媒体文書作製命令

媒体文書作製命令は、文書提示に用いる媒体群の指定及び各ページ像 の提示に用いる媒体の選択の指定を行う。 媒体宣言及び媒体選択プロセスの結果として、個々のページ順序番 号に対して1個の媒体が関連付けられる。 . ]]> 実媒体上のページ像の配置についてはで規定する。

ロール媒体プリンタ又は他の連続媒体を用いるプリンタの場合、 媒体上で1個のページ像を置くことのできる部分を1個の実媒体とみなす。 そのような実媒体は、ページ像が描かれた後で、提示プロセスによって切り離される。 ソフトコピー装置等の提示プロセスは、ページ像を、後で物理的な提示面に表示することのできる仮想的な提示面に置いてもよい。 そのようなシステムでは、それぞれの仮想的な提示面が独立した1個の実媒体と して扱われる。 これらの仮想的な提示面から物理的な表示面への対応付け、及び 将来の表示のためにシステムが仮想的な提示面を保存する能力は、システム依存とする。

文書提示に用いる媒体の指定は、次に示す2段階からなるプロセスとする。

  1. 媒体宣言によって、1個以上のページの提示に用いてもよい各媒体を宣言する。
  2. 媒体選択文書作製命令又は現媒体文書作製命令によって、各ページ構造要素の提示に用いる媒体を選択する。

. ]]> 媒体文書作製命令によって影響を受ける提示パラメタを、に示す。 パラメタ 影響 medium-list 文書提示に利用可能な媒体群 medium-select 媒体選択文書作製命令によって、その文書内のページ群のために選択された媒体群 current-medium 現媒体文書作製命令によって、あるブロック構造要素内のページ群のために選択された媒体群

媒体宣言

最初に、1個以上のページの提示に用いることができる各媒体を媒体宣 言によって宣言する。

媒体指定

媒体は、媒体名によって指定してもよく、一連の媒体特性によって指定してもよく、媒体名と媒体特性との組合せによって指定してよもい。

媒体特性の幾つかの場合、意味が規定された値の集合が、割り当てら れた型がとりうる値すべてを含まなくてもよい。 so long as the value is of the appropriate type. ]]> 媒体特性群構造要素は、ある媒体特性について、で意味が定義されている値以外の値を指定してもよい。ただし、その値は適切な型の値でなければならない。 そのような媒体特性の効果は、システム依存とする。

媒体特性群構造要素はまた、この規格が定義する媒体特性群に加えて、それ以外の媒体特性群を指定してもよい。そのような媒体特性の効果はシステム依存とする。

物理媒体の選択

媒体識別の主要な手段は媒体名構造要素とする。 媒体名構造要素は特定の媒体(例えば特定の製品)を識別して もよく、媒体のタイプ(例えばISO A4用紙)を識別してもよい。 媒体名構造要素が特定の媒体を識別する場合、追加特性はいずれも媒体の代替 のためだけに用いられる。 媒体名構造要素が媒体のタイプを識別する場合、提示プロセスで利用可能なそ のタイプの媒体群の中から選択を行うために、他の媒体特性を使用してもよい。 媒体のタイプを識別する媒体名構造要素の一例として、ISO A4用紙を識別する公開オブジェクト識別子がある。 この媒体名構造要素の値とともに用いてよい追加特性には、媒体 重量及び媒体色が含まれる。

媒体指定構造要素が媒体名構造要素の値を含まない場合、媒体特性群を用いて1個の媒体が選択される。 媒体特性は媒体特性群構造要素によって明示的に指定してもよく、媒体名又は媒体タイプ特性によって暗黙的に指定してもよく、無指定時値が用いられてもよい。 . ]]> この規格が定義する媒体特性群をに示す。 特性 意味 medium-size 媒体の寸法 medium-color 媒体の色 medium-weight 媒体の重量 medium-type 媒体のタイプ medium-tooth 媒体のtooth medium-grain 媒体のgrain medium-finish-edge 特徴的な性質をもつ媒体の辺

これらの特性群の無指定時値は、この節で規定する。

媒体名構造要素を指定しない媒体指定構造要素に対して媒体を割り当てる方法は、システム依存とする。

利用可能なものの中から媒体を選択するシステムの能力は、システム依存とする。 システムが、ある特定の媒体群を利用可能である必要はない。利用可能な媒体 群の集合から媒体を選択できる必要もない。 この規格では、利用可能な媒体の集合から媒体を選択できるシステムが、特定 の媒体を媒体指定構造要素に対して割り当てる方法だけを規定する。 システムは、すべての媒体指定構造要素に対して単一の無指定時媒体を割り当ててもよく、システムの現在の状態に依存する媒体(例えば、特定の給紙トレイ内にある任意の媒体)を割り当ててもよい。

medium-list提示パラメタ

medium-list presentation parameter. ]]> 文書の特定の1ページを提示するのに用いてよい媒体群のリストは、 medium-list提示パラメタの現在値によって指定する。 medium-list presentation parameter is a list of name/medium pairs for which: ]]> medium-list提示パラメタは、次に示す名前と媒体との対のリストとする。

