この附属書では、ISO/IEC TR 9573-11:1992が定義する国際規格文書 用DTDをもとに設計した、JIS規格文書用DTDを定義する。
JIS規格用文書であることを明示するため、文書型名は"STANDJIS"と する。
要素STANDARDのもつ、書誌的情報を示す属性群を、JISの規格制定手続 きに合わせて変更した。要素STANDARDは次に示す属性をもつ。
この属性は、文書の種別及びその作成段階を示す。次のいずれかの値をとる。
この属性は、JIS技術報告のタイプを示す。文書がJIS技術報告であ る場合(属性STATUS=の値がJTR又はDJTRである場合)に、値1、2又は3をとる。
規格が業界規格等の追認として制定された等の場合に、 その事情を示す文字列を値として設定する。
この属性は、規格がJIS独自に起草されたものか、対応する国際規 格を翻訳したものかを示す。次に示すいずれかの値をとる。
この規格は、対象となるJISマークの種別を示す。次に示すいずれ かの値をとる(デフォルト値はUNSPECIFIED)。
参照番号(REFNUM)は、JIS規格番号(JISNUM)及びオプションの対応国 際規格番号(ISNUM)からなる。
JIS規格番号は、次のものからなる。
日本工業規格の部門記号を、英字1文字で記述する。
日本工業規格の部門内番号を、10進数字の列として記述する。
規格の出版年度(西暦)を、10進数字の列として記述する。
対応国際規格番号は、対応する国際規格の文書番号を文字列として記述 する。
題目は、次のものからなる。
(オプション。部に分れている場合)
(オプション。部に分れている場合)
出版情報(PUBINFO)には次の内容を記述する。
主務大臣を示す。内容は常に文字列"通商産業大臣"となる。
規格制定の日付を示す。
オプション。規格が改正された場合、改正の日付を示す。
オプション。規格が確認された場合、確認の日付を示す。
オプション。規格が廃止された場合、廃止の日付を示す。
規格の制定/改正/確認/廃止が官報に公示された日付を示す。
規格原案の作成を行った団体の名称を記述する。
審議部会の部会名及び部会長名を記述する。
工業技術院の担当部課名及び連絡先住所を記述する。
規格票の価格(円)を記述する。
規格の関連する分野を示す。UDC番号又はICS番号のいずれかを記述 する。
規格を検索するためのキーワード(KW)を1個以上記述する。
制定日付、改正日付、確認日付、廃止日付及び官報公示日付は、い ずれも1個の日付要素からなる。日付(DATE)は、年、月及び日の3要素か らなる。年(YEAR)には西暦の年を10進数字の列として記述する。月 (MONTH)及び日(DAY)には、それぞれ月及び日を10進数字の列として記述 する。
日本工業規格としてのまえがき(JFOREWORD)はオプションであり、そ
の規格が国際様式規格である場合に、原国際規格の文書番号及び発行年、
制定経過、規格を適用する場合の注意事項などを記述する。日本工業規格としてのま
えがきは、前書き(FRONTM)要素中において、題目ページ(TITLEP)要素及
び目次(TOC)要素(もしあれば)の後ろに置く。
本体(BODY)及び附属書(ANNEXN, ANNEXI)の段組み数のデフォルト値 は、1とする。
解説(TUTORIAL)は、文書全体(STANDJIS)の末尾に置く。解説中には、 本体(BODY)及び附属書(ANNEXN, ANNEXI)の場合と同様、0個以上の節 (H1)要素を置くことができる。また、解説の末尾には、必要ならば原案 作成委員会の構成表(DRFTCOM)を置くことができる。この構成表は複数 あってもよい。
DRFTCOM要素は、1個の委員会名(C-NAME)要素と1個の委員リスト (CM-LIST)要素をこの順に並べたものからなる。DRFTCOM要素の開始タグ 及び終了タグはいずれも省略できない。
C-NAME要素の内容は#PCDATAとする。C-NAME要素の開始タグは省略で きないが、終了タグは省略してもよい。
CM-LIST要素は、0個以上の委員(C-MEM)要素から構成される。 CM-LIST要素の開始タグ及び終了タグはいずれも省略できない。
C-MEM要素は、1個の委員氏名(CM-NAME)要素と1個の委員所属 (CM-ORG)要素がこの順に並んだものからなる。C-MEM要素の開始タグは 省略できないが、終了タグは省略してもよい。
C-MEM要素は、属性ROLEをもつ。属性ROLEの値としては、委員の役職 名を文字列として記述する。その委員が特に役職に就いていない場合、 属性ROLEの指定は省略する。
CM-NAME要素及びCM-ORG要素の内容はいずれも#PCDATAとする。これ らの要素は、いずれも開始タグは省略できないが、終了タグは省略して もよい。