OEDC 第4回委員会議事録 ■日時:11月12日 10:00-12:00 ■場所:国際大学GLOCOM ■出席者:小町、大久保、檜山、山内、上村(以上5名) ■配布資料:1. アジェンダ(OEDC97-4-0) 2. 前回議事録(OEDC97-4-1) 3. 報告書構成案(OEDC97-4-2) 4. MMF資料1(OEDC97-4-3) 5. MMF資料2(OEDC97-4-4) 6. 他言語環境プロジェクト資料(OEDC97-4- ) ■議題 1. 前回議事録レビュー 前回の議事録のレビューを行なった。前回の会議では「この委員会の方針として は、WWW上のリソースのラベリングの方式を決め、リンクのカイドラインを示し、 残りはエンドユーザのフィルタリングにまかせる」という結論に達していたが、 この内容が抜けていたため、議事録に追加した。 2. 調査報告 前回話題に上ったPICS、RDF等について調査した結果を報告した(上村・配布資料 OEDC9 7-4-4、4-5を参照のこと)。 ディジタル・ビジョン・ラボラトリーズのMulti-schema Metadata Formatについ て報告した(上村・配布資料 OEDC97-4-4、4-5を参照のこと)。 【討議の内容】 ・「メタ情報やスキーマの集中管理」と「メタ情報を分散的に管理する」こととはト レードオフの関係にあり、一般的にどちらがよいということを言うことはできない が、この委員会としての方針をそろそろ決定する必要がある。 ・集中管理をするためには、ある種の「政治力」が必要であり、この委員会の手の届 くところにはないのではないか。 →分散管理をするとしても、広く受け入れられるためには影響力が必要である。ど こかで妥協する必要がある。 ・一つのスキーマ、または表現形式をTR化するのではなく、複数の表現形式を渡り歩 くためのフィルタリングの方式を作成するという方向はどうか。一つのスキーマを 採用するよりも、TRとしての性格に会うのではないか。 ・商品のメタ情報を管理するような場合、なんらかの統制原理が働いているコミュニ ティ(例えば、オンラインモールなど)の中で行なう必要がある。 【今後の方向性】 ・概念的にフラットなインターネットではなくて、その枠内ではある程度統制が保た れているオンラインモールなどの場をユーザが渡り歩くために必要なリンクの方法 を提案する。 ・実証のために、GLOCOMで作成している学術WWW文献データベース(Online Resource Locator: OReL)を利用して実験を行なう。 【次回までの課題】 ・具体的なプランを作成する。 ・Warwick Frameworkを翻訳する。 ・OReLでの実証実験を検討する。 3. 調査研究の実施方法とまとめ方 報告書作成の方針について、提案があった(小町・配布資料 OEDC97-4-2を参照の こと)。 4. 次回確認 次回委員会は、12月22日(月)14:00 - 17:00、GLOCOMで行なう。 5. その他 多言語環境プロジェクトに関して報告があった(山内)。