文書構造と内容処理との関係

SPDL文書を提示するためには, 提示プロセスがSPDL文書の内容を解釈しなければならない。 SPDL文書の内容は,トークン列構造要素の値からなる。

トークン列の内容の処理は,構造プロセサが作り出した 解釈文脈のもとで,内容プロセサによってトークン列の内容を 解釈することからなる。 各ブロックは, そのブロックの内容の処理で用いる解釈文脈の作成で使用する, 関連付けられたブロック状態をもつ。

ブロック境界の重要な特性として, SPDL文書の各ページは,他のページから独立している。

ページも,現ページ像に関連をもつ。 現ページ像は,ページ本体及び任意の下位ピクチャ構造要素 の直接の下位要素であるトークン列構造要素の処理によって影響を受ける。

ブロック(BLOCK)

ブロック構造要素は,次のうちのいずれかとする。

  • PAGES? ]]> ページ集合構造要素
  • ピクチャ構造要素
  • 環境内資源構造要素

すべてのブロックは,最上位構造構造要素又は, 他のブロックの下位要素のいずれかとする。

ブロック状態

ブロックは,関連付けられたブロック状態をもつ。 ブロック状態は,ブロックの処理の開始時に生成され, その処理の終了時に破棄される。

ブロックの初期ブロック状態は,そのブロック最上位構造構造要素であるか,又は 上位ブロックの下位要素であるかによって異なる。 ブロックのブロック状態は,その下位要素群の処理の結果として 変更できる。

あるブロックが他のブロックの下位にある場合, 上位ブロックのブロック状態と 下位ブロックのブロック状態とは異なる。 下位ブロックのブロック状態への変更は, 上位ブロックのブロック状態に影響を与えない。

ブロック状態は,次のものからなる

  • 提示パラメタの集合[中断方針( 定義済み資源の集合
  • 宣言済み資源の集合
  • 初期CurrentTransformation
  • 継承可能な文脈スタック
  • 仮想機械現状態

仮想機械現状態

仮想機械現状態は,次のものからなる。

  • オペランドスタック
  • 文脈スタック
  • 作図状態スタック
  • 現作図状態
  • 退避オブジェクトの順序付き集合
  • 参照オブジェクトの集合
  • 状態変数の集合

最上位構造の初期ブロック状態

最上位構造であるブロックは,文書又は環境内資源の いずれかとする。 最上位構造であるブロックの初期ブロック状態は, 次のとおりとする。

提示パラメタの集合

through . The set of presentation parameters of the Initial Block State of an ENVIRONMENT RESOURCE consists of the default values of the presentation parameters. ]]> 文書の場合,初期ブロック状態の提示パラメタの集合は, からまでで 規定するとおり文書作製命令によって定められる。 環境内資源の場合,初期ブロック状態の提示パラメタの集合は, 提示パラメタの無指定時値からなる。 提示パラメタの値は,無指定時の値,補足DPI,及び 最も近い下位プロローグの下位要素であるDPI宣言から派生する。

定義済み資源の集合

最上位構造の初期ブロック状態の定義済み資源の集合は, 提示プロセスの環境内の資源の集合からなる。

宣言済み資源の集合

最上位構造の初期ブロック状態の宣言済み資源の集合は,空とする。

色空間ファミリcolor-space-family::DeviceGray内の 無指定時フォント及び単一色空間は,無指定時の現作図状態に従う。 それらは,宣言なしで,FindFont及びFindResourceを 実行しないで,内容処理で利用できる。

初期CurrentTransformation

. ]]> 原文参照先誤り ページ集合又は環境内資源である 最上位構造の初期ブロック状態内の初期CurrentTransformationは, で規定する。

. ]]> ページである最上位構造の初期ブロック状態内の 初期CurrentTransformationは,で規定する。

継承可能な文脈スタック

最上位構造の初期ブロック状態内の 継承可能な文脈スタックの初期値は,次のものからなる。

  • <UserDictRef: DictionaryReference>
  • <SystemDictRef: DictionaryReference> ]]>
  • <UserDictRef: 辞書参照>
  • <SystemDictRef: 辞書参照>

