ユニコードコンソシアムは, ISO/IEC 10036 登録機関の責務を引き受けることをISOに要求し, 承認された(JTC1 N5720)。
JTC1/SC34は, ユニコードコンソシアムのようなリエゾン組織が既存の国際規格の廃止を要求することはできないことを確認し, 国際規格の廃止は規格定期見直し手続きの中で議論しなければならないことを確認した。
SC34は, ISO/IEC 10036登録機関の責務を日本が引き受ける可能性を認め, 日本の何らかの機関がそれを引き受けるかどうかの決定を, 2000年6月までに求める。
SC34の決定に応えて, Glocomは登録機関の責務を引き受けることを提案した(SC34 N0145)。
SC34は, このGlocom提案を評価し, 2000年6月の会議で次の決定を行った。
SC34は, ISO/IEC 10036の登録機関としての責務引受けの合意を確認するGLOCOMからのレター(SC34 N0145)に着目し, 責務の移転を承認すると共に, この要望を承認のためJTC1に提出することを求める。
JTC1は2000年11月の会議で, ISO/IEC 10036の登録機関としての責務をGlocomに移転することを受理した(JTC1 N6340を参照)。
(1) 背景
その承認の直後にユニコードコンソシアムは, 登録要求がもはや無いとの理由で, 登録業務を停止することを宣言し(SC34 N0092), 国際規格ISO/IEC 10036 の廃止をISOに要求してきた。
(2) 1999年12月のJTC1/SC34会議
さらにJTC1/SC34は, ISO/IEC 10036 登録機関に関する次の決定を行った。
(3) Glocom の提案
(4) 2000年6月のJTC1/SC34会議
(5) 2000年11月のJTC1会議