情報通信技術の便利さを悪用して社会に不安と緊張を与える事例が現れ,その被害者も増加しています。これらの事象に対しては,法的な対応に加えて情報通信技術としての対策が急務になっています。
そこで画像電子学会は2007年9月に“安全な暮らしのための情報技術研究会”を設立して,次のようなトピックを議論し,情報交換を行う場を提供しています。
これまでの議論は安全な暮らしのための情報技術研究会のウェブ:
http://www.y-adagio.com/public/committees/ssc/ssc.htm
に掲載されています。
下記要領で計画されている第2回 安全な暮らしのための情報技術研究会は, “高機能化するデジタルカメラに対する要件 − 増加する盗撮への対応”というテーマを設け,皆様の御講演・御参加をお待ちしています。上記の当研究会スコープ内のトピックであれば,このテーマに直接関係しない内容のご講演も歓迎します。
今回このテーマを取上げた背景として, 次のような現状把握があります。カメラのデジタル化,携帯電話のカメラ機能装備などによって,誰もがいつでもどこでも簡便に高画質の撮影を行えるようになり,その結果として盗撮事件件数の増加が社会問題化して,条例などによる規制が設けられることになりました。しかしそれでも盗撮事件の報道は後を絶ちません。さらに二次的な事件(盗撮犯に対する強請り・脅し事件,カメラをもっていただけで盗撮と間違われる事件)なども報告されています。その結果,小型カメラは携帯しない,購入しない,カメラ機能付き携帯電話は購入しない,などの市場への影響も出はじめています。こうなると,盗撮は単なる変質的傾向のある人の問題として片付けることはできず,業界としてまたは技術者として何らかの対応策の検討が望まれます。
日時: | 2008年11月4日(火) 13:00〜17:00 |
場所: | 常磐大学芝浦サテライトキャンパス
〒108-0023 東京都港区 3-3-6 http://www.tokiwa.ac.jp/shibaura/main_top.html |
講演形式: | 講演時間は質疑応答を含めて原則として40分です。8ページ程度の予稿を用意してください。使用言語は, 日本語または英語とします。 |
テーマ: | 高機能化するデジタルカメラに対する要件 − 増加する盗撮への対応 |
応募資格: | 原則として, 共著者に画像電子学会の会員を含むこととします。 |
申込方法: | 2008年9月5(金)までに, 第2回 安全な暮らしのための情報技術研究会 講演申込書等を使って, 学会事務局まで郵送, ファクシミリまたはE-mailによって演題をお申し込み下さい。 |
申込先: | 〒105-0013 東京都港区芝大門 1-10-1 全国たばこビル6F 画像電子学会事務局 安全な暮らしのための情報技術研究会担当 本田京子 宛て Tel; 03-5403-7571, Fax; 03-5403-7572 Email; kikaku@iieej.org |
予稿: | 安全な暮らしのための情報技術研究会のウェブに掲載してある安全な暮らしのための情報技術研究会予稿執筆ガイドを御参照の上, 2008年10月24日(金)までに学会事務局へご提出ください。 |
画像電子学会 第2回 安全な暮らしのための情報技術研究会 講演申込書