    . ]]> で定義する。

    オペランドスタック

    最上位構造の初期ブロック状態内のオペランドスタックは,空とする。

    文脈スタック

    最上位構造の初期ブロック状態内の文脈スタックは, 次のものからなる。

  • <UserDictRef: DictionaryReference>
  • <SystemDictRef: DictionaryReference> ]]>
  • <UserDictRef: 辞書参照>
  • <SystemDictRef: 辞書参照>

    . ]]> で定義する。

    作図状態スタック

    最上位構造の初期ブロック状態内の作図状態スタックは, その初期現作図状態の複製であるただ一つの作図状態からなる。

    現作図状態

    . ]]> 最上位構造の初期ブロック状態内の現作図状態は, で規定するとおり,作図状態変数の無指定時値からなる。

    退避オブジェクトの順序付き集合

    最上位構造の初期ブロック状態内の退避オブジェクトの順序付き集合は, 空とする。

    参照オブジェクトの集合

    ). ]]> 最上位構造の初期ブロック状態内の参照オブジェクトの集合は, SystemDict及びUserDictによって参照される辞書並びに, それらの辞書の内容によって直接又は間接的に参照される 任意のオブジェクトとからなる(参照)。

    状態変数

    . ]]> 最上位構造の初期ブロック状態内の状態変数の集合は, で規定するとおり,状態変数の無指定時値からなる。

    下位ブロックの初期ブロック状態

    より上位のブロックに対する下位要素である ブロックの初期ブロック状態は,次のとおりとする。

    提示パラメタの集合

    through . ]]> 下位ブロックの初期ブロック状態内の提示パラメタの集合は, 11.から15.までで規定するとおり文書作製命令によって定められる。 page-select and current-side presentation parameters, the initial values of the presentation parameters are inherited from the most immediately superior BLOCK. In contrast, the initial value for each PAGESET, and the initial value of the current-side presentation parameter is derived from the value of the current-side presentation parameter for the immediately superior PAGESET as specified in . The processing of page-select presentation parameter with the supplementary-page-select presentation parameter are specified in . ]]> ブロックから継承される。 反対に,各ページ集合に対する初期値,及び で定められる最も近い上位ページ集合に対する で規定する。

    定義済み資源の集合

    下位ブロックの初期ブロック状態内の定義済み資源の集合は, 現ブロックの処理開始の時点で 最も近い上位ブロックの,ブロック状態内の 定義済み資源の集合とする。

    宣言済み資源の集合

    下位ブロックの初期ブロック状態内の宣言済み資源の集合は, 現ブロックの処理開始の時点で 最も近い上位ブロックの,ブロック状態内の 宣言済み資源の集合とする。

    初期CurrentTransformation

    下位ページ集合の初期ブロック状態内の 初期CurrentTransformationは, 現ページ集合の処理処理開始の時点で 最も近い上位ページ集合のブロック状態内の,現作図状態の CurrentTransformationの複製とする。

    上位ページ集合の下位要素であるページの初期ブロック状態内の 初期CurrentTransformationは,次の処理を行った結果と同じとする。

  • { ICTp CTb ConcatT }

    p is the initial CurrentTransformation determined as specified by and CTb is a copy of the Current CurrentTransformation of the Current Graphics State of the Block State of the most immediately superior PAGESET at the beginning of the processing of the current PAGE. ]]> ここで,ICTpは,に示するとおりの方式によって定められる 初期CurrentTransformationとする。 CTbは,現ページの処理処理開始の時点で 最も近い上位ページ集合の,ブロック状態内の現作図状態の CurrentTransformationの複製とする。

    ページの下位要素であるピクチャの初期ブロック状態内の 初期CurrentTransformationは, 現ピクチャの処理処理開始の時点で 最も近い上位ピクチャの,ブロック状態内の現作図状態の CurrentTransformationの複製とする。

    継承可能な文脈スタック

    下位ブロックの初期ブロック状態内の 継承可能な文脈スタックの初期値は, 現ブロックの処理処理開始の時点で 最も近い上位ブロックの,ブロック状態内の 継承可能な文脈スタックの複製とする。

