複合指標付きフォント仕様辞書

FontType 0 指標付きフォント仕様辞書

FontType: Integer> pair,a FontType 0 Indexed Font Specification Dictionary shallhave at least the following key/value pairs, the required pairs: ]]> FontType 0指標付きフォント仕様辞書は、キーと値との対<FontType: 整数>の他に、少なくともFontMatrixEncodingFDepVector、及びFMapTypeと いうキーと値との対をもたなければならない。

FontMatrix

FontMatrix: Transformation>specifies the initial or default value of the Transformationused when the Indexed Font Specification Dictionary is made into a correspondingIndexedFont. This transformation is effectively concatenated with theFontMatrixof each descendant font in the composite font. ]]> 必す(須)のキーと値との対<FontMatrix: 座標変換行列>は、指標 付きフォント仕様辞書を、対応する指標付きフォントに変換する時に用いる座標変換 行列の初期値又は無指定時値を指定する。この座標変換行列は、複合フォントにおけ るそれぞれの下位フォントのFontMatrixと効果的に結合される。

Encoding

Encoding: VectorReference>references a Vector of Cardinals. ]]> 必す(須)のキーと値との対<Encoding: ベクタ参照>は、非負整数 からなるベクタへの参照とする。 FONT INDEX MAP in content. ]]> それぞれの非負整数は、フォント選択子とする。 このベクタは、内容中のフォント指標対応表を表現する。 ). ]]> このベクタは、グリフ対応付けの際に、フォント指標をフォント選択子に結びつ けるために用いる(参照)。

FDepVector

FDepVector: VectorReference>references a Vector of IndexedFonts. ]]> 必す(須)のキーと値との対<FDepVector: ベクタ参照>は、指標付 きフォントからなるベクタへの参照とする。 FontIndexMap (the Encoding key/value pair; seeabove) are used to selecta IndexedFont from the FDepVector. ]]> フォント指標対応表から得られる選択子(前記のキーと値と の対Encoding)は、FDepVectorから指標付きフォントを選択するために用いる。 ). ]]> このように、グリフ対応付けの際に、複合フォントは要素フォントにアクセスする。 要素フォントは、基底指標付きフォントであってもよく、複合指標付きフォント であってもよい。

FMapType

FMapType: Integer>specifies a Glyph Mapping Algorithm. ]]> 必す(須)のキーと値との対<FMapType: 整数>は、グリフ対応付け アルゴリズムを指定する。 . ]]> 許されているグリフ対応付けアルゴリズムに対応する整数及びアルゴリズムその ものは、で規定する。 その他の値は、この規格の将来での使用のために予約する。

その他のキーと値との対

FontType 0 Indexed Font Specification Dictionary, depending onthe value of FMapType. ]]> FontType 0指標付きフォント仕様辞書には、FMapTypeの値 に依存して、その他のキーと値との対が必要となる。 . ]]> それらは、で定義する。

任意選択のキーと値との対

FontType 0 IndexedFont Specification Dictionary, with semantics definedby this International Standard, are: ]]> FontType 0 指標付きフォント仕様辞書にある任意選択のキーと値との対と その意味のうち、この規格で定義するものを、次に示す。

WMode

WMode:Cardinal> is used in the same way that it is used in aBase Font. ]]> 任意選択のキーと値との対<WMode: 非負整数>は、基底フォントの場 合と同様に用いる。 WMode in a CompositeFont overrides the value of WMode in all component fontsof the Composite Font. ]]> 複合フォントにおけるWModeの値は、その複合フォントの各要素フォ ントのWModeの値より優先される。 WMode is not present in theComposite Font, the value defaults to zero. ]]> 複合フォント内にWModeが存在しない場合、その値は0とみなす。

指標付きフォント仕様辞書は、前記のキーと値との対の他に、どのようなキーと値との対を 含んでもよい。

複合フォントグリフ対応付け

では、現フォントが複合フォントの場合、文字テキスト の作画の過程でグリフ対応付けを行うアルゴリズムを定義する。 まず、この節の残りの部分で用いる用語の幾つかを定義する。

