資料No.EPW1-5-1 H10.8.5 作成:事務局 第4回 電子出版技術調査研究委員会WG1議事録(案) 日 時 平成10年8月5日(水) 14:00〜17:00 会 場 虎屋ビル新館6階 日本規格協会会議室 出席者(敬称略・順不同) ○印:出席 ×印:欠席 数字:代理出席 ================================= 氏 名 出欠 氏 名 出欠 氏 名 出欠 ================================= 主 査 小町 祐史 ○ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 幹 事 大久保彰徳 × −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 委 員 内山 光一 ○ 奥井 康弘 × −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 工技院 堀越裕太郎 × −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 事務局 大川 和司 ○ ================================= (出席者:3名) <配布資料>[SC]はSoftCopyで配布。 No.EPW1-4-0[SC]:第4回電子出版技術調査研究委員会WG1 Agenda(案) No.EPW1-4-1[SC]:第3回電子出版技術調査研究委員会WG1 議事録(案) No.EPW1-4-2[SC]:CSS翻訳ルール【奥井委員作成】 No.EPW1-4-3[SC]:Abstract〜4.1.1 素訳【小町主査作成】 No.EPW1-4-4[SC]:同訳語表【小町主査作成】 No.EPW1-4-5[SC]:4.1.2〜5.3.7 素訳【内山委員作成】 No.EPW1-4-6[SC]:5.4〜5.6.6 素訳【奥井委員作成】 No.EPW1-4-7[SC]:全体訳語表【奥井委員作成】 No.EPW1-4-8[SC]:6〜最後 素訳【大久保幹事作成】 No.EPW1-4-9[SC]:同訳語表【大久保幹事作成】 <議事内容> 1.前回議事録案の確認(資料EPW1-4-1) 案のとおり了承された。 2.CSS翻訳ルール(資料EPW1-4-2) 資料内容を確認し,次のルールについて確認した。 <見出し> <本文中> HTML(SGML)のAtribute属性 ' date' date属性 又は date CSSで定義したproperty特性 ' color' color特性 又は color 3.訳語 (1)6章以降の訳語(資料EPW1-4-9)について審議した。→が訂正内容案。 sign character符号→正負の符号 implementation-specific実装仕様→実装固有の rescale再調整→再スケジュール化 inherited継承→継承された fetch取り出し→取出し parse構文解析→構文解析する parserパーサ sort整列→ソート,ソートする advanced features高度機能→上位機能 parentheses (()), brackets ([]) and braces ({})→丸括弧,角括弧,波括弧 single quote一重引用→一重引用符 ruleset→規則集合 whitespace空白 inside values内部値→内部の値 additional places付加位置→追加の位置 case-insensitive無反応→大文字及び小文字を区別しない quote引用,一重−→引用符 syntaxシンタクス→構文 conforming適応→適合した shorthand簡略表記 [速記の意味でなければ左記でOK] tokenizerトークナイザ→トークン化子 encodingコード化→符号化 decodedデコード→復号された Occasional予備の→臨時の [文脈による] representation表現 shapes形状 letter書体→字 Gamma correctionガンマ補正 invocation実施する→呼出し transcendental抽象的→超越的 [この案がでました,検討ください] (2) 全体訳語表(資料EPW1-4-7)に次の訳語を追加する。 spaceスペース justification調整 justify均等割りする word-spacing語間スペース ligaturesリガチャ image画像 4.翻訳レビュー 資料EPW1-4-6:5.4〜5.6.6 素訳と資料EPW1-4-8:6〜最後 素訳についてレビューを行 った。