  • 名前部は、媒体宣言構造要素によって指定された名前とする。
  • 媒体部は、その媒体宣言構造要素の媒体指定構造要素 を最もよく満たす物理媒体を表現する。

medium-list presentation parameter is a null list. ]]> medium-list提示パラメタの無指定時値は、空リストとする。 medium-list for the scope of the Medium Document Production Instruction. ]]> 各媒体宣言構造要素は、その媒体文書作製命令の有効範囲内において、 medium-listに名前と媒体との対を追加する。

無指定時媒体

媒体宣言によって識別される媒体に加えて、各回の提示には無指定時 媒体が存在する。 無指定時媒体を設定する方法は、この規格の適用範囲外とする。 default-medium Print Operation Parameter. ]]> ISO/IEC 10175印刷サービスの一部である提示プロセスの場合、無指定時媒体はdefault-medium印刷操作パラメタの値によって設定してもよい。

ページ順序番号への媒体の関連付け

媒体宣言及び媒体選択プロセスの結果、個々のページ順序番号に対 して1個の媒体が関連付けられる。 各ページ順序番号に関連付けられる媒体は、次に示す2個の提示パラメタによって選択される。

  • medium-select presentation parameter; ]]> medium-select提示パラメタ。
  • current-medium presentation parameter. ]]> current-medium提示パラメタ。

medium-select presentation parameter is set by the Medium Select Document Production Instruction, which is only valid in Supplementary DPI. ]]> medium-select提示パラメタは、媒体選択文書作製 命令(補足DPI内でだけ有効)によって設定される。 current-medium presentation parameter is set by the Current Medium Document Production Instruction, which is only valid in Document DPI. ]]> current-medium提示パラメタは、現媒体文書作製 命令(文書内DPI内でだけ有効)によって設定される。

媒体選択文書作製命令による媒体の選択

medium-select presentation parameter is used to establish the association of a physical medium with each ordinal page number whenever there is a Medium Select Document Production Instruction for a particular instance of presentation. ]]> medium-select提示パラメタは、特定の提示のために媒体選択文書作製命令が存在する場合には常に、各ページ順序番号に1個の物理媒体を関連付けるために用いられる。 medium-select presentation parameter is a sequence of Names, which specifies the sequence of media to be used for the presentation of the pages of the entire document. ]]> medium-select提示パラメタの値は、名前の並びとする。その名前の並びは、その文書全体のページ群の提示に用いられる媒体群の並びを指定する。

medium-select, current-medium and medium-list presentation parameters as follows: ]]> その文書にn個のページ構造要素が含まれる場合、1 ≤ i ≤ nであ るiに対して、ページ順序番号iに関連付けられる媒体を、medium-selectcurrent-medium及びmedium-list提示パラメタから次のとおりに決定する。

  1. medium-select(i) is ".notdef", the medium associated with the ordinal page number i is determined by the current-medium presentation parameter as specified below; ]]> medium-select(i)が".notdef"である場合、ページ順序番号iに関連 付けられる媒体は、に規定するとおり current-medium提示パラメタによって決定される。
  2. medium-select(i) is other than ".notdef" and there is an element of medium-list which binds the value of medium-select(i) to a physical medium, the medium associated with the ordinal page number i is the medium which is bound to the value of medium-select(i); ]]> medium-select(i)が".notdef"以外であり、かつmedium-select(i)の値を 物理媒体に結合するmedium-listの要素が存在する場合、ページ順序番号iに 関連付けられる媒体は、medium-select(i)の値に結合される媒体とする。
  3. medium-select(i) is other than ".notdef" but there is no element of medium-list which binds the value of medium-select(i) to a physical medium, a structure warning occurs and the medium associated with the ordinal page number i is determined by the current-medium presentation parameter. ]]> medium-select(i)は".notdef"以外であるが、medium-select(i)の値を物 理媒体に結合するmedium-listの要素がない場合、構造警告が発生し、ページ順 序番号iに関連付けられる媒体は、current-medium提示パラメタによって決定 される。

現媒体による媒体の選択

current-medium presentation parameter is used to establish the association of a physical medium with each ordinal page number whenever there is no Medium Select Document Production Instruction for a particular instance of presentation or whenever the value of the medium-select presentation parameter fails to specify a medium. ]]> ある特定の提示のための媒体選択文書作製命令がない場合、又はmedium-select提示パラメタの値による媒体の指定が失敗した場合には常に、current-medium提示パラメタが物理媒体を各ページ順序番号に関連付けるために用いられる。 current-medium presentation parameter is a single Name, which specifies the medium to be used for the presentation of the current BLOCK. ]]> current-medium提示パラメタの値は、1個の名前とする。この名前は、 現ブロック構造要素の提示のために用いる媒体を指定する。

current-medium presentation parameter during the processing of the PAGE which is assigned the ordinal page number i is current-medium(i), then for 1<=i<=n the medium associated with the ordinal page number i is determined from the current-medium and medium-list presentation parameter as follows ]]> ある文書にn個のページ構造要素が含まれており、ページ順序番号iに割り当てられたページ構造要素を処理するあいだ、current-medium提示パラメタの値が current-medium(i)である場合、1 ≤ i ≤ nであるiに対してペー ジ順序番号iに関連付けられる媒体は、次に示すとおりcurrent-medium 提示パラメタ及びmedium-list提示パラメタによって決定する。