    オペランドスタック

    下位ブロックの初期ブロック状態内のオペランドスタックは,空とする。

    文脈スタック

    下位ブロックの初期ブロック状態内の文脈スタックは, 現ブロックの処理処理開始の時点で 最も近い上位ブロックの,ブロック状態内の 文脈スタックの複製とする。

    作図状態スタック

    下位ブロックの初期ブロック状態内の現作図状態は, 現ブロックの処理処理開始の時点で 最も近い上位ブロックの,ブロック状態内の 現作図状態の複製とする。

    現作図状態

    下位ブロックの初期ブロック状態内の 現作図状態は, 現ブロックの処理処理開始の時点で 最も近い上位ブロックの,ブロック状態内の 現作図状態の複製とする。

    退避オブジェクトの順序付き集合

    下位ブロックの初期ブロック状態内の 退避オブジェクトの順序付き集合は,空とする。

    参照オブジェクトの集合

    下位ブロックの初期ブロック状態内の 参照オブジェクトの集合は, 現ブロックの処理処理開始の時点で 最も近い上位ブロックの,ブロック状態内の 参照オブジェクトの集合の複製とする。

    状態変数

    下位ブロックの初期ブロック状態内の 状態変数は, 現ブロックの処理処理開始の時点で 最も近い上位ブロックの,ブロック状態内の 状態変数の複製とする。

    現ページ像

    文書処理の際に,SPDL文書の各ページに対して現ページ像が作られる。 各ページに対する現ページ像は, ページの処理開始の時点で空のページとして初期化され, 下位ページ本体構造要素又は,非SPDLピクチャ構造要素の 直接の下位要素であるトークン列構造要素の処理によって変更される。 ピクチャ本体の直接の下位要素ではないトークン列構造要素の処理は, ブロック状態に影響を与えてもよいが,現ページ像の状態には,影響を 与えてはならない。

    ページ処理の際,現ページ像は,完全に番地付け可能である。 1回の処理で媒体の一つの部分にしかマークできない提示プロセスは, 1回の処理で,仮想ページ像を作成し, そのページ像を媒体の一つの領域に転送する。 ページの現ページ像の提示面への実際の提示は, トークン列構造要素群の処理に合わせて順次行われてもよい。 あるいは,ページ像に対する変更を, そのページの処理が終了するまで現ページ像内に集積し, その後で媒体上に転送してもよい。

    ページ処理の最終的な結果は, 基本的な描画操作列を実行しての結果であるページ像を, 媒体上に可視化することである。 ページ像の提示面への転送が終了したとき, 可視化したページ像は,そのページの処理によって発生したすべての 影響を反映する。 空のページ像を出力すると,媒体の色がそのまま提示される。

    内容プロセサとのインタフェース

    内容プロセサとのインタフェースは,抽象的な手続き呼び出しからなる。 内容プロセサを呼び出すための引数は,次のとおりとする。

    • 1個の内容値
    • 1個の解釈文脈
    • 0又は1個の現ページ像

    内容値

    内容値は,内容表現交換様式のインスタンスを表す。 その内容値は,次のいずれかとする。

    • 2進内容表現交換様式のインスタンスを表すオクテット列からなる,2進内容値。
    • 平文内容表現交換様式のインスタンスを表すオクテット列からなる,平文内容値。

    . The Clear Text Content Representation and Interchange Format is specified in . ]]> 2進内容表現交換様式は,で規定する。 平文内容表現交換様式は,で規定する。

    解釈文脈

    解釈文脈は次のものからなる

    • 内容表記識別子
    • 宣言済み資源の集合
    • 初期CurrentTransformation
    • 現中断方針
    • 初期仮想機械状態

    提示プロセスの環境及び定義済み資源の集合は,解釈文脈の一部ではない。

    個々の内容処理に対して用いられる解釈文脈は,次に示すとおり 最も近い上位ブロックの現ブロック状態から派生する。

    内容表記識別子

    内容表記識別子は,内容値が2進内容値であるか平文内容値であるかを 指定する。

    環境内資源である ブロックの現ブロック状態から派生する 解釈文脈の内容表記識別子は,次の内容値を識別する。

    • ブロックの内容に対する構造表現交換様式が 2進構造表現交換様式である場合には,2進内容値。
    • ブロックの内容に対する構造表現交換様式が 平文構造表現交換様式である場合には,平文内容値。

