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5. 連続メディア/放送への応用


Web上での最近のXML応用の一つに, ファイルのバッチ転送を拡張したテレビ放送の機能と形態の導入がある。既存の放送をインタネットを介して配信する試みは既に始まっており, 3.2.4に示したSMIL(同期化マルチメディア統合言語)がW3Cによって開発された。SMIL 1.0はWeb上でテレビ番組のような連続メディアを扱うことを容易にし, 自然な継続時間をもつメディアの放送形態のサポートを可能にしている。

つまりSMIL 1.0はXMLのタグセットであって, 次の機能を実現している。

しかしこれによって実現されるサービスは, 従来のテレビ放送に及ぶものではなく, しかもこれまでWeb環境で扱われてきた離散メディア(静止文書)との統合も不充分である。

これらの問題を解決するために, W3CではSMIL 1.0の拡張版(とりあえずSMIL Bostonと呼ばれる)の開発が行なわれている。既ににWD[文献15)]が公開され, テレビ放送との統合, アニメーション機能, 時間軸に沿ったプレゼンテーションのナビゲーションに対するサポートの向上, SMILマーク付けの他のXMLベースの言語とのインテグレーションなどが盛り込まれつつある。これによって, 間近に迫ったデジタルテレビ放送にマルチメディアオブジェクトを統合することが容易になるであろう。ここでXMLは, SMIL 1.0の場合と同様にセマンティクスの表現手段として利用される。

SMIL BOSTON


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