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SPDL文書を提示するためには,
提示プロセスがSPDL文書の内容を解釈しなければならない。
SPDL文書の内容は,トークン列構造要素の値からなる。
トークン列の内容の処理は,構造プロセサが作り出した
解釈文脈のもとで,内容プロセサによってトークン列の内容を
解釈することからなる。
各ブロックは,
そのブロックの内容の処理で用いる解釈文脈の作成で使用する,
関連付けられたブロック状態をもつ。
ブロック>境界の重要な特性として,
SPDL文書の各ページ>は,他のページ>から独立している。
各ページ>も,現ページ像に関連をもつ。
現ページ像は,ページ本体>及び任意の下位ピクチャ>構造要素
の直接の下位要素であるトークン列>構造要素の処理によって影響を受ける。
ブロック(BLOCK)
ブロック>構造要素は,次のうちのいずれかとする。
ページ集合>構造要素
ピクチャ>構造要素
環境内資源>構造要素
すべてのブロック>は,最上位構造>構造要素又は,
他のブロック>の下位要素のいずれかとする。
ブロック状態
各ブロックは,関連付けられたブロック状態をもつ。
ブロック状態は,ブロックの処理の開始時に生成され,
その処理の終了時に破棄される。
ブロックの初期ブロック状態は,そのブロックが
最上位構造>構造要素であるか,又は
上位ブロックの下位要素であるかによって異なる。
ブロックのブロック状態は,その下位要素群の処理の結果として
変更できる。
あるブロックが他のブロックの下位にある場合,
上位ブロックのブロック状態と
下位ブロックのブロック状態とは異なる。
下位ブロックのブロック状態への変更は,
上位ブロックのブロック状態に影響を与えない。
ブロック状態は,次のものからなる
仮想機械現状態は,次のものからなる。
最上位構造>であるブロック>は,文書>又は環境内資源>の
いずれかとする。
最上位構造>であるブロック>の初期ブロック状態は,
次のとおりとする。
提示パラメタの集合
through
色空間ファミリcolor-space-family::DeviceGray内の
無指定時フォント及び単一色空間は,無指定時の現作図状態に従う。
それらは,宣言なしで, .
]]>
.
]]>
.
]]>
.
]]>
.
]]>
).
]]>
.
]]>
より上位の through
下位
下位
下位
上位 p is the initial CurrentTransformation determined as
specified by
下位
下位
下位
下位
下位
下位
下位
下位
文書処理の際に,SPDL文書の各
内容プロセサとのインタフェースは,抽象的な手続き呼び出しからなる。
内容プロセサを呼び出すための引数は,次のとおりとする。
内容値は,内容表現交換様式のインスタンスを表す。
その内容値は,次のいずれかとする。
.
The Clear Text Content Representation and Interchange Format is specified
in
解釈文脈は次のものからなる
提示プロセスの環境及び定義済み資源の集合は,解釈文脈の一部ではない。
個々の内容処理に対して用いられる解釈文脈は,次に示すとおり
最も近い上位
内容表記識別子は,内容値が2進内容値であるか平文内容値であるかを
指定する。
宣言済み資源の集合は,最も近い上位
初期
現中断方針は,最も近い上位
仮想機械状態は,最も近い上位
現ページ像は,SPDL文書の各
内容処理は,内容表記識別子によって指定される内容表記法を用いて表現された
トークンの列として内容値の解釈,
及び内容プロセサによるそれらのトークンの処理からなる。
through
内容プロセサは,個々の内容処理の終了時に次のものを返す。
返される仮想機械状態は,構造プロセサが引き渡した解釈文脈の
仮想機械状態に対して,内容処理が与えた影響の結果とする。
返される仮想機械状態が,最も近い上位
現ページ像を内容プロセサを呼び出すための引数の一つとして渡した場合,
個々の内容処理の終了時に,現ページ像が返される。
返される現ページ像は,構造プロセサが引き渡した現ページ像に,
内容処理の影響を与えた結果とする。
返される状態は,次のうちのいずれかとする。
.
]]>
"正常"は,内容処理中に処理されないエラー及び警告が発生しなかったことを
意味する。
"内容警告あり"は,内容処理中に,1個以上の処理されない警告が発生したが,
処理されないエラーは,発生しなかったことを意味する。
"内容エラーあり"は,内容処理中に,1個以上の処理されないエラーが発生したことを
意味する。
例外処理については,
各
媒体の選択及びページ像と媒体のインスタンスとの関連は,
幾つかの提示パラメタを含む複雑なプロセスとなる。
これらの
補足DPI内の補足ページ選択文書作製命令は,
文書提示のために使用する媒体の指定は,次の2段階の処理とする。
.