(すべての範囲をレビューしていないため各自担当部分を見直すこと) (1) 資料EPW1-4-6:5.4〜5.6.6 素訳のレビュー結果 共通事項;"、"はすべて","に訂正すること。(議事録上は","に統一しています。) 5.4.1 'word-spacing' 【対象個所】 length単位は,省略時の語間への追加分を示す。負の値も可能だが,実装に依存する制限 がある場合もある。 UAは,正確な間隔空けアルゴリズムを選択してもよい。語間は均等 割り(alignプロパティの値であるjustification)によって影響を受けることもある。 【訂正案】 length単位は,省略時の語間への追加分を示す。負の値も可能だが,実装固有の制限があ る場合もある。 UAは,正確なスペース空けアルゴリズムを選択してもよい。語間は均等 割り(align特性の値である)調整によって影響を受けることもある。 【対象個所】 ここで,H1要素の中の個々の語の間の間隔は,1em分増加する。 【訂正案】 ここで,H1要素の各語の語間スペースは,1emだけ増加する。 【対象個所】 CSS1コア:UAは, word-spacingの値が何であれ, normalと解釈することがある。 【訂正案】 CSS1コア:UAは,どのような語間スペースの値も normalと解釈してよい。 5.4.2 'letter-spacing' 【対象個所】 length単位は,省略時の文字間隔への追加分を示す。負の値も可能だが,実装に依存する 制限がある場合もある。 UAは,正確な間隔空けアルゴリズムを選択してもよい。文字間 は均等割り(alignプロパティの値であるjustification)によって影響を受けることもあ る。 【訂正案】 length単位は,省略時の字間スペースへの追加分を示す。負の値も可能だが,実装固有の 制限がある場合もある。 UAは,正確なスペース空けアルゴリズムを選択してもよい。文 字間は均等割り(align特性の値である)調整によって影響を受けることもある。 【対象個所】 この場合, BLOCKQUOTE要素内の個々の文字間の間隔は0.1em空くことになる。 【訂正案】 この場合, BLOCKQUOTE要素内の各文字の字間スペースは0.1emだけ増加する。 【対象個所】 値がnormalの場合,UAはテキストの均等割りを行うため文字間隔を変えることがある。 【訂正案】 値がnormalの場合,UAはテキストの均等割りを行うため字間スペースを変えてもよい。 【対象個所】 2文字間の結果としての間隔が省略時値と同じではない場合,UAはリガチャを使用しては ならない。 【訂正案】 結果としての2字間のスペースがデフォルトのスペースと同じではない場合,UAはリガチ ャを使用してはならない。 【対象個所】 CSS1核機能: UAは,任意のletter-spacingの値をnormalを解釈してもよい。 【訂正案】 CSS1コア: UAは,どのようなletter-spacingの値も normalとして解釈してよい。 5.4.3 'text-decoration' 【対象個所】 継承:なし(下記の詳細記述を参照のこと) 【訂正案】 継承:なし(次の詳細記述を参照のこと) 【対象個所】 この特性は,継承されないが,要素はその親と一致していなければならない。つまり,あ る要素に下線が引かれた場合,その線は子の要素にも引かれる。下線のカラーは,子孫の 要素が異なるcolor値を持っていたとしても,同じとする。 【訂正案】 〜同じとする。→〜同じとなる。 【対象個所】 上記の例は,すべてのリンク(HREF属性を持つすべてのA要素)のテキストに下線が引か れる。 【訂正案】 この例は,すべてのリンク(HREF属性を持つすべてのA要素)のテキストに下線を引く。 5.4.4 'vertical-align' 【対象個所】 パーセント値:要素自身のline-heightに対する値 【訂正案】 パーセント値:要素そのもののline-heightに対する値 【対象個所】 'baseline' 要素のベースラインを親のベースラインに揃える(要素がベースラインを持たない場合, 下部を揃える) 'middle' 要素(普通はイメージ)の縦方向での中間点を親要素のベースライン+ x-heightに揃え る 'sub' 要素を下付き文字にする 'super' 要素を上付き文字にする 'text-top' 要素の上部を親要素のフォントの上部に揃える 'text-bottom' 要素の下部を親要素のフォントの下部に揃える 別の特性は,要素を含むフォーマット済みの行に相対とする。 