8. OReLでの実証


国際大学グローバル・コミュニケーション・センターでは、WWW上の学術リソースを対象にした検索サービスであるOReL (Online Resource Locator)を作成・運用している (http://www.glocom.ac.jp/arc/orel/)。OReLは端的に言えば、ウェブ上で利用可能なデータベース検索システムである。利用者は、OReL側に登録された属性情報によってリソースを検索できる。 これは、論文などのリソース本体を登録するレポジトリ型のサービスではなく、リソースの書誌情報(メタデータ)だけを集約したメタデータのデータベースである。学術リソースの場合も、WWW上に散在するリソースを効率よく検索・入手するためには、リソースをコンピュータの知的処理によって抽出される情報だけでなく、人のインテリジェンスによってリソースに対し与えられるメタデータが重要である。


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