画像電子学会
第1回 視覚・聴覚支援システム研究会
− 視覚・聴覚支援システム及び一般 −
開催のご案内

画像電子学会は,画像情報技術を応用した視覚・聴覚支援システムの充実に向けて,平成24年度から視覚・聴覚支援システム研究委員会の活動を開始します。下記内容で第1回視覚・聴覚支援システム研究会の開催を企画いたしました。多数の皆様のご参加をお待ちしております。

研究会の詳細につきましては当研究会のウェブページ(http://www.y-adagio.com/public/committees/vhis/vhis.htm)に掲載していますので,ご確認ください。

日時:

2012年8月31日(金) 13:00〜16:50

場所: 石川県社会福祉会館 第2会議室
〒920-8557 金沢市本多町3-1-10
アクセスマップ http://www.isk-shakyo.or.jp/tekisei/map.htm
テーマ:

視覚・聴覚支援システム及び一般

参加費: 1000円(資料代)

13:00-13:05 座長 開会あいさつ

13:05-13:30 1. 視覚障害者のパソコン利用による情報アクセスの現状と課題 斎藤 正夫 (アクセス・テクノロジー)
13:30-13:55 2. 視覚障がい者向け化粧支援システムの実装 平山 亮,藏屋 直身*,小町 祐史* (金沢工大,*大阪工大)
13:55-14:20 3. 印刷テキストの音声表現のためのテクスチャマップの国際標準化と今後の関連規定 深見 拓史,小町 祐史* (インターメディアジャパン,*大阪工大)
14:20-14:45 4. 緊急場面でのパッド型端末の適用 細野 直恒,三樹 弘之*,鈴木 道夫**,平山 亮***,富田 豊**** (沖コンサルティングソリューションズ,*沖電気工業,**日本聴覚障害者建築協会,***金沢工大,****慶應義塾大)
14:45-15:00 休憩

15:00-15:25 5. 聴覚障害者のための音声認識システム−多数決原理による認識誤りの訂正 川辺 弘之,杉森 公一,瀬戸 就一*,下村 有子 (金城大,*金城大短大部)
15:25-15:50 6. 聴覚障害学生のための授業雰囲気の視覚化−教員の口調と教室内のざわめき 瀬戸 就一,南保 英孝*,新井 浩,杉森 公一**,下村 有子**,川辺 弘之** (金城大短大部,*金沢大,**金城大)
15:50-16:15 7. 人体モデリングソフトウェアによる手話のコンピュータグラフィックスアニメーション制作 平山 亮 (金沢工大)
16:15-16:20 座長 閉会あいさつ


参加申し込みは,氏名,所属,電子メールを金沢工大の平山亮(mako@infor.kanazawa-it.ac.jp)までお知らせください。当日参加も可能です。情報保障を必要とされる方は事前にご相談下さい。

研究会終了後,金沢市内にて懇親会を予定しています(実費)。

視覚・聴覚支援システム研究会設立の趣旨:
2006年国際連合において障害者権利条約が採択され,2007年にはわが国の政府も署名し,現在,批准に向けて国内法の整備が進められています。また近年地震が多発するわが国において,緊急時における障害者のサポートが必要とされています。しかし障害者をサポートする人的資源の不足,予算確保の困難さ,サポート技術の未熟,制度整備の遅れなど,解決しなければならない問題が多くあります。特に,視覚障害者・聴覚障害者に対する情報保障・コミュニケーション支援は,現状で十分とは言えません。障害者に対する情報保障・コミュニケーション支援の技術面からの解決に向けて,画像情報技術の果たす役割は大きいと考えます。そこで,画像情報技術を応用した視覚・聴覚支援システムの充実に向けて,視覚・聴覚支援システム研究会を設立します。