複合フォントの階層構造は、木構造とみなすことができる。 木の根節が、元になる複合フォントであり、これがグリフ列の対応付け開始時点 での現フォントとなる。 root font. ]]> このフォントを根フォントと呼ぶ。 木の葉節は、基底フォントであり、これが実際のグリフ形状情報を含む。 中間の節がある場合、それらは付加的な複合フォントになる。 根から葉の方へ動いていくことを木を下るといい、葉から根の方へ動くことを木 を上るという。 descendant fonts. ]]> 複合フォントの要素フォント及びその任意のレベルの要素を、下位フォント と呼ぶ。 parent font. ]]> ある下位フォントを要素フォントとするフォントを、親フォントと呼ぶ。 複合フォントの入れ子の深さには、実装上の制限があってもよい。

一般に、グリフ列内のオクテットは、グリフ指定子の並びを導出するために用い られる。ここで、各グリフ指定子は1個の対(基底フォント、グリフ識別子)からなる。 次に、各グリフ識別子は、その基底フォントが作画操作の際における現フォント であるかのように、その基底フォントで作画される。 ConstructGlyphProcedure in a FontType 3 font or a CDevProcProcedure in a FontType 1 font, may use the operatorsGetSelectedFont and GetRootFont todetermine the currently selected Base IndexedFont and the original CompositeIndexedFont, respectively. ]]> 基底フォント内の手続き、例えばFontTypeが3であるフォントのConstructGl yph手続き、又はFontTypeが1であるフォントのCDevProc手続きは 、現在選択されている基底指標付きフォント、及び元になる複合指標付きフォントを 決定するために、それぞれGetSelectedFont演算子及びGetRootFont 演算子を用いてもよい。

FDepVectorfont selectors in a Composite Fontis specified by the Encoding Vector. ]]> 複合フォントにおけるフォント指標とFDepVectorフォント選択子の結 び付きは、Encodingベクタで指定する。 Encodingis a reference to a Vector of Cardinals, and is a required key/value pair inall Composite Indexed Font Specification Dictionaries. ]]> Encodingは、非負整数からなるベクタへの参照であり、すべての複合 指標付きフォント仕様辞書で必す(須)のキーと値との対とする。 このベクタ、つまりフォント指標符号化ベクタが、フォント指標対応表を 表現する。 各フォント指標は、フォント指標符号化ベクタへの指標として用いられ、フォン ト選択子の選択を行う。 FDepVector to determine the component fontto be used for imaging or further component font selection, as describedbelow. ]]> このフォント選択子は、次に、作画又は引き続いての要素フォント選択に用いる 要素フォントを決定するためにFDepVectorへの指標として用いられる。

複合フォントグリフ対応付けアルゴリズム

複合フォントの対応付けアルゴリズムには、モード依存及びモード非依存の二つ のカテゴリがある。 モード非依存の対応付けアルゴリズムでは、対応付けアルゴリズムは、グリフ列 から各グリフ指定子が抽出されるごとに再開する。 モード依存の対応付けアルゴリズムでは、アルゴリズムは要素フォントからなる 階層木構造における位置に関する情報を保持している。 モード非依存の対応付けアルゴリズムをもつ複合フォントは、モード依存の対応 付けアルゴリズムをもつ複合フォントの下位フォントであってもよいが、この逆であ ってはならない。

FMapTypein the Composite Font under consideration. ]]> 複合フォントグリフ対応付けアルゴリズムが複合フォントの木を下る場合、アル ゴリズムの挙動はその複合フォントのFMapTypeの値に依存する。 基底フォントへ下るたびに、単一のグリフ指定子が決定され、複合フォントグリ フ対応付けアルゴリズムのサイクルを構成する。 各サイクルでは、モード依存及びモード非依存の対応付けアルゴリズムのいずれ か又は両方を用いてよい。 各サイクルは、グリフ列中のオクテットを幾つか消費する。 that required Glyph Mapping. ]]> グリフ指定子が決定されるごとに、それは、引き続く処理のために、グリフ対応 付けを要求した作画演算子ヘ返される(参照)。 各サイクルが終わると、次のサイクルが現在選択されているフォントに対して開 始される。 currently selected font is the IndexedFont that was last selected by the modal mapping algorithm or the root fontif there is no descendant Indexed Font selected by the modal mapping algorithm. ]]> 現在選択されているフォントとは、モード依存アルゴリズムによって 直前に選択されていた指標付きフォントとする。モード依存アルゴリズムによって選 択された下位指標付きフォントがない場合は、 根フォントを現在選択されているフォントとする。 グリフ列の対応付け開始時点では、現在選択されているフォントは、根フォント とする。 このプロセスは、グリフ列中のすべてのオクテットが尽きるまで継続する。

