アジア圏には多くの日本企業が進出し, 現地での生産・販売を行い, 又はそれらを計画している。その際に強く求められるものの一つに現地の言語で書かれた文書があり, それは意味内容が適切であることはもちろんであるが, 文書スタイルにおいても現地の人にとって違和感のないものであることが望まれる。しかしアジアの多くの国では, 文書スタイルの専門家が少ないため, 彼らに適切なアドバイスを求めることは決して容易ではない。
本稿に示したスタイル指定言語ライブラリは, この問題に対して有効な解を与えることが期待される。
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今後はDSSSLのライブラリだけでなく, 低価格な処理系を得やすいXSL-FOについてもライブラリ(又はサンプルコーディング)を用意することを検討している。