  1. current-medium(i) is ".notdef", the medium associated with the ordinal page number i is the default medium; ]]> current-medium(i)が".notdef"である場合、ページ順序番号iに関連付けら れる媒体は、無指定時媒体とする。
  2. current-medium(i) is other than ".notdef" and there is an element of medium-list which binds the value of current-medium(i) to a physical medium, the medium associated with the ordinal page number i is the medium which is bound to the value of current-medium(i); ]]> current-medium(i)が".notdef"以外であり、current-medium(i)の値を 物理媒体に結合するmedium-listの要素が存在する場合、ページ順序番号iに関 連付けられる媒体はcurrent-medium(i)の値に結合された媒体とする。
  3. current-medium(i) is other than ".notdef" but there is no element of medium-list which binds the value of current-medium(i) to a physical medium, a structure warning occurs and the medium associated with the ordinal page number i is the default medium. ]]> current-medium(i)は".notdef"以外であるが、current-medium(i)の値を 物理媒体に結合するmedium-listの要素がない場合、構造警告が発生し、 ページ順序番号iに関連付けられる媒体は無指定時媒体となる。

媒体文書作製命令

媒体文書作製命令は、文書処理中に使用できる媒体を識別する。

媒体DPI (MEDIUM DPI)

媒体文書作製命令は1個の媒体DPI構造要素によって表現される。媒体DPI構造要素は、次に示す直接の下位要素をもつ複合構造要素とする。

  • 1個以上の媒体宣言構造要素。

媒体宣言(MEDIUM DECLARATION)

媒体宣言構造要素は、次に示す直接の下位要素をもつ複合構造要素とする。

  • 1個の媒体識別子構造要素
  • 1個の媒体指定構造要素

これら直接の下位要素は、このとおりの順序で出現しなければならない。

媒体識別子(MEDIUM IDENTIFIER)

媒体識別子構造要素は、基底構造要素とする。媒体識別子構造要素の値の型は、名前型とする。

媒体文書作製命令の処理

medium-list presentation parameter for each MEDIUM DECLARATION which is immediately subordinate to the MEDIUM DPI structure element. ]]> 媒体文書作製命令は、その媒体DPI構造要素の直接の下 位にある各媒体宣言構造要素ごとに、medium-list提示パラメタの要素の一つを 追加又は置換する効果をもつ。 そのような各媒体宣言構造要素について、その効果は次に示すとおりとする。

  1. medium-list for which the name is the same as the value of MEDIUM IDENTIFIER in the MEDIUM DECLARATION, the effect shall be to append a name/medium pair to the medium-list for which ]]> 現medium-list内に、その名前が媒体宣言構造要素中 の媒体識別子構造要素の値と同じである名前と媒体との対がない 場合、媒体文書作製命令の有効範囲内において、 次に示す1個の名前と媒体との対をmedium-listに追加する。
    • 名前は、媒体宣言構造要素内の媒体識別子構造要素の値と同じ。
    • 媒体は、提示プロセスの媒体集合中において、その媒体宣言構造要素に最もよく適合する物理媒体。

  2. medium-list for which the name is the same as the value of MEDIUM IDENTIFIER in the MEDIUM DECLARATION, the effect shall be to replace that name/medium pair with a new name/medium pair for which ]]> 現medium-list内に、 その媒体宣言構造要素中の媒体識別子構造要素の値と 名前が同じである名前と媒体対が存在する場合、 媒体文書作製命令の有効範囲内において、 その名前と媒体との対を、 次に示す新しい名前と媒体との対で置き換える。
    • 名前は、媒体宣言構造要素内の媒体識別子構造要素の値と同じ。
    • 媒体は、提示プロセスの媒体集合中において、その媒体宣言構造要素に最もよく適合する物理媒体。

異なるブロック構造要素内にある二つの媒体宣言構造 要素が、同じ下位の媒体識別子構造要素値をもつ場合、下位にあ るブロック構造要素内の媒体宣言構造要素が、そのDPI宣言構造要素の有効範囲内では優先される。

媒体文書作製命令の調停

媒体文書作製命令は、任意のページ構造要素内若くはページ集合構造要素内において、又は補足DPI内において意味をもつ。 それ以外の場所に現われた媒体文書作製命令は、すべて無視される。

補足媒体文書作製命令中の媒体宣言構造要素の媒体識別子構造要素の値が、 文書内媒体文書作製命令中の媒体宣言構造要素の媒体識別子構造要素の値と同じである場合、補足DPI内の媒体宣言構造要素が優先される。

媒体文書作製命令のフォールバック

媒体文書作製命令について、フォールバックは必要でない。

媒体指定(MEDIUM SPECIFICATION)

媒体指定構造要素は、次に示す直接の下位要素をもつ複合構造要素とする。

  • 0個又は1個の媒体名構造要素。
  • 0個又は1個の媒体メッセージ構造要素。
  • 0個又は1個の媒体特性構造要素。

少なくとも1個の直接の下位要素が存在しなければならない。 これら直接の下位要素は、任意の順序で出現してよい。

媒体名(MEDIUM NAME)