モード非依存のグリフ対応付けアルゴリズム

FMapType of the Composite Font underconsiderationis one of the non-modal values. ]]> 複合フォントのFMapTypeの値がモード非依存の値のいずれかである場 合、モード非依存の対応付けアルゴリズムをグリフ指定子を構成するために用いる。 initial sub-algorithm, used when non-modal mapping is initiated,and (2) the descendent sub-algorithm, used for all subsequent non-modalmapping in Indexed Fonts descendent from the initial non-modal font. ]]> モード非依存の対応付けアルゴリズムは、その挙動を規定する次に示す副アルゴ リズムによってパラメータ化される。(1)初期副アルゴリズム、これはそ のモード非依存の対応付けが起動されたときに用いられる。(2)下降副アルゴリ ズム、これは最初のモード非依存フォントの下位の指標付きフォントにおいて 引き続いて行われるすべてのモード非依存の対応付けに用いられる。 - below. ]]> これらの副アルゴリズムは、からまで で定義する。 これらの副アルゴリズムは、グリフ列からいつ、どれだけの数のオクテットを読 むかを制御し、そのアルゴリズムが用いる潜在的なフォント指標及びグリフ指標を決 定する。

モード非依存の対応付けアルゴリズムのための状態機械には、四つの状態がある。

  • FMapType in the currently selected CompositeFont, the appropriate initial sub-algorithm is invoked to establish an initial font index and potential glyph index. ]]> 1. 現在選択されている複合フォントのFMapTypeの値に基づいて、適 切な初期副アルゴリズムが起動され、初期フォント指標及び潜在グリフ指標が確立さ れる。
  • 2. そのフォント指標が、その複合フォントのフォント指標符号化ベクタへの指標 として用いられ、フォント選択子を決定する。 FDepVector to select a component IndexedFont of the Composite Font. ]]> 次にそのフォント選択子がFDepVectorへの指標として用いられ、その 複合フォントの要素指標付きフォントの選択に用いられる。
  • 3. 選択された下位指標付きフォントが基底フォントである場合、その潜在グリフ 指標が実際のグリフ指標となる。 ), determining the glyph identifier. ]]> それはその基底フォントのグリフ指標符号化ベクタへの指標として用いられ(参照)、グリフ識別子を決定する。 これで単一のグリフ指定子が決定され、その複合フォントの対応付けアルゴリズムの このサイクルが完了する。
  • FMapType in this new Composite Font isused to determine which of the descendent sub-algorithms is invoked to determinea new font index and a new potential glyphindex. ]]> 4. 選択された下位指標付きフォントそれ自身が複合フォントである場合、この新 しい複合フォントのFMapTypeの値を用いて、どの下降副アルゴリズムを 起動するかを決定し、新しいフォント指標及び新しい潜在グリフ指標を決定する。 この下降副アルゴリズムは、先の潜在グリフ指標の値を利用し、後述するとおり 、グリフ列からさらに情報を抽出してもよい。 このモード非依存の対応付けアルゴリズムは、前記の状態2に移行する。

    RaiseError shall be invoked withRangeCheckas its operand. ]]> モード非依存の対応付けアルゴリズムが前記アルゴリズムの状態3で終了しない場 合、RangeCheckをオペランドとしてRaiseErrorが引き起こさ れる。

    モード依存複合フォント対応付けアルゴリズム

    FMapType of the Composite Font underconsiderationis one of the modal values. ]]> 複合フォントのFMapTypeの値がモード依存の値のいずれかである場合 に、グリフ指定子を構成するためにモード依存の対応付けアルゴリズムを用いる。 モード依存の対応アルゴリズムでは、グリフ指定子を決定するアルゴリズムは、 次に示す四つの状態を経る。

  • FMapType in the currently selected CompositeFont, the appropriate modal trigger and an initial font index is establishedand an octet is extracted from the GlyphString. ]]> 1. 現在選択されている複合フォントのFMapTypeの値に基づいて、適 切なモード依存ののトリガー及び初期フォント指標が確立され、グリフ列から1個の オクテットが抽出される。