    ピクチャである ブロックの現ブロック状態から派生する 解釈文脈の内容表記識別子は,次の内容値を識別する。

    • ピクチャに対する内容表現識別子が ピクチャに対する内容表現識別子が

      宣言済み資源の集合

      宣言済み資源の集合は,最も近い上位ブロックのブロック状態の 宣言済み資源の集合とする。

      初期CurrentTransformation

      初期CurrentTransformationは,最も近い上位ブロックの ブロック状態内の初期CurrentTransformationの複製とする。

      現中断方針

      現中断方針は,最も近い上位ブロックのブロック状態内の, 提示パラメタ集合の 仮想機械状態

      仮想機械状態は,最も近い上位ブロックのブロック状態内の 仮想機械現状態の複製とする。

      現ページ像

      現ページ像は,SPDL文書の各ページに対して作られる。 最も近い上位ページの現ページ像は, ピクチャ本体の直接の下位要素である各トークン列の内容を 処理するために,内容プロセサへ渡される。

      内容処理

      内容処理は,内容表記識別子によって指定される内容表記法を用いて表現された トークンの列として内容値の解釈, 及び内容プロセサによるそれらのトークンの処理からなる。 through of this International Standard. ]]> 内容処理は,内容プロセサに渡された解釈文脈の一部である仮想機械の状態に 影響を与えることができる。 手続き呼び出しの引数の一つとして現ページ像を 内容プロセサに渡していた場合,その現ページ像に影響を与えることができる。 仮想機械の状態及び現ページ像への内容処理の影響は,この規格の 17.から36.までで規定する。

      復帰

      内容プロセサは,個々の内容処理の終了時に次のものを返す。

      • 1個の仮想機械状態
      • 0個又は1個の現ページ像
      • 状態

      返される仮想機械状態は,構造プロセサが引き渡した解釈文脈の 仮想機械状態に対して,内容処理が与えた影響の結果とする。 返される仮想機械状態が,最も近い上位ブロックの ブロック状態へ与える影響については, 直接の上位構造要素の処理の一部として規定する。

      現ページ像を内容プロセサを呼び出すための引数の一つとして渡した場合, 個々の内容処理の終了時に,現ページ像が返される。 返される現ページ像は,構造プロセサが引き渡した現ページ像に, 内容処理の影響を与えた結果とする。

      返される状態は,次のうちのいずれかとする。

      • 正常
      • 内容警告あり
      • 内容エラーあり

      . ]]> "正常"は,内容処理中に処理されないエラー及び警告が発生しなかったことを 意味する。 "内容警告あり"は,内容処理中に,1個以上の処理されない警告が発生したが, 処理されないエラーは,発生しなかったことを意味する。 "内容エラーあり"は,内容処理中に,1個以上の処理されないエラーが発生したことを 意味する。 例外処理については,で規定する。

      トークン列

      トークン列構造要素は,基底構造要素とする。 トークン列の値は,オクテット列型の値とする。

      トークン列構造要素は,次のいずれかの直接の下位要素とする。

      • ピクチャ本体構造要素
      • 資源仕様構造要素
      • セットアップ手続き構造要素

      トークン列構造要素の処理は,内容プロセサの呼び出し,及び, 最も近い上位ブロックのブロック状態への定められた変更を 行なう。 トークン列ピクチャ本体の直接の下位要素の場合, 内容処理は,現ページ像を変更することもできる。 最も近い上位ブロックの状態の変更は, 最も近い上位の構造要素に依存し, その構造要素の処理の一部として規定する。 内容プロセサが返す状態が正常ではない場合,構造エラー又は警告が発生する。

      ページ像と媒体のインスタンスとの関連

      媒体の選択及びページ像と媒体のインスタンスとの関連は, 幾つかの提示パラメタを含む複雑なプロセスとなる。

      ページ選択及び番号付け

      文書内の各ページ集合に, ページ選択文書作製命令を含めることができる。 このページ選択文書作製命令は,ページ集合内のページ構造要素が 文書の一部としてみなされることを規定する。 あらゆるページ集合内の,ページ選択文書作製命令よって除外される ページ構造要素は,文書の処理をするために無視される。

      文書のページ群は, ページ選択文書作製命令によって除外されない ページ構造要素群とする。 これらのページ群のそれぞれに,文書提示の目的のため, そのページを識別するページ順序番号が順番に割り当てられる。

      これらのページ群は, 補足ページ選択DPIによって除外される任意のページ群を含む。

      文書の補足ページ選択DPIによって除外されない各ページは, 各ページ処理の終了時でのそのページに対する現ページ像である ページ像と関連付けられる。 各ページ像には,そのページ像と関連する ページのページ順序番号である序数が割り当てられる。

