この節では、SPDLの一般的体系について述べる。
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]]>基本的な文書処理モデルは、 Creation and Editing Process> generates the character text and graphics which comprise the logical content of the document, and the logical document structure.
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作成編集プロセスは、文書の論理構造及びその内容を構成する文字テキスト及び図の生成を分担する。
作成編集プロセスは、組版割付けプロセスが提示用に文書内容をどのように書式化すべきかを指定する情報を生成してもよい。
編集可能形式文書は、作成編集プロセスによって生成された文書の論理的な内容及び構造を表現する。
これはまた、作成編集プロセスが生成し、文書内容を提示用にどのように書式化すべきかを指定する一切の情報をも含む。
組版割付けプロセスは、文書の文字テキストを組版し、図形要素を書式化し、さらに組版された文字テキスト及び図を、提示用に割付けする。
すべての組版、書式化及び位置決めに関する決定は、組版割付けプロセスが行う。
これらの決定は、次のものを含む。
組版割付けプロセスに指示を与える書式指定は、編集可能形式文書の一部分であってもよく、その文書から分離されていてもよい。
&isoiec10179;は、編集可能形式文書とは分離した形で書式指定を与えるための一つの形式を定義している。
組版割付けプロセスに対する入力は、編集可能形式文書及び書式指定に加えて、最終形式文書に組み込むべき書式化済み要素を含んでいてもよい。
最終形式文書は、組版割付けプロセスによって決定された、組版、書式化、及び位置決めの結果を表現する。
文書の論理的な構造、書式指定、又はそれらの決定の目的を表現する必要はない。
提示プロセスは、文書を適当な媒体上に可視化することによって、その提示を行う。
提示プロセスはまた、文書提示の一部である任意の仕上げ処理(例えば化粧裁ち、ステープル処理、製本処理など)をも実行する。
SPDLは、最終形式文書の形式とする。
それは、組版割付けプロセスによって行われた決定を効率よく表現するための手段を提供する。
SPDLは、文書の論理的な構造を表現するための手段を提供するものではない。
編集可能形式文書への組版割付けプロセスの適用が、 SPDL文書の主な供給元となる。
これに加えて、SPDL文書は、次に示す処理によって生成されてもよい。
SPDL文書は、組版割付けプロセスによって指定された理想的な像を表現する。
組版割付けプロセスによって指定された記述を可能な限り近似できるよ
うに文書の可視化処理を提示装置の制約に適合させることは、SPDL提示
プロセスの分担とする。
SPDL文書は、異なった時刻及び/又は場所において、何度も提示されてよい。
このため、特定の提示に固有なパラメータにも対処できなければならない。
Document Production Instructions>.
]]>これらのパラメータは、 文書作製命令は、SPDL文書の一部分として提示プロセスに伝えてもよく、別の機構によって利用可能にしてもよい。
文書の一部分ではない文書作製命令を提示プロセスで利用できるようにする方法は、この規格の適用範囲外とする。
SPDL文書の主要な用途は、SPDL提示プロセスへの入力として用いることとする。
これに加えて、SPDL文書は、文書内容中の書式化済み部分を表現するために使ってもよい。
そのような予め書式化された文書内容は、他の文書中に組み込むために組版割付けプロセスへの入力として使ってもよい。
structure> and 内容は、ページ記述言語の形式をとり、ページ像をどのように生成するかを指定する。
内容の処理は、構造の処理に依存する。構造の処理は、内容の処理を可能にするための文脈を構築する。
提示プロセスは、フォント又は格納されたSPDL文書の一部分等、SPDL文書から参照しうる付加的データのさまざまな供給元を利用可能にしてもよい。
environment> of the Presentation Process.
]]>そのようなデータ全体を総称して、提示プロセスの 文書構造は、文書を、より小さな部分へと繰り返し分割した結果とする。
structure elements>.
]]>その結果として得られる各部分を 文書構造は階層的とする。
その最上位の構造要素を 文書の小部分への分割を表現することに加えて、文書構造は、次のことを支援する。
content> of a document is the data contained in TOKENSEQUENCE structure elements.
]]> External Structure Element> is a structure element which is included in an SPDL document by reference.
]]>参照によってSPDL文書中に包含される構造要素を、 resource> is an information object which is available in the environment of the Presentation Process.