  • 2. そのオクテットがモード依存のトリガーである場合、現在選択されているフォ ントが変更されてもよい。 この過程は、個別のアルゴリズムによって記述される。 オクテットがモード依存のトリガーでない場合、そのオクテットは現在選択されてい るフォントの潜在グリフ指標として用いられる。
  • 3. 現在選択されている指標付きフォントが基底フォントである場合、その潜在グ リフ指標が実際のグリフ指標となる。 ), determining the glyph identifier. ]]> そのグリフ指標は、その基底フォントのグリフ指標符号化ベクタへの指標として 用いられ(参照)、グリフ識別子を決定する。 これで単一のグリフ指定子が決定され、複合フォントの対応付けアルゴリズムの このサイクルが完了する。
  • FMapType in this new Composite Font isused to determine which of the Glyph Mapping algorithms is invoked to determinea new font index and a new potential glyphindex. ]]> 4. 選択された下位指標付きフォントがそれ自身複合フォントである場合は、この 新しい複合フォントのFMapTypeの値を用いて、どの下降副アルゴリズム を起動するかを決定し、新しいフォント指標及び新しい潜在グリフ指標を決定する。 FMapType is a non-modalvalue, the non-modal mapping algorithmis begun in state 4. ]]> この新しいFMapTypeの値がモード非依存である場合、そのモード非依 存の対応付けアルゴリズムが状態4から開始される。 FMapTypeis a modal value, several actions occur. ]]> 新しいFMapTypeの値がモード依存の値である場合、幾つか の動作が行われる。 フォント指標が0にセットされる。 このフォント指標が、現在選択されている複合フォントのフォント指標符号化ベ クタへの指標として用いられ、フォント選択子を決定する。 FDepVector to select a component IndexedFont of the Composite Font as the new currently selected font, another octetis extracted from the GlyphString and processing continues at state 2.immediatelyabove. ]]> このフォント選択子がFDepVectorへの指標として用いられ、その複合 フォントの要素指標付きフォントを新しい現在選択されているフォントとして選択す る。グリフ列からオクテットがさらに1個抽出され、処理は直前に示した状態2で継続 される。

    RaiseErrorshall be invoked with RangeCheck as its operand. ]]> モード依存の対応付けアルゴリズムがグリフ列からオクテットを抽出しようとし たのにそのグリフ列にはもうオクテットがない場合、RangeCheckをオペ ランドとしてRaiseErrorが引き起こされる。

    FMapType, are defined in thesubclauses below. ]]> FMapTypeの値に依存して決まる、グリフ列からグリフ指定子情報を導 出するアルゴリズムをからまでで定義する。

    8/8対応付け

    FMapType is 2, the non-modal GlyphMapping algorithm is used. ]]> FMapTypeの値が2である場合、モード非依存の対応付けアルゴリズムを用いる。 副アルゴリズムは、次のとおりとする。

  • 初期副アルゴリズム:2個のオクテットをグリフ列から抽出する。 最初のオクテットヲ0から255までのフォント指標として解釈する。 2番目のオクテットは、0から255までの潜在グリフ指標として解釈する。
  • 下降副アルゴリズム:前回の潜在グリフ指標を新しいフォント指標として解釈する。 もう1個のオクテットをグリフ列から抽出する。それは、新しい潜在グリフ指標と して解釈し、値は0から255とする。

    1/7対応付け

    FMapType is 4, the non-modal GlyphMapping algorithm is used. ]]> FMapTypeの値が4である場合は、モード非依存の対応アルゴリズムを用いる。 副アルゴリズムは、次のとおりとする。

  • 初期副アルゴリズム:1個のオクテットをグリフ列から抽出する。 その最上位ビットをフォント指標(0又は1)として解釈する。 残りの7ビットは潜在グリフ指標として解釈し、値は0から127とする。
  • 下降副アルゴリズム:先の潜在グリフ指標を128で除する。その結果を、もっとも 近い非負整数に切り下げ、新しいフォント指標として解釈する。 先の潜在グリフ指標の下位7ビットを0から127までの新しい潜在グリフ指標として 解釈する。

    9/7対応付け

    FMapType is 5, the non-modal GlyphMapping algorithm is used. ]]> FMapTypeの値が5である場合は、モード非依存の対応アルゴリズムを用いる。 副アルゴリズムは、次のとおりとする。