媒体名構造要素は基底構造要素とする。媒体名構造要素の値の型は、環境内識別子型とする。 媒体名構造要素の値は、一つの媒体を全体として識別する。 媒体名構造要素用の公開オブジェクト識別子値は、ISO/IEC 10175がmedium属性用の標準値として定義している。 (informative). ]]> ISO/IEC 10175が定義する公開オブジェクト識別子値及びそれらの値の意味は、で記述する。

媒体メッセージ(MEDIUM MESSAGE)

媒体メッセージ構造要素は、基底構造要素とする。 媒体メッセージ構造要素の値の型は印字可能文字列型とする。

媒体メッセージ構造要素は、1個のメッセージを指定する。 そのメッセージは媒体又は推奨するフォールバック動作を記述してもよく、その他の情報を提供してもよい。 このメッセージは、その文書の印刷以前に、かつそれにできる限り近い時点において、操作者に提示されるのが望ましい。

媒体メッセージ構造要素は、媒体の選択には何の影響も与えないが、印刷管理 には影響を与えてもよい。媒体メッセージ構造要素が印刷管理に与える影響 は、システム依存とする。

媒体指定構造要素の処理

媒体指定構造要素の処理は、その媒体特性に基づいて提示プロセスの環境内 で1個の物理媒体を識別することからなる。

媒体特性(MEDIUM PROPERTIES)

媒体特性は、媒体特性構造要素によって指定する。 媒体特性構造要素は、次に示す直接の下位要素をもつ複合構造要素とする。

  • 0個又は1個の媒体寸法構造要素。
  • 0個又は1個の媒体色構造要素。
  • 0個又は1個の媒体重量構造要素。
  • 0個又は1個の媒体タイプ構造要素。
  • 0個又は1個の媒体TOOTH構造要素。
  • 0個又は1個の媒体GRAIN構造要素。
  • 0個又は1個の媒体事前穴開け構造要素。
  • 0個又は1個の媒体マルチパート構造要素。
  • 0個又は1個の媒体仕上げ辺構造要素。
  • 0個又は1個の媒体ラベル群構造要素。
  • 0個又は1個の追加特性構造要素。

これら直接の下位要素は、任意の順序で出現してよい。

媒体寸法(MEDIUM SIZE)

媒体寸法構造要素は、XY寸法構造要素とする。

medium-size medium property. ]]> 媒体寸法構造要素は、medium-size媒体特性用の値を指定する。 medium-size medium property specifies the size of a rectangular medium and the relationship of the Reference Coordinate System to an instance of the medium. ]]> medium-size媒体特性の値は、く(矩)形媒体の寸法、及びその媒体と参照座標 系との関係を指定する。 medium-size property shall be an ordered pair of Numbers. ]]> medium-size媒体特性の値は、数値の順序対とする。 medium-size property -> medium-size medium property medium-size medium property value of (x, y) specifies that the size of the medium is x mm by y mm, and that the Reference Coordinate System is associated with each instance of the medium in such a way that: ]]> medium-size媒体特性の値(x,y)は、そのく(矩)形媒体の一辺がx mmであり、他辺 がy mmであり、かつ参照座標系がその媒体に次のとおりに関連付けられること を指定する。

  • 長さx mmの辺の一つが参照座標系のx軸の正の部分に対応する。
  • 長さy mmの辺の一つが参照座標系のy軸の正の部分に対応する。

medium-size are defined by ISO/IEC 10175 as standard values for the attribute medium-size. ]]> medium-size用の公開オブジェクト識別子値は、ISO/IEC 10175がmedium-size属性用の標準値として定義している。 medium-size and the meaning of those values are provided in (informative). ]]> ISO/IEC 10175が属性medium-size用に定義する公開オブジェクト識別子値及びそれらの値の意味は、で記述する。

medium-size medium property shall be system dependent. ]]> medium-size媒体特性の無指定時値は、システム依存とする。 一般に、無指定時値は、8インチ × 11 インチの媒体を指定する(216, 279)、又はISO A4用紙を指定する(210, 297)のいずれかとなる。

媒体色(MEDIUM COLOR)

媒体色構造要素は、基底構造要素とする。 媒体色構造要素の値の型は、環境内識別子型とする。

medium-color medium property. ]]> 媒体色構造要素は、medium-color媒体特性の値を指定する。 medium-color medium property specifies the color of the medium. ]]> medium-color媒体特性の値は、媒体の色を指定する。 medium-color are defined by ISO/IEC 10175 as standard values for the attribute medium-colour. ]]> medium-color用の公開オブジェクト識別子値は、ISO/IEC 10175がmedium-color属性用の標準値として定義している。 (informative). ]]> ISO/IEC 10175が属性medium-color用に定義する公開オブジェクト識別子値及びそれらの値の意味は、で記述する。

medium-color medium property shall be dpi::medium::colour::white. ]]> medium-color媒体特性の無指定時値は、dpi::medium::colour::whiteとする。

媒体重量(MEDIUM WEIGHT)

媒体重量構造要素は、次に示す直接の下位要素をもつ複合構造要素とする。

  • 1個の媒体重量値構造要素。
  • 0個又は1個の媒体重量許容誤差構造要素。

これら直接の下位要素は、任意の順序で出現してよい。

媒体重量値(MEDIUM WEIGHT VALUE)