]]>提示プロセスの環境内において利用可能な情報オブジェクトを SPDL文書は、文書構造及び文書内容から構成され、またこれらのデータは分離可能であるため、提示プロセスはそれぞれ構造及び内容を別々に処理する副次的プロセスを含むものとしてモデル化できる。
Structure Processor> and the 文書構造処理は、SPDL文書の構造要素、構造要素の型、構造要素間の階層的な関係、及び提示順序を解析することからなる。
構造処理は、提示のために次のことも行う。
through 文書提示は、エラーメッセージや警告の生成を含む提示プロセスの手段のすべてを含む。
and
構造表現交換様式の2進形式は、&isoiec8825;で規定する基本符号化規則によって符号化した、&isoiec8824;で規定する抽象構文記法1(ASN.1)を用いる。
構造表現交換様式の平文形式は、 ISO/IEC 646 IRV により符号化した、ISO 8879で規定する文書記述言語(SGML)を用いる。
内容表現交換様式は、2進及び平文形式のそれぞれについて、コンパクト化と効率化のために最適化された特別な符号化を用いる。
SPDL文書を印刷する能力をもつ印刷サービスは、その一部としてSPDL提示プロセスをもつ。
この節では、このような印刷サービスと、組み込まれたSPDL提示プロセスとの関係について述べる。
印刷サービスがSPDL文書を印刷する場合、その印刷操作パラメータは、文書の可視化及び提示に影響を与えるパラメータを含んでいてもよい。
このようなパラメータは、補足DPIと呼ばれる文書作製命令を指定する。
印刷サービスの実装は、SPDL提示プロセスからSPDL文書及び補足DPIを
利用できるようにする処理を分担する。
SPDL提示プロセスは、特定の提示に関連する補足DPIとして与えられた文書作製命令と、SPDL文書内に含まれている文書作製命令との間の相互作用を解決する。
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]]>この関係を ISO/IEC 10175は、標準的な(抽象)印刷サービスを提供する標準文書印刷アプリケーションを規定する。
文書の印刷は、一つの文書及び印刷操作パラメータの集合を伴った印刷操作を起動することによって行う。
ISO/IEC 10175で規定する印刷操作パラメータは、印刷ジョブ管理命令と文書作製命令からなる。
印刷ジョブ管理命令は、SPDL文書の提示には影響しない。
しかし、すべてではないが、ISO/IEC 10175で定義する文書作製命令の幾つかは、SPDL提示プロセスに適用できる。
ISO/IEC 10175印刷ジョブ管理命令の意味、及びISO/IEC 10175印刷操作パラメータとして現われうる文書作製命令の一般的な意味は、ISO/IEC 10175で規定する。
ISO/IEC 10175印刷操作パラメータとして現われることができ、かつSPDL文書の提示に適用できる文書作製命令が、SPDL文書の提示に使用された場合の特有の意味については、この規格で規定する。
作成編集プロセス
編集可能形式文書
組版割付けプロセス
最終形式文書
提示プロセス
SPDL文書
SPDL文書の供給元
SPDL文書提示
SPDL文書の用途
SPDL文書体系
文書構造
文書>構造要素とする。
文書>構造要素は下位のページ集合>構造要素及び/又はページ>構造要素を含んでもよい。
ページ集合>構造要素は再び下位のページ集合>構造要素及び/又はページ>構造要素を含んでもよい。
各ページ>構造要素は、提示媒体の単一の実現値の上に提示される文書のその部分についての記述を含む。
ページ>構造要素は、下位のピクチャ>構造要素及び/又はトークン列>構造要素を含んでもよい。
ピクチャ>構造要素は、下位のピクチャ>構造要素及び/又はトークン列>構造要素を含んでもよい。
トークン列>構造要素は、文書内容を含む構造要素とする。
文書>構造要素及びページ>構造要素は、意味的には区別されるが構文的には区別されない。
単に構造の階層中で最上位水準にあるページ集合>構造要素又はピクチャ>構造要素を文書>構造要素とする。
同様に、単にピクチャ>構造要素の階層中で最上位水準にあるピクチャ>構造要素をページ>構造要素とする。
ページ>構造要素又はその一部分を選択すること。
ピクチャ>構造要素を抽出する組版割付けプロセス、又は、一つのシートに複数の画像を結び付けることにより新たな文書を生成する面付けプロセス)は、この規格の適用範囲外とする。
文書内容
トークン列>構造要素に含まれるデータを文書のトークン列>構造要素の中の文書内容は、トークン列>構造要素中のトークンの並びを解釈していくことからなる。
トークンを解釈するプロセスの全体を、仮想状態機械としてモデル化する。
外部構造要素
外部宣言>構造要素中で宣言しなければならない。
資源
資源宣言>構造要素中で宣言しなければならない。
文書提示
ページ集合>構造要素及びページ>構造要素に適用する。
トークン列>構造要素の解釈文脈を構築する。
表現交換様式
印刷サービスとの関係
文書作製命令
ISO/IEC 10175との関係