The result
of medium declaration and selection is the association of a particular
medium with each of the ordinal page numbers.
]]>
媒体宣言及び選択は,
Select
is presented on an instance of the medium which was associated with
its ordinal page number as specified in
is placed are placed
]]>
最後の条件は,二つのページ像が置かれる実媒体が異なる場合に限り
満たされる。
同じ媒体が二つの異なる
媒体の可視化可能な面への,
各出力可能面は,次のものと関連をもつ。
参照向き,並びに媒体上での媒体参照座標系の位置及び向きは,
媒体の機能であり,ページ像の機能ではない。
この媒体上での媒体参照座標系の位置及び向きは,
たとえ参照向き以外の向きで,完成した文書が通常どおりに見られるように
ページ像を媒体上に配置できたとしても,変わらず同じとする。
(例:ランドスケープ方向で,長辺水平方向から)
決まった向きをもつ媒体に対する参照方向は,その媒体の自然な向きとする。
紙のような,特徴的な自然な向きをもたない媒体に対する
参照方向は,長辺垂直(ポートレート方向)とする。
く(矩)形の媒体に対する媒体上の媒体参照座標系の位置及び向きは,
次に示すとおり,その参照方向内において媒体に依存する。
非く(矩)形媒体に対する媒体の媒体参照座標系の位置及び向きは,
その媒体のプロパティの一部とする。ただし,
く(矩)形媒体に対する参照座標系の配置に近似する。
ページ像が両面媒体の両面上に提示される場合,
2番目の面(裏面)に対する参照方向は,
1番目の面(表面)に対する媒体参照座標系のy軸を軸として
媒体を回転することよって得られる方向とする。
).
]]>
各媒体に関連する
ソフトコピー装置は,仮想提示面にページ像を置くことができて,
あたかも物理提示面上に提示したように見ることができる。
そのような装置の各仮想提示面は,媒体の個別のインスタンスとして扱われる。
仮想提示面から物理表示面への対応付け,及び
後で表示するために仮想提示面を保存しておくシステムの
能力は,システムに依存する。
媒体の出力可能面への
初期現作図状態の
文書>の場合,初期ブロック状態の提示パラメタの集合は,
環境内資源>の場合,初期ブロック状態の提示パラメタの集合は,
提示パラメタの無指定時値からなる。
プロローグ>の下位要素であるDPI宣言>から派生する。
定義済み資源の集合
最上位構造>の初期ブロック状態の定義済み資源の集合は,
提示プロセスの環境内の資源の集合からなる。
宣言済み資源の集合
最上位構造>の初期ブロック状態の宣言済み資源の集合は,空とする。
初期
ページ集合>又は環境内資源>である
最上位構造>の初期ブロック状態内の初期ページ>である最上位構造>の初期ブロック状態内の
初期
継承可能な文脈スタック
最上位構造>の初期ブロック状態内の
継承可能な文脈スタックの初期値は,次のものからなる。
オペランドスタック
最上位構造>の初期ブロック状態内のオペランドスタックは,空とする。
文脈スタック
最上位構造>の初期ブロック状態内の文脈スタックは,
次のものからなる。
作図状態スタック
最上位構造>の初期ブロック状態内の作図状態スタックは,
その初期現作図状態の複製であるただ一つの作図状態からなる。
現作図状態
最上位構造>の初期ブロック状態内の現作図状態は,
退避オブジェクトの順序付き集合
最上位構造>の初期ブロック状態内の退避オブジェクトの順序付き集合は,
空とする。
参照オブジェクトの集合
最上位構造>の初期ブロック状態内の参照オブジェクトの集合は,
SystemDict及びUserDictによって参照される辞書並びに,
それらの辞書の内容によって直接又は間接的に参照される
任意のオブジェクトとからなる(
状態変数
最上位構造>の初期ブロック状態内の状態変数の集合は,
下位
ブロック>の初期ブロック状態
ブロック>に対する下位要素である
ブロック>の初期ブロック状態は,次のとおりとする。
提示パラメタの集合
ブロック>の初期ブロック状態内の提示パラメタの集合は,
11.から15.までで規定するとおり文書作製命令によって定められる。
ページ集合>に対する初期値,及び
ページ集合>に対する
定義済み資源の集合
ブロック>の初期ブロック状態内の定義済み資源の集合は,
現ブロック>の処理開始の時点で
最も近い上位ブロック>の,ブロック状態内の
定義済み資源の集合とする。
宣言済み資源の集合