'top' 要素の上部を行で最も高い要素に揃える 'bottom' 要素の下部を行で最も低い要素に揃える 【訂正案】 baseline ←"'"をトル(以下同様) 要素のベースラインを親のベースラインに揃える。要素がベースラインを持たない場合, 下部を揃える。 middle 要素(普通は画像)の縦方向での中間点を親要素のベースラインに x-heightの半分を加 えた位置に揃える。 sub 要素を下付き文字にする。 super 要素を上付き文字にする。 text-top 要素の上部を親要素のフォントの上部に揃える。 text-bottom 要素の下部を親要素のフォントの下部に揃える。 次の特性集合は,要素を含むフォーマット済みの行に相対とする。 top その行の中で最も高い要素に揃える。 bottom その行の中で最も低い要素に揃える。 ★これ以降はレビュー未実施。 (2) 資料EPW1-4-8:6〜最後 素訳のレビュー結果 共通事項;"、"はすべて","に訂正すること。(議事録上は","に統一しています。) 6.1 長さの単位 【対象個所】 長さの値のフォーマットは,任意の符号(+又は−,+がデフォルト)に数字(小数点付 きまたはなし)がそれに続き,単位記号(2文字省略形)がそれに続く。'0'の数字のあと の単位記号は任意である。 いくつかの特性は負の長さの単位を認める,しかしこれは組版モデルを複雑化するし,実 装仕様限定になる。もし負の長さの値がサポート出来ないときは,サポートされるもっと も近い値にクリップされなければならない。 長さの単位には2種類ある,相対と絶対である。相対単位は,他の長さの特性によって特 定される。相対単位を用いるスタイルシートは,メディアから他のメディア(例えば,デ ィスプレイからレーザープリンタ)への寸法取りはより容易である。パーセント単位(下 記に示す)とキーワード値(例 'x-large')は,同様の利点を持つ。 【訂正案】 長さの値のフォーマットは,オプションの符号(+又は−,+がデフォルト)のあとに数 字(小数点付きまたは少数点付きなし)が続き,その直後に単位記号(2文字省略形)が 続く。'0'の数字のあとの単位記号は任意である。 いくつかの特性は負の長さの単位を認める,しかしこれはフォーマッティングモデルを複 雑化するし,実装仕様固有の制限があるかもしれない。もし負の長さの値がサポート出来 ないときは,サポート可能な最適値に近似する。 長さの単位には,相対と絶対の2種類ある。別のレングス特性に相対的な長さを指定する 。相対単位を用いたスタイルシートは,あるメディアから他のメディア(例えば,ディス プレイからレーザープリンタ)へ容易にスケーリングできる。パーセント単位(下記に示 す)とキーワード値(例 'x-large')は,同様の利点を持つ。 【対象個所】 相対単位 'em' 及び 'ex' は,要素自身のフォントサイズと相対的である。CSS1 の唯一 の例外ルールは,フォントサイズ属性であり,一方 'em' 及び 'ex' の値は親要素のフォ ントサイズを参照とする。 ピクセル単位は最後のルールが用いられ,カンバスの解像度,たとえばもっとも多いのが コンピュータディスプレイだが,と相対的である。出力装置のピクセル密度が,典型的な ディスプレイと大幅に違うとき,UA はピクセル値を再調整しなければならない。推奨参 照ピクセルは,90dpi のピクセル密度で,読者の腕の長さから見る場合の装置の一ピクセ ルの視角である。腕の長さは普通は28インチ(),視角は約 0.0227 度である。 【訂正案】 相対単位 'em' 及び 'ex' は,要素そのもののフォントサイズと相対的である。CSS1 の 唯一の例外規則は,フォントサイズ特性であり,一方 'em' 及び 'ex' 値は親要素のフォ ントサイズを参照する。 画素単位はこの例外ルールを用いるが,描画面の解像度と相対的である。たとえばコンピ ュータディスプレイが多い。出力装置の画素密度が,典型的なディスプレイの密度と大幅 に違うとき,UA は画素値を再スケーリングしなければならない。推奨参照画素は,90dpi の画素密度の装置を,読者の腕の長さから離れて見た場合の一画素の視角とする。腕の 長さは普通は28インチ(),視角は約 0.0227 度となる。 ★これ以降はレビュー未実施。(ただし,8 参照 → 8 文献) 5.CSS/TR原案作成までのスケジュール ★各担当部分の翻訳;8月17日必着で事務局へ提出する。 ・幹事会での審議 ;上記資料を事務局にてマージしたものを幹事会資料とする。 (幹事会は,8月18日日本規格協会第3会議室14:00〜17:00) ・次回WG1 ;第5回WG1(8月21日日本規格協会1階応接室14:00〜17:00) ・工技院提出 ;8月25日予定。 以上