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4. 電子化文書の記述言語とフォント

4.1 文書生成モデルと標準化


文書の生成過程における各処理と,処理間に受渡される情報とを図示すると,図4.1のようになる。ここで矩形が処理を示し,円筒形が情報を示す。それらの文書情報の交換には,その情報の表現形式,交換様式を送り手と受け手との間であらかじめ取決めておくことが必要である。図中の円筒形に付した文字列は,既に利用可能な情報表現形式または交換様式の名称の短縮形であり,正式な名称は次のとおりである。

SGML:Standard Generalized Markup Language[文献2)]
HTML:HyperText Markup Language[文献3)]
XML:Extensible Markup Language[文献4)]
DSSSL:Document Style Semantics and Specification Language[文献5)]
SPDL:Standard Page Description Language[文献6)]
PS:PostScript[文献7)]
FONTS:Font Information Interchange[文献8)]
これらの中の幾つかは,既に広く利用されている。

この文書生成モデルは,文書処理の発達,特に各作業の電子化と各段階での文書情報交換への要求に伴ってしだいに明確化され,整備された。

  図4.1 文書生成モデル


文献


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