価指標 (Evaluation criteria on capability)

標準化業務に関する人材の知識および能力を評価するための業務能力評価指標として,次の指標項目を用意する。

e) 事業理解力(business comprehension)
標準化業務を遂行する際に必要となる事業を理解する知識および能力。

f) コミュニケーション力(communication)
コミュニケーションを通して標準化に関連する情報を集め,提供し,共有することによって,人脈形成を行う知識および能力。

g) ネゴシエーション力(negotiation)
標準化業務の中で交渉を通して主張し,説得し,合意形成を可能にする知識および能力。

h) 企画力(planning)
標準化業務の中で課題を抽出し,適切な対応策を導き出す知識および能力。

i) リーダシップ(leadership)
標準化に関連する組織を適切に運営・管理し,組織のメンバを統率する知識および能力。

j) 表現力(presentation)
標準化業務を遂行する際に必要となるプレゼンテーション,文書作成等を,必要とされる言語を用いて実行する知識および能力。

k) 技術理解力(technology)
標準化業務を遂行する際に必要となる技術を理解する知識および能力。

l) 実務能力(operation)
標準化業務を遂行する際に必要となる多様な各種作業に関する知識およびその知識を運用し,実行・管理する能力。

m) その他の能力(miscellaneous)
異文化理解力,先見性,集中力,モチベーション,カリスマ性,および研修または訓練等で向上させ難いその他の知識および能力。

6.2 スキルのレベル分け

5.において分類された各標準化業務を遂行する人材に要求されるスキルを次のとおり3段階にレベル分けする。

a) レベル1
標準化業務について経験があり,業務上の課題を発見でき,リーダの指導の下でその課題を解決できる。

b) レベル2
標準化業務について経験および成果があり,業務上の課題の発見および解決を指示を受けなくても(自律的)行うことができる。他者との適切な連携を通じて業務上の課題の解決を行える場合を含む。

c) レベル3
標準化業務について複数件の経験および成果があり,業務上の課題の発見および解決を主導し,下位のレベルの者に対して指導を行う(主導的)ことができる。

各レベルに求められる指標項目に関する規定の集合から成るスキルカードによって,スキルのレベルが規定される。ただし“1) 標準化戦略”の業務については,レベル分けは行わない。

スキルの各レベルは,表2に示す業績評価指標の項目規定に概ね対応する。

表2 スキルのレベルに対応する業績評価指標の項目規定

レベル 業績評価指標
責任性 経験内容 成果内容
1 補助者として対応。 列挙された経験細目の1個以上を補助的に経験。 成果はなくてよい。
2 担当者として対応。 列挙された経験細目の1個以上を自律的に経験。 成果がある。
3 リーダとして対応。 列挙された経験細目の2個以上を主導的に経験。 複数件の成果がある。

7. スキルカードのテンプレート

すべてのスキルカードに共通する内容を,テンプレートとして次に示す。

テンプレート

1) 標準化戦略”の業務のスキル,およびそれ以外の各標準化業務のレベル2のスキルにおいては,テンプレートに対する追加を下線付きの文字で示し,テンプレートから不要になった記述を[[ ]]で囲む。各標準化業務のレベル1およびレベル3のスキルでは,その業務のレベル2からの追加を太字表記の文字で示し,レベル2から不要になった記述を[[ ]]で囲む。(再掲)

8. スキルカード

1) 標準化戦略

注記6 標準化戦略の業務については,レベル分けは行わない。

2) 情報の収集・分析・評価および標準化戦略案・戦術の作成
3) 統括(戦略)
4) 渉外(戦略)
5) 団体創設(デジュール標準)
6) 団体創設(フォーラム・コンソシアム標準)
7) 団体創設(デファクト・プライベート標準)
8) 団体運営(戦略,デジュール標準)
9) 団体運営(戦略,フォーラム・コンソシアム標準)
10) 団体運営(戦略,デファクト・プライベート標準)
11) 技術開発
12) 起案(デジュール標準)
13) 起案(フォーラム・コンソシアム標準)
14) 仕様起案(デファクト・プライベート標準)
15) 原案作成(デジュール標準)
16) 原案作成(フォーラム・コンソシアム標準)
17) 交渉(デジュール標準)
18) 交渉(フォーラム・コンソシアム標準)
19) マーケティング(デファクト・プライベート標準)
20) 団体運営(開発,デジュール標準)
21) 団体運営(開発,フォーラム・コンソシアム標準)
22) 団体運営(開発,デファクト・プライベート標準)
23) 社内標準管理
24) 適合性評価
25) 認証取得
26) フォーラム認証取得
27) 民間認証取得
28) 情報の収集・分析・評価および普及戦略案・戦術の作成
29) 統括(普及)
30) 渉外(普及)
31) 宣伝・広報(デジュール標準)
32) 宣伝・広報(フォーラム・コンソシアム標準)
33) 宣伝・広報(デファクト・プライベート標準)
34) コンプライアンス
35) 人材育成
36) 知財