媒体重量値構造要素は、基底構造要素とする。 媒体重量値構造要素構造要素の値の型は、非負整数型とする。

媒体重量許容誤差(MEDIUM WEIGHT TOLERANCE)

媒体重量許容誤差構造要素は、基底構造要素とする。 媒体重量許容誤差構造要素の値の型は、非負整数型とする。

媒体重量構造要素の処理

medium-weight medium property. ]]> 媒体重量構造要素は、medium-weight媒体特性の値を指定する。

medium-weight medium property specifies the weight of the medium in grams per square meter (gm/m2), rounded to the nearest conventional value. ]]> medium-weight媒体特性は、媒体の重量を1平方メートル当たりのグラム数 (gm/m)によって、最も近い慣用値にまるめて指定する。

medium-weight medium property shall be system dependent. ]]> 一般に、この無指定時値は75となる。 この値は、"substance 20"又は"20 lb"として識別される紙と等価である。

媒体タイプ(MEDIUM TYPE)

媒体タイプ構造要素は、基底構造要素とする。媒体タイプ構造要素の値の型は、環境内識別子型とする。

medium-type medium property. ]]> 媒体タイプ構造要素は、medium-type媒体特性の値を指定する。 medium-type medium property identifies the general type of of the medium, such as paper, adhesive backed medium, continuous form paper, or envelopes. ]]> medium-type媒体特性の値は、媒体の一般的な種別、例えば紙、糊つき媒体、連続紙、封筒等を識別する。 medium-type. ]]> 媒体タイプ構造要素用の公開オブジェクト識別子値は、ISO/IEC 10175がmedium-type属性用の標準値として定義している。 medium-type are and the meaning of those values are provided in (informative). ]]> ISO/IEC 10175が属性medium-type用に定義する公開オブジェクト識別子値及びそれらの値の意味は、で記述する。

medium-type medium property shall be dpi::medium::type::stationery. ]]> medium-type媒体特性の無指定時値は、dpi::medium::type::stationery とする。

媒体TOOTH (MEDIUM TOOTH)

媒体TOOTH構造要素は、基底構造要素とする。媒体TOOTH構造要素の値は、環境内識別子型とする。

medium-tooth medium property. ]]> 媒体TOOTH構造要素は、medium-tooth媒体特性の値を指定する。 medium-tooth medium property specifies the tooth of the medium. Public Object Identifier values for MEDIUM TOOTH are defined by ISO/IEC 10175 as standard values for the attribute medium-tooth. ]]> medium-tooth媒体特性の値は、媒体のtoothを指定する。媒体TOOTH構造要素用の公開オブジェクト識別子値は、ISO/IEC 10175がmedium-tooth属性用の標準値として定義している。 medium-tooth and the meaning of those values are provided in (informative). ]]> ISO/IEC 10175が属性medium-tooth用に定義する公開オブジェクト識別子値及びそれらの値の意味は、で記述する。

medium-tooth medium property shall be system dependent. ]]> medium-tooth媒体特性の無指定時値は、システム依存とする。

媒体GRAIN (MEDIUM GRAIN)

媒体GRAIN構造要素は、基底構造要素とする。 媒体GRAIN構造要素構造要素の値の型は、環境内識別子型とする。

medium-grain medium property. ]]> 媒体GRAIN構造要素は、medium-grain媒体特性の値を指定する。 媒体GRAIN構造要素の値は、媒体のgrainを識別する。 medium-grain attribute. ]]> 媒体GRAIN構造要素用の公開オブジェクト識別子値は、ISO/IEC 10175がmedium-grain属性用の標準値として定義している。 medium-grain attribute and the meaning of those values are described in (informative). ]]> ISO/IEC 10175が属性medium-grain用に定義する公開オブジェクト識別子値及びそれらの値の意味は、で記述する。

medium-grain medium property shall be system dependent. ]]> medium-grain媒体特性の無指定時値は、システム依存とする。

媒体事前穴開け(MEDIUM PRE-PUNCH)

媒体事前穴開け構造要素は、次に示す直接の下位要素をもつ複合構造要素とする。

  • 1個の穴開け数構造要素。
  • 0個又は1個の穴開け辺構造要素。
  • 0個又は1個の穴開け径構造要素。
  • 0個又は1個の穴開けオフセット構造要素。
  • 0個又は1個の穴開け位置並び構造要素。

これら直接の下位要素は、任意の順序で出現してよい。

穴開け数(PUNCH COUNT)

穴開け数構造要素は、基底構造要素とする。穴開け数構造要素の値の型は、非負整数型とする。

穴開け辺(PUNCH EDGE)

穴開け辺構造要素は、辺構造要素とする。

穴開け径(PUNCH DIAMETER)

穴開け径構造要素は、寸法構造要素とする。

穴開けオフセット(PUNCH OFFSET)

穴開けオフセット構造要素は、寸法構造要素とする。

穴開け位置並び(PUNCH LOCATIONS)