      補足DPI内の補足ページ選択文書作製命令は, 文書のページ群の部分集合を選択することができる。 これらは,特定の提示に対して,文書ページ選択文書作製命令 によって除外されることはない。 補足ページ選択文書作製命令が,特定の提示に対して, 文書のページ群の部分集合を選択した場合, 提示されたそれらのページ群は, 文書全体を処理することで割り当てられたページ順序番号を保持する。 このとき, 補足ページ選択文書作製命令によって除外されたページ群は含めるが, ページ選択文書作製命令によって除外されたページは含めない。

      媒体宣言及び選択

      文書提示のために使用する媒体の指定は,次の2段階の処理とする。

      1. 1ページ以上の提示のために使用する各媒体は,媒体宣言によって 最初に宣言される。
      2. 各ページの提示のために使用する各媒体は,媒体選択又は現媒体文書作製命令 によって選択される。

      . The result of medium declaration and selection is the association of a particular medium with each of the ordinal page numbers. ]]> 媒体宣言及び選択は,で規定する。 媒体宣言及び選択によって,ページ順序番号それぞれと 特定の媒体とが関連付けられる。

      現出力面(Current Side)提示パラメタ

      文書の各ページは,文書の各ページに対する

      Select ]]> これらページ群には, 補足ページ選択DPIによって除外された任意のページ群は含むが, 文書ページ選択DPIによって除外された任意のページ群は含まない。

      現出力面文書作製命令

      ページと関連する現出力面文書作製命令がある場合, そのページと関連する Simplex

      ページ群に関連する

    • 文書の各ページに関連する 文書の各ページに関連する
    • そのページが文書の最初のページの場合,又は前のページに関連する そのページが文書の最初のページではなく,さらに前のページに関連する

      Duplex又はTumble-Duplex

      ページ群に関連する

    • そのページが,文書の最初のページの場合,又は前のページに関連する そのページが,文書の最初のページではなく,さらに前のページに関連する

      他のPlexの値

      ページ群に関連する

    • ページ像と媒体のインスタンスとの関連

      is presented on an instance of the medium which was associated with its ordinal page number as specified in . The page images are presented on instances of the media in their sequential order as specified below. ]]> で規定したとおりに今回の提示に対して選択された ページ群の一つと関連する各ページ像は, で規定するとおりにそのページ順序番号と 関連する媒体のインスタンス上に提示される。 ページ像は,次に規定する並び順で,媒体のインスタンス上に提示される。

      片面印刷

      ページ群の一つと関連する各ページ像は,媒体の個別のインスタンス上に提示される。

      ページ群に関連するページ群の1番目と関連する空白の媒体が, 二つのページ群の間で提示される。

      両面印刷

      ページ群の それぞれと関連する各ページ像は, 媒体のインスタンスの1番目(表面)及び2番目(裏面)に交互に提示される。 ページ像は,ページ順序番号によって規定する順序で 媒体のインスタンスの提示面と関連付けられる。 各ページ像が提示される媒体は,その各ページ像に関連する ページ順序番号が関連する媒体とする。 ページと関連する現ページ像は,次のいずれかが真の場合, 媒体の新たなインスタンス上に提示される。

      • そのページと関連するページと関連するページのページ順序番号が, 前のページのページ順序番号に1を加えた数ではない場合
      • ページのページ順序番号と関連する媒体と,前のページに対するページ像が提示された媒体とが異なる場合

      is placed are placed ]]> 最後の条件は,二つのページ像が置かれる実媒体が異なる場合に限り 満たされる。 同じ媒体が二つの異なる媒体仕様に割り当てられた場合, 単に媒体仕様が異なるという理由だけで, 連続したページ像を異なる媒体のインスタンス上に置くことはない。

      ページと関連するページと関連する

    • ページ像が媒体の新しいインスタンス上に提示され, 前ページ像が媒体の別のインスタンスの表面上に提示された場合, 前ページ像が提示された媒体のインスタンスの裏面は,余白となる。
    • ページ像が媒体の新しいインスタンスの裏面上に提示された場合, 媒体のそのインスタンスの表面は,余白となる。

    媒体上へのページ像の配置

    媒体の可視化可能な面への,ページによって作られたページ像の配置は, 次の項目で決まる。

    • ; ]]> で記述されているとおりの,ページ像と媒体のインスタンスの提示可能面との関連
    • で規定するとおりの,媒体上でのページ像の参照座標系の位置と向き