ブロック>の初期ブロック状態内の宣言済み資源の集合は,
現ブロック>の処理開始の時点で
最も近い上位ブロック>の,ブロック状態内の
宣言済み資源の集合とする。
初期
ページ集合>の初期ブロック状態内の
初期ページ集合>の処理処理開始の時点で
最も近い上位ページ集合>のブロック状態内の,現作図状態の
ページ集合>の下位要素であるページ>の初期ブロック状態内の
初期ページ>の処理処理開始の時点で
最も近い上位ページ集合>の,ブロック状態内の現作図状態の
ページ>の下位要素であるピクチャ>の初期ブロック状態内の
初期ピクチャ>の処理処理開始の時点で
最も近い上位ピクチャ>の,ブロック状態内の現作図状態の
継承可能な文脈スタック
ブロック>の初期ブロック状態内の
継承可能な文脈スタックの初期値は,
現ブロック>の処理処理開始の時点で
最も近い上位ブロック>の,ブロック状態内の
継承可能な文脈スタックの複製とする。
オペランドスタック
ブロック>の初期ブロック状態内のオペランドスタックは,空とする。
文脈スタック
ブロック>の初期ブロック状態内の文脈スタックは,
現ブロック>の処理処理開始の時点で
最も近い上位ブロック>の,ブロック状態内の
文脈スタックの複製とする。
作図状態スタック
ブロック>の初期ブロック状態内の現作図状態は,
現ブロック>の処理処理開始の時点で
最も近い上位ブロック>の,ブロック状態内の
現作図状態の複製とする。
現作図状態
ブロック>の初期ブロック状態内の
現作図状態は,
現ブロック>の処理処理開始の時点で
最も近い上位ブロック>の,ブロック状態内の
現作図状態の複製とする。
退避オブジェクトの順序付き集合
ブロック>の初期ブロック状態内の
退避オブジェクトの順序付き集合は,空とする。
参照オブジェクトの集合
ブロック>の初期ブロック状態内の
参照オブジェクトの集合は,
現ブロック>の処理処理開始の時点で
最も近い上位ブロック>の,ブロック状態内の
参照オブジェクトの集合の複製とする。
状態変数
ブロック>の初期ブロック状態内の
状態変数は,
現ブロック>の処理処理開始の時点で
最も近い上位ブロック>の,ブロック状態内の
状態変数の複製とする。
現ページ像
ページ>に対して現ページ像が作られる。
各ページ>に対する現ページ像は,
ページ>の処理開始の時点で空のページとして初期化され,
下位ページ本体>構造要素又は,非SPDLピクチャ>構造要素の
直接の下位要素であるトークン列>構造要素の処理によって変更される。
ピクチャ本体>の直接の下位要素ではないトークン列>構造要素の処理は,
ブロック状態に影響を与えてもよいが,現ページ像の状態には,影響を
与えてはならない。
ページ>処理の際,現ページ像は,完全に番地付け可能である。
1回の処理で媒体の一つの部分にしかマークできない提示プロセスは,
1回の処理で,仮想ページ像を作成し,
そのページ像を媒体の一つの領域に転送する。
ページ>の現ページ像の提示面への実際の提示は,
トークン列構造要素群の処理に合わせて順次行われてもよい。
あるいは,ページ像に対する変更を,
そのページの処理が終了するまで現ページ像内に集積し,
その後で媒体上に転送してもよい。
ページ処理の最終的な結果は,
基本的な描画操作列を実行しての結果であるページ像を,
媒体上に可視化することである。
ページ像の提示面への転送が終了したとき,
可視化したページ像は,そのページ>の処理によって発生したすべての
影響を反映する。
空のページ像を出力すると,媒体の色がそのまま提示される。
内容プロセサとのインタフェース
内容値
解釈文脈
ブロック>の現ブロック状態から派生する。
内容表記識別子
環境内資源>である
ブロック>の現ブロック状態から派生する
解釈文脈の内容表記識別子は,次の内容値を識別する。
ブロック>の内容に対する構造表現交換様式が
2進構造表現交換様式である場合には,2進内容値。
ブロック>の内容に対する構造表現交換様式が
平文構造表現交換様式である場合には,平文内容値。
ピクチャ>である
ブロック>の現ブロック状態から派生する
解釈文脈の内容表記識別子は,次の内容値を識別する。
ピクチャ>に対する内容表現識別子>がピクチャ>に対する内容表現識別子>が
宣言済み資源の集合
ブロック>のブロック状態の
宣言済み資源の集合とする。
初期
ブロック>の
ブロック状態内の初期
現中断方針
ブロック>のブロック状態内の,
提示パラメタ集合のブロック>のブロック状態内の
仮想機械現状態の複製とする。
現ページ像
ページ>に対して作られる。
最も近い上位ページ>の現ページ像は,
ピクチャ本体>の直接の下位要素である各トークン列>の内容を
処理するために,内容プロセサへ渡される。
内容処理
復帰