穴開け位置並び構造要素は、ヘッド位 置並び構造要素とする。指定する非負数の数は、穴開け数構造要素の値と同一とする。

媒体事前穴開け(MEDIUM PRE-PUNCH)の処理

medium-pre-punch medium property. ]]> 媒体事前穴開け構造要素は、medium-pre-punch媒体特性の値を指定する。 medium-pre-punch medium property specifies the selection of a medium with one or more pre-punched or pre-drilled holes. The holes are inline as in the case of a sheet used for ring binding. ]]> medium-pre-punch媒体特性は、あらかじめパンチ又はドリルによっ て開けられた1個以上の穴をもつ媒体を選択することを指定する。 その穴は、リングと(綴)じに用いるシートの場合と同様に一直線上に並ぶ。

medium-pre-punch medium property for which the punch count is the value of the PUNCH COUNT structure element and for which the punch parameters are as follows. ]]> 穴開け数構造要素の値が0でない媒体事前穴開け構造要素は、穴の数が その穴開け数構造要素の値であり、かつ穴開けパラメタが次のとおりである medium-pre-punch媒体特性の値を指定する。

  • 穴開け辺は、あらかじめ開けられた穴列に平行で最も近い辺を識別する。 穴開け辺は、穴開け辺構造要素が存在する場合にはその値によって識別 し、穴開け辺構造要素が存在しない場合には、左辺とする。
  • 穴開けオフセットは、あらかじめ開けられた穴列の中心線の穴開け辺からのオフセット(ミリメートル単位)とする。 穴開けオフセットは、穴開けオフセット構造要素が存在する場合にはその 値とし、穴開けオフセット構造要素が存在しない場合には、システム依存の 値とする。このシステム依存の値は、穴開け数の値に依存してもよい。
  • 穴開け径は、あらかじめ開けられた穴の直径(ミリメートル単位)とする。 穴開け径は、穴開け径構造要素が存在する場合にはその値とし、 穴開け径構造要素が存在しない場合には、システム依存の値とする。このシス テム依存の値は、穴開け数の値に依存してもよい。
  • 穴開け位置並びは、y軸が穴開け辺に一致し、x軸が穴開け辺に垂直な辺に 一致する座標系において、媒体をx及びyの値がともに正である象限に置いた場合における、開けられた穴列の位置とする。 穴開け位置並びは、あらかじめ開けられた穴の位置をx軸からのオフセットとし てミリメートル単位で指定する非負数の並びからなる。 それらの非負数の数は、穴開け数の値と一致する。 穴開け位置並びは、穴開け位置並び構造要素が存在する場合、その値 によって指定し、穴開け位置並び構造要素が存在しない場合、システム 依存の値とする。そのシステム依存の値は、穴開け数の値に依存してもよい。

medium-pre-punch medium property shall have punch count equal to zero. The medium-pre-punch medium property is optional. If no value is specified, the medium shall have no pre-punched or pre-drilled holes. ]]> medium-pre-punch媒体特性の無指定時値は、0に等しい穴開け数をもつ。 medium-pre-punch媒体特性は、任意選択とする。値が指定されない場合、媒体は あらかじめ開けられた穴列をもたない。

媒体マルチパート(MEDIUM MULTI-PART)

媒体マルチパート構造要素は、次に示す直接の下位要素をもつ複合構造要素とする。

  • 1個の並び位置構造要素。
  • 1個の並び数構造要素。

これら直接の下位要素は、任意の順序で出現してよい。

並び位置(SEQUENCE NUMBER)

並び位置構造要素は、基底構造要素とする。並び位置構造要素の値の型は、非負整数型とする。

並び数(SEQUENCE LENGTH) 並び数構造要素は、基底構造要素とする。並び数構造要素の値の型は、非負整数型とする。

媒体マルチパート構造要素の処理

medium-multi-part medium property. The medium-multi-part medium property is meaningful only when the value of MEDIUM TYPE specifies a multi-part medium. ]]> 媒体マルチパート構造要素は、medium-multi-part媒体特性の値を指定す る。medium-multi-part媒体特性は、媒体タイプ構造要素の値がマルチパート媒体を指定する場合にだけ意味をもつ。

medium-multi-part medium property may specify either ]]> medium-multi-part媒体特性は、次のいずれかを指定する。

  • 分離媒体として管理される、ある特定のマルチパートタイプのm媒体のうちのn 番目の媒体。
  • 単一の媒体として管理される、ある特定のマルチパートタイプの媒体であって、ペー ジそろ(揃)えされて順次アクセスされる媒体。

第1のタイプの媒体の例としては、第1(又は第2、第3)の特定の位置 にタブカットをもつ、5分割タブストックがある。

第2のタイプの媒体の例としては、順に並べた形(まず最初の位置にタブ カットをもつ1枚のシートがあり、次に第2の位置にタブカットをもつシート1 枚のシートが続く…という形)にページそろ(揃)えして置かれた5分割タブストッ クがある。

medium-multi-part medium property shall consist of: ]]> medium-multi-part媒体特性の値は、次のものからなる。

  • 1個の並び位置
  • 1個の並び数。

medium-multi-part medium property for which: ]]> 媒体マルチパート構造要素は、次のとおりにmedium-multi-part媒体特性 のための値を指定する。