    媒体上での参照座標系の位置と向き

    各出力可能面は,次のものと関連をもつ。

    • 参照向き
    • 媒体参照座標系
    • 媒体の寸法を示す

      参照向き,並びに媒体上での媒体参照座標系の位置及び向きは, 媒体の機能であり,ページ像の機能ではない。

      この媒体上での媒体参照座標系の位置及び向きは, たとえ参照向き以外の向きで,完成した文書が通常どおりに見られるように ページ像を媒体上に配置できたとしても,変わらず同じとする。 (例:ランドスケープ方向で,長辺水平方向から)

      参照方向

      決まった向きをもつ媒体に対する参照方向は,その媒体の自然な向きとする。

      紙のような,特徴的な自然な向きをもたない媒体に対する 参照方向は,長辺垂直(ポートレート方向)とする。

      く(矩)形の媒体に対する媒体参照座標系

      く(矩)形の媒体に対する媒体上の媒体参照座標系の位置及び向きは, 次に示すとおり,その参照方向内において媒体に依存する。

      • 参照座標系の原点は,媒体の左下の角とする
      • 参照座標系のx軸は,下辺にそって置かれ,右向きにxの正の値をもつ。
      • 参照座標系のy軸は,媒体の左辺にそって置かれ,上向きにyの正の値をもつ

      非く(矩)形に対する媒体参照座標系

      非く(矩)形媒体に対する媒体の媒体参照座標系の位置及び向きは, その媒体のプロパティの一部とする。ただし, く(矩)形媒体に対する参照座標系の配置に近似する。

      両面媒体

      ページ像が両面媒体の両面上に提示される場合, 2番目の面(裏面)に対する参照方向は, 1番目の面(表面)に対する媒体参照座標系のy軸を軸として 媒体を回転することよって得られる方向とする。

      MediumXSize 及び MediumYSize

      ). ]]> 各媒体に関連するCurrentXMedium及びCurrentYMedium項目の値として 内容処理で利用可能である。(参照) 各媒体に関連する 仮想提示面

      ソフトコピー装置は,仮想提示面にページ像を置くことができて, あたかも物理提示面上に提示したように見ることができる。 そのような装置の各仮想提示面は,媒体の個別のインスタンスとして扱われる。 仮想提示面から物理表示面への対応付け,及び 後で表示するために仮想提示面を保存しておくシステムの 能力は,システムに依存する。

      媒体の可視化可能な面へのページ像の配置

      媒体の出力可能面へのページに対する現ページ像の配置は, Simplex 又は Duplex

      Tumble Duplex

      ページの関連するページ像は, 現ページ像の参照座標系と媒体参照座標系を同じにするために, 媒体の出力可能面に置かれる。 ページの関連するページ像は, 次の目的のために,媒体の可視化可能な面に置かれる。

      • 現ページ像の参照座標系の原点は,媒体参照座標内で( 現ページ像の参照座標系で(0, 現ページ像の参照座標系で(
      • 媒体の裏面に出力されたページ像は,180度回転される。
      • 規定されたページ像の回転は,両面印刷と同様に 片面印刷でも使用される。 このことによって,

        他のplexの値

      • 初期CurrentTransformation

        初期現作図状態のCurrentTransformation及び ページの初期作図状態は,初期CurrentTransformationとして 次に示すとおり参照される。 初期CurrentTransformationは, あるページの,x-image-shift, y-image-shift,及びcurrent-sideが 次に示す値の場合, 初期CurrentTransformationは,からまでに示すとおりとする。 xxとyyに適切な参照を入れて下さい。

        • Simplex

          ページの対する初期CurrentTransformationは, 次の処理を行った結果と同じとする。

        • {x y TranslateT}.

          Duplex

          ページの対する初期CurrentTransformationは, 次の処理を行った結果と同じとする。

        • {x side 2 Equal {Negate} If y TranslateT}

          Tumble Duplex

          ページの対する初期CurrentTransformationは, 次の処理を行った結果と同じとする。

        • {x y side 2 Equal {Negate} If TranslateT}

          他のPlexの値

          ページの対する初期CurrentTransformationは, 次のいずれかとする。

          • CurrentTransformation(分かっている場合)
          • CurrentTransformation