  • 初期副アルゴリズム:2個のオクテットをグリフ列から抽出する。 最初のオクテットに2を掛け、それを第2のオクテットの最上位ビットに加算する。 その結果をフォント指標と解釈し、値は0から511とする。 第2のオクテットの残り7ビットを、0から127までの潜在グリフ指標として解釈する。
  • 下降副アルゴリズム:もう1個のオクテットをグリフ列から抽出する。 前回の潜在グリフ指標に2を掛け、それを抽出したオクテットの最上位ビットに加 算する。 その結果を新しいフォント指標として解釈する。 抽出したオクテットの残り7ビットを、0から127までの新しい潜在グリフ指標とし て解釈する。

    インターバル対応付け

    FMapType is 6, the non-modal GlyphMapping algorithm is used and there is anadditional required key/value pair in the Composite Indexed Font SpecificationDictionary: <SubsVector: OctetString>. ]]> FMapType の値が6である場合、モード非依存のグリフ対応付けアルゴ リズムを用いる。この場合、複合指標付きフォント仕様辞書には付加的なキーと値との対<SubsVector: オクテット列>が必要となる。 extraction unitsize,<sz: Cardinal>. ]]> このSubsVectorの最初のオクテットは、抽出単位サイズ<sz: 非負整数>を決定する。 sz is one greater than the value of the first octet. ]]> このオクテットは0から255までの非負整数であり、szはそのオクテッ トに1を加えたものとなる。 sz. ]]> 値szの許容されるサイズの最大値には実装上の制限があってもよい。

    SubsVector OctetString definesa sequence of ranges of consecutive extraction unit values. ]]> SubsVectorのオクテット列の残りは、連続する抽出単位値の連続する 範囲を定義する。 szoctets; the octets are interpreted as a Cardinal, most significantoctet first. ]]> 各範囲はsz個のオクテットで定義する。これらのオクテットは、最上 位のオクテットを先頭とする1個の非負整数として解釈される。 結果の数が抽出単位値の範囲のサイズとなる。 sz, which is the total number of extraction unitvalues expressible in sz octets. ]]> すべての範囲サイズの合計は、256のsz乗より、小さくなければなら ないが、これは、sz個のオクテットで表現可能な、抽出単位値の総数で ある。 連続する明示的な範囲の後ろに、暗黙的な範囲が存在し、可能な抽出単位値全体 の残りを含んでいる。

    抽出単位値が与えられると、インターバル対応付けアルゴリズムは、フォント指標及 び潜在グリフ指標を次のとおりに決定する。初期の潜在グリフ指標の値はその抽出単 位値に設定され、初期のフォント指標は0に設定される。 SubsVector OctetString, if the value ofthe potential glyph index is within that range, the Interval mappingsub-algorithmis done and the current font index and potential glyph index are returned. ]]> SubsVectorオクテット列の各範囲に対して、潜在グリフ指標の値がそ の範囲内にあれば、インターバル対応付け副アルゴリズムが実行され、現フォント指標及 び現潜在グリフ指標が返される。 そうでない場合、古い潜在グリフ指標の値からその範囲のサイズを引くことによ って新しい潜在グリフ指標が計算され、またフォント指標が1だけ増やされる。 SubsVectorOctetString, then the Interval mapping sub-algorithm is done and the currentfont index and potential glyph index are returned. ]]> SubsVectorオクテット列中に範囲がなくなった場合は、インターバル対応 付け副アルゴリズムが実行され、現フォント指標及び現潜在グリフ指標が返される。

    このモード非依存のグリフ対応付けアルゴリズムの副アルゴリズムは、次のとおり。

  • sz octets are extracted fromthe GlyphString;the octets are interpreted as a Cardinal, the first octet being the mostsignificantoctet. ]]> 初期副アルゴリズム:sz個のオクテットをグリフ列から抽出する。そ れらのオクテットは、先頭のものを最上位とする1個の非負整数として解釈される。 その結果の数を抽出単位値とする。 その抽出単位値は、前記の段落で記述したとおりに、フォント指標及び潜在グリ フ指標に変換される。
  • sz minus 1). ]]> 下降副アルゴリズム:前回の潜在グリフ指標に、256の(sz - 1)乗 を掛ける。 sz minus 1 further octets are extracted from theGlyphString; the octets are interpreted as a Cardinal, the first octet beingthe most significant octet. ]]> 次に、sz - 1個分のオクテットをさらにグリフ列から抽出する。こ れらのオクテットは、先頭のものを最上位とする1個の非負整数として解釈される。 最後に、この二つの数の和を、新しい抽出単位値とする。 この抽出単位値は、前記の段落に記述したとおり、フォント指標及び潜在グリフ 指標に変換される。