  • 並び位置構造要素の値を並び位置とする。
  • 並び数構造要素の値を並び数とする。

medium-multi-part medium property for which the value of sequence number is n and the value of sequence length is m specifies that the medium is the nth of m media of a particular multi-part type which are managed as separate media. ]]> 並び位置の値がnで並び数の値がmであるmedium-multi-part媒体特性は、その媒体が、分離媒体として管理されているある特定のマルチパートタイプの媒体群m個のうち、n番目のものに属することを指定する。 medium-multi-part medium property for which the value of sequence number is zero specifies that the medium consists of collated sequentially accessed media of a particular type. ]]> 並び位置の値が0であるmedium-multi-part媒体特性は、その媒体が、ある特定のタイプのページそろ(揃)えされ順次アクセスされる媒体群からなる媒体であることを指定する。 この場合、並び数の値は媒体を識別するのに役立つ。(例えば、3分 割のタブストックと、5分割のタブストックとを区別する。)

  • MEDIUM MULTI-PART property -> MEDIUM MULTI-PART ]]> 並び位置構造要素の値が0でない媒体マルチパート構造要素の使用は、各部分に別々にアクセスすることを意味する。 一般に、これはプリンタが各部分について別々のトレイを使用することを 要求する。
  • ページそろ(揃)えされた順序アクセス媒体が使われるとき、複数部の提示は、 それらが作製される方法に依存してもよい。 例えば、ソータを使用するシステムは一般に、最初の部の全ページを作 画してから次の部の全ページを作画するシステムとは違う結果を出力する。

    medium-multi-part medium property is optional. ]]> medium-multi-part媒体特性は、任意選択とする。

    媒体仕上げ辺(MEDIUM FINISHED EDGES)

    媒体仕上げ辺構造要素は、次に示す直接の下位要素をもつ複合構造要素とする。

    • 1個から4個までの仕上げ辺構造要素。

    仕上げ辺(FINISHED EDGE)

    仕上げ辺構造要素は、次に示す直接の下位要素をもつ複合構造要素とする。

    • 1個の辺識別子構造要素。
    • 0個又は1個の辺仕上げタイプ構造要素。

    これら直接の下位要素は、任意の順序で出現してよい。

    辺識別子(EDGE IDENTIFIER)

    辺識別子構造要素は、辺構造要素とする。

    辺仕上げタイプ(EDGE FINISH TYPE)

    辺仕上げタイプ構造要素は、基底構造要素とする。 辺仕上げタイプ構造要素の値の型は、環境内識別子型とする。 この規格が辺仕上げタイプ構造要素のための公開オブジェク ト識別子値を定義するオブジェクト名はない。

    媒体仕上げ辺構造要素の処理

    medium-finished-edges medium property. ]]> 媒体仕上げ辺構造要素は、medium-finished-edges媒体特性の値を 指定する。 medium-finished-edges medium property specifies one or more finished edges of the medium and the ways in which those edges have been finished. ]]> medium-finished-edges媒体特性は、その媒体の1個以上の仕上げ辺及び それらの辺の仕上げ処理方法を指定する。 medium-finished-edges medium property may be used for the purposes of identifying and physically orienting certain types of media (such as a medium with a deckled edge). ]]> medium-finished-edges媒体特性は、(す(漉)いたままのギザギザの辺をもつ媒 体のような)あるタイプの媒体を識別し、物理的に配置するために使用してもよ い。

    媒体ラベル群(MEDIUM LABELS)

    媒体ラベル群構造要素は、次に示す直接の下位要素をもつ複合構造要素とする。

    • 1個の列内数構造要素。
    • 1個の行内数構造要素。

    これら直接の下位要素は、任意の順序で出現してよい。

    列内数(PER COLUMN)

    列内数構造要素は、基底構造要素とする。列内数構造要素の値の型は、非負整数型とする。

    行内数(PER ROW)

    行内数構造要素は、基底構造要素とする。行内数構造要素の 値の型は、非負整数型とする。

    媒体ラベル群構造要素の処理

    medium-labels medium property. The medium-labels medium property is meaningful only when the value of MEDIUM TYPE specifies a type of label stock. ]]> 媒体ラベル群構造要素は、medium-labels媒体特性の値を指定する。 medium-labels媒体特性は、媒体タイプ構造要素の値がラベルストックのタイプを指定する場合にだけ意味をもつ。

    medium-labels medium property specifies the layout of pre-cut labels on a type of medium commonly referred to as label stock. ]]> medium-labels媒体特性は、通常ラベルストックと呼ばれる、あらかじめ切れ目 のついたタイプの媒体の配置を指定する。 medium-labels value for which labels-per-column is n and labels-per-row is m specifies a medium which consists of label stock which contains n * m pre-cut labels per sheet: n pre-cut labels per column and m pre-cut labels per row. ]]> labels-per-columnがnでありlabels-per-rowがmであるmedium-labels値は、 シートごとにあらかじめn × m(列ごとにn個、行ごとにm個)に切り分け たラベル群を含むラベルストックからなる媒体を指定する。

    medium-labels medium property for which: ]]> 媒体ラベル群構造要素は、次のとおりにmedium-labels媒体特性のための 値を指定する。

    • labels-per-column is the value of the PER COLUMN structure element; ]]> 列内数構造要素の値をlabels-per-columnとする。
    • labels-per-row the value of the PER ROW structure element. the value -> is the value ]]> 行内数構造要素の値をlabels-per-rowとする。

    追加特性(ADDITIONAL PROPERTY)