ブロック>の
ブロック状態へ与える影響については,
直接の上位構造要素の処理の一部として規定する。
トークン列
トークン列構造要素は,基底構造要素とする。
トークン列の値は,オクテット列型の値とする。
トークン列構造要素は,次のいずれかの直接の下位要素とする。
ピクチャ本体構造要素
資源仕様構造要素
セットアップ手続き構造要素
トークン列構造要素の処理は,内容プロセサの呼び出し,及び,
最も近い上位ブロック>のブロック状態への定められた変更を
行なう。
トークン列がピクチャ本体>の直接の下位要素の場合,
内容処理は,現ページ像を変更することもできる。
最も近い上位ブロック>の状態の変更は,
最も近い上位の構造要素に依存し,
その構造要素の処理の一部として規定する。
内容プロセサが返す状態が正常ではない場合,構造エラー又は警告が発生する。
ページ像と媒体のインスタンスとの関連
ページ選択及び番号付け
文書>内の各ページ集合>に,
ページ選択文書作製命令を含めることができる。
このページ選択文書作製命令は,ページ集合>内のページ>構造要素が
文書>の一部としてみなされることを規定する。
あらゆるページ集合>内の,ページ選択文書作製命令よって除外される
ページ>構造要素は,文書>の処理をするために無視される。
文書>のページ>群は,
ページ選択文書作製命令によって除外されない
ページ>構造要素群とする。
これらのページ>群のそれぞれに,文書提示の目的のため,
そのページ>を識別するページ順序番号が順番に割り当てられる。
ページ>群は,
補足ページ選択DPIによって除外される任意のページ>群を含む。
文書>の補足ページ選択DPIによって除外されない各ページ>は,
各ページ>処理の終了時でのそのページ>に対する現ページ像である
ページ像と関連付けられる。
各ページ像には,そのページ像と関連する
ページ>のページ順序番号である序数が割り当てられる。
文書>のページ>群の部分集合を選択することができる。
これらは,特定の提示に対して,文書ページ選択文書作製命令
によって除外されることはない。
補足ページ選択文書作製命令が,特定の提示に対して,
文書>のページ>群の部分集合を選択した場合,
提示されたそれらのページ>群は,
文書>全体を処理することで割り当てられたページ順序番号を保持する。
このとき,
補足ページ選択文書作製命令によって除外されたページ>群は含めるが,
ページ選択文書作製命令によって除外されたページ>は含めない。
媒体宣言及び選択
媒体宣言>によって
最初に宣言される。
現出力面(Current Side)提示パラメタ
文書>の各ページ>は,ページ>に対するページ>群は含むが,
文書ページ選択DPIによって除外された任意のページ>群は含まない。
現出力面文書作製命令
ページ>と関連する現出力面文書作製命令がある場合,
そのページ>と関連するページ>に関連するページ>に関連するページ>が文書>の最初のページ>の場合,又は前のページ>に関連するページ>が文書>の最初のページ>ではなく,さらに前のページ>に関連する
Duplex又はTumble-Duplex
ページ>が,文書>の最初のページ>の場合,又は前のページ>に関連するページ>が,文書>の最初のページ>ではなく,さらに前のページ>に関連する
他のPlexの値
ページ像と媒体のインスタンスとの関連
ページ>群の一つと関連する各ページ像は,
片面印刷
ページ>群の間で提示される。
両面印刷
ページ>と関連する現ページ像は,次のいずれかが真の場合,
媒体の新たなインスタンス上に提示される。
ページ>と関連するページ>と関連するページ>のページ順序番号が,
前のページ>のページ順序番号に1を加えた数ではない場合
ページ>のページ順序番号と関連する媒体と,前のページ>に対するページ像が提示された媒体とが異なる場合
媒体仕様>に割り当てられた場合,
単に媒体仕様>が異なるという理由だけで,
連続したページ像を異なる媒体のインスタンス上に置くことはない。
ページ>と関連する
媒体上へのページ像の配置
ページ>によって作られたページ像の配置は,
次の項目で決まる。
媒体上での参照座標系の位置と向き
参照方向
く(矩)形の媒体に対する媒体参照座標系
非く(矩)形に対する媒体参照座標系
両面媒体
MediumXSize 及び MediumYSize
媒体の可視化可能な面へのページ像の配置
ページ>に対する現ページ像の配置は,
他のplexの値
初期
ページ>の初期作図状態は,初期ページ>の,x-image-shift, y-image-shift,及びcurrent-sideが
次に示す値の場合,
初期
Simplex
Duplex
Tumble Duplex
他のPlexの値