    エスケープ対応付け

    FMapType is 3, the modal GlyphMapping algorithm is used and there is an additionaloptional key/value pair in the Composite Indexed Font Specification Dictionary:<EscChar: Cardinal>,whose value shall be between 0 and 255, inclusive. ]]> FMapType の値が3である場合、モード依存のグリフ対応付けアルゴリ ズムを用いる。この場合、複合指標付きフォント仕様辞書には、値が0から255までで ある付加的なキーと値との対<EscChar: 非負整数>が必要となる。 この値はエスケープ・コードであり、これをエスケープ対応付けアルゴリズムで用いる。 EscCharkey/value pair is absent from the Indexed Font Specification Dictionary, adefault value of 255 shall be used. ]]> キーと値との対EscCharが指標付きフォント仕様辞書から得られない場合、 無指定時値である255を用いる。 EscChar in theRootFont IndexedFont shalloverride EscChar values specified in component CompositeIndexedFonts. ]]> 根フォント指標付きフォント中のEscCharの値は、要素と なる複合指標付きフォント中で指定されたEscCharの値に優先する。

    FMapType 3 may only be componentfonts of other IndexedFonts with FMapType 3 or 7. ]]> FMapTypeの値が3である指標付きフォントは、FMapTypeの 値が3又は7である他の指標付きフォント以外のフォントの要素フォントとなることは できない。

    FMapType is 3, the modal GlyphMapping algorithm is used with state 2 detailed as follows: ]]> FMapTypeの値が3である場合、モード依存グリフ対応アルゴリズムは 、次に詳述するとおり状態2において用いられる。

  • 2a. グリフ列から抽出したオクテットを、0から255までの非負整数として解釈する。 その非負整数がエスケープ・コードと等しい場合、グリフ列から第2のオクテット を抽出し、それを0から255までの非負整数として解釈する。 現在選択されているフォントの親フォントを、一時的に現在選択されているフォ ントとする。 第2の非負整数がエスケープ・コードと等しい場合、一時的に現在選択されている フォントを現在選択されているフォントとしてさらに1個のオクテットをグリフ列か ら抽出し、前記の第2のオクテットに対するのと同様の処理を続行する。 第2の非負整数がエスケープ・コードと等しくない場合、その非負整数の値をフォ ント指標として設定する。 そのフォント指標が、(一時的に)現在選択されている複合フォントのフォント 指標符号化ベクタへの指標として用いられ、フォント選択子を決定する。 FDepVector to select a component IndexedFont of the Composite Font as the new currently selected font, another octetis extracted from the GlyphString and processing continues at 2a. above. ]]> そのフォント選択子をFDepVector への指標として用い、その複合フ ォントの要素指標付きフォントを新たな現在選択されているフォントとして選択して 、もう1個のオクテットをグリフ列から抽出し、処理を前記2aで継続する。
  • 2b. 最初の非負整数がエスケープ・コードでない場合、そのオクテットを現在選択さ れているフォントの潜在グリフ指標として用いる。

    二重エスケープ対応付け

    FMapType is 7, the modal GlyphMapping algorithm is used and there is an additionaloptional key/value pair in the Composite Indexed Font Specification Dictionary:<EscChar: Cardinal>,whose value shall be a Cardinal between 0 and 255, inclusive. ]]> FMapType の値が7である場合、モード依存のグリフ対応付けアルゴリ ズムを用いる。この場合、複合指標付きフォント仕様辞書には、値が0から255までで ある付加的なキーと値との対<EscChar: 非負整数>が必要となる。 この値はエスケープ・コードで、これを二重エスケープ対応付けアルゴリズムで 用いる。 EscChar key/value pair is absent from the Indexed FontSpecification Dictionary, a default value of 255 shall be used. ]]> キーと値との対EscCharが指標付きフォント仕様辞書から得られない場合、 無指定時値である255を用いる。 EscCharin the RootFont IndexedFont shall override EscChar valuesspecified in any component Composite IndexedFonts. ]]> 根フォント指標付きフォント中のEscCharの値は、要素と なる複合指標付きフォント中で指定されたEscCharの値に優先する。