    媒体特性構造要素は、1個以上の追加特性構造要素を用いて追加の媒体特性を指定してもよい。 そのような追加特性構造要素の効果は、システム依存とする。

    追加特性構造要素は、次に示す直接の下位要素をもつ複合構造要素とする。

    • 1個の特性名構造要素。
    • 0個又は1個の特性値構造要素。

    これら直接の下位要素は、任意の順序で出現してよい。

    特性名(PROPERTY NAME)

    特性名構造要素は、基底構造要素とする。特性名構造要素の値の型は、公開オブジェクト識別子型とする。

    特性値(PROPERTY VALUE)

    特性値構造要素は、基底構造要素又は複合構造要素のいずれであってもよい。 特性値構造要素は、特性名構造要素の値に依存する。

    媒体選択文書作製命令

    媒体選択文書作製命令は、媒体選択DPI構造要素によって表現する。

    媒体選択DPI(MEDIUM SELECT DPI)

    媒体選択DPI構造要素は、次に示す直接の下位要素をもつ複合構造要素とする。

    • 0個以上の媒体選択構造要素。

    媒体選択(MEDIUM SELECTION)

    媒体選択構造要素は、次に示す直接の下位要素をもつ複合構造要素とする。

    • 1個の開始ページ構造要素。
    • 1個の終了ページ構造要素。
    • 1個の媒体識別子構造要素。

    これらの構造要素は、任意の順序で出現してよい

    それぞれの媒体選択構造要素について、直接の下位にある 終了ページ構造要素の値は、開始ページ構造要素の値以上で なければならない。また、その直接の下位にある開始ページ構造要素の値 は、直前の媒体選択構造要素(もしあれば)の下位にある終了 ページ構造要素の値より大きくなければならない。

    開始ページ(START PAGE)

    開始ページ構造要素は、ページ識別子構造要素とする。

    終了ページ(END PAGE)

    終了ページ構造要素は、ページ識別子構造要素とする。

    ページ識別子(PAGE IDENTIFIER)

    ページ識別子構造要素は、基底構造要素とする。 ページ識別子構造要素構造要素の値の型は、正整数型とする。

    媒体識別子(MEDIUM IDENTIFIER)

    媒体識別子構造要素は、基底構造要素とする。 媒体識別子構造要素の値の型は、環境内識別子型とする。

    媒体選択文書作製命令の処理

    medium-select presentation parameter. ]]> 媒体選択DPI構造要素は、medium-select提示パラメタの値を設定する効果をもつ。 medium-select shall be obtained by: ]]> n番目の媒体選択構造要素の下位にある開始ページ構造 要素の値をstart-page、n番目の媒体選択構造要素の下位 にある終了ページ構造要素の値をend-page、n番 目の媒体選択構造要素の下位にある媒体識別子構造要素の 値をmedium-nameとすると、medium-selectの値は、次に示す手順によって得られる。

    1. medium-select presentation parameter to medium-select(i) = ".notdef" for all values of i; ]]> すべてのiに対して、medium-select提示パラメタの初期値をmedium-select(i) = ".notdef"と設定する。
    2. それぞれの媒体選択構造要素について、start-page ≤ i ≤ end-pageであるすべてのiに対して、medium-select(i) = Medium-Nameと設定する。

    medium-select presentation parameter shall be medium-select(i) = ".notdef" for all values of i. ]]> 下位の媒体選択構造要素が存在しない場合、medium-select提示 パラメタの値は、すべてのiに対してmedium-select(i) = ".notdef"とする。

    媒体選択文書作製命令の調停

    媒体選択文書作製命令は、文書構造要素内又は補足DPI内においてだけ有意 とする。文書構造要素ではないブロック構造要素内に現わ れた媒体選択文書作製命令はすべて無視される。

    媒体選択文書作製命令のフォールバック

    媒体選択文書作製命令について、フォールバックは必要ない。

    現媒体文書作製命令

    現媒体文書作製命令は、ブロック構造要素のページ群の提示に使われる 媒体を指定する。

    現媒体DPI (CURRENT MEDIUM DPI)

    現媒体文書作製命令は、現媒体DPI構造要素によって表現する。 現媒体DPI構造要素は、基底構造要素とする。現媒体DPI構造要素の値の型は、名前型とする。

    現媒体文書作製命令の処理

    current-medium presentation parameter to the value of the CURRENT MEDIUM DPI for the scope of the Current Medium Document Production Instruction. ]]> 現媒体文書作製命令は、その現媒体文書作製命令の有効範囲内において、現媒体DPI構造要素の値をcurrent-medium提示パラメタの値として設定する効果をもつ。

    現媒体文書作製命令の調停

    現媒体文書作製命令は、任意のページ構造要素内、ページ集合構造要素内又は補足DPI構造要素内において意味をもつ。 現媒体文書作製命令が、あるページ集合構造要素内に現われ、かつその下位にあるページ又はページ集合構造要素内にも現われる場合、下 位のページ又はページ集合構造要素内にある現媒体文書作製命令が優 先される。 現媒体文書作製命令が補足DPI中と文書DPI中との両方に現われる場合、 文書DPI中にある現媒体文書作製命令の方が、その有効範囲内では優先される。

    現媒体文書作製命令のフォールバック

    現媒体文書作製命令について、フォールバックは必要でない。