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1. はじめに



XML(Extensible Markup Language)は, ISO/IEC JTC1(SC18/WG8, SC34)におけるSGML(Standard Generalized Markup Language)を中核とする文書記述言語に関する地道な標準化活動[1],[2]を基盤として, W3C(World Wide Web Consortium)のエキスパート達によって開発された。

ここではXMLの標準化活動の中でも特に国内における活動を中心として紹介する(規格等の内容には言及しない。)。XMLの国内標準化活動は, W3CにおけるXMLの検討とほぼ並行して行われたため, その検討結果は直ちにW3Cでの議論に組み入れられ, W3Cの勧告(Recommendation)に色濃く反映された。その意味では, XMLの国内標準化活動は, 他の多くの国内標準化活動とは幾分趣きを異にする。

そこでその背景と経緯をここに纏めて紹介する。



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