    FMapTypeの値が7である指標付きフォントは、根フォントにしかなる ことができない。これは、他のどのような複合フォントの要素となることもない。

    FMapType is 7, the modal GlyphMapping algorithm is used with state 2 detailed as follows: ]]> FMapTypeの値が7の場合、モード依存グリフ対応アルゴリズムは、次 に詳述するとおり状態2において用いられる。

  • 2a. グリフ列から抽出したオクテットを、0から255までの非負整数として解釈する。 その非負整数がエスケープ・コードと等しい場合、グリフ列から第2のオクテット を抽出し、それを0から255までの非負整数として解釈する。 現在選択されているフォントの親フォントを、一時的に現在選択されているフォ ントとする。 第2の非負整数がエスケープ・コードと等しい場合、グリフ列から第3のオクテッ トを抽出し、それを0から255までの非負整数として解釈する。 この数に256を加えたものをフォント指標とする。 第2の非負整数がエスケープ・コードと等しくない場合、その非負整数をフォント 指標として設定する。 そのフォント指標が、(一時的に)現在選択されている複合フォントのフォント 指標符号化ベクタへの指標として用いられ、フォント選択子を決定する。 FDepVector to select a component IndexedFont of the Composite Font as the new currently selected font, another octetis extracted from the GlyphString and processing continues at 2a. above. ]]> そのフォント選択子をFDepVector への指標として用いて、その複合 フォントの要素指標付きフォントを新たな現在選択されているフォントとして選択し 、もう1個のオクテットをグリフ列から抽出し、処理を前記2aで継続する。
  • 2b. 最初の非負整数がエスケープ・コードではない場合、そのオクテットを現在 選択されているフォントの潜在グリフ指標として用いる。

    シフトアウト/シフトイン 対応付け

    FMapType is 8, the modal GlyphMapping algorithm is used and there are two additionaloptional key/value pairs in the Composite Indexed Font Specification Dictionary:<ShiftOut: Cardinal>,and <ShiftIn: Cardinal>. ]]> FMapType の値が8である場合、モード依存のグリフ対応付けアルゴリ ズムを用いる。この場合、複合指標付きフォント仕様辞書には、2個の 付加的なキーと値との対<ShiftOut: 非負整数>及び<ShiftIn: 非負整数>が必要となる。 それぞれの値は、0から255までの非負整数とする。 ShiftOutkey/value pair is absent from the Indexed Font Specification Dictionary,a default value of 14 shall be used. ]]> キーと値との対ShiftOutが指標付きフォント仕様辞書から得られない場合 、無指定時値である14を用いる。 ShiftIn key/value pair is absent from the IndexedFont Specification Dictionary,a default value of 15 shall be used. ]]> キーと値との対ShiftInが指標付きフォント仕様辞書から得られない場合、 無指定時値である15を用いる。

    FMapTypeの値が8である指標付きフォントは、根フォントにしかなる ことができない。これは、他のどのような複合フォントの要素となることもない。

    FMapType is 8, the modal Glyph Mappingalgorithm is used with state 2 detailed as follows: ]]> FMapTypeの値が8の場合、モード依存グリフ対応アルゴリズムは、次 に詳述するとおり状態2において用いられる。

  • 2a. グリフ列から抽出したオクテットを、0から255までの非負整数として解釈する。 その非負整数がシフトイン・コードと等しい場合、フォント指標を0に設定する。 その非負整数がシフトアウト・コードと等しい場合、フォント指標を1に設定する。 現在選択されているフォントの親フォントを、一時的に現在選択されているフォ ントとする。 そのフォント指標が、現在選択されている複合フォントのフォント指標符号化ベ クタへの指標として用いられ、フォント選択子を決定する。 FDepVector to select a component IndexedFont of the Composite Font as the new currently selected font, another octetis extracted from the GlyphString and processing continues at 2a. above. ]]> そのフォント選択子をFDepVectorへの指標として用い、その複合フ ォントの要素指標付きフォントを新しい現在選択されているフォントとして選択し、 もう1個のオクテットをグリフ列から抽出して、処理を前記2aで継続する。
  • 2b. 最初の非負整数がシフトイン・コードでもシフトアウト・コードでもない場 合、そのオクテットを現在選択されているフォントの潜在グリフ指標として用いる。

    標準フォント指標対応表

    この規格では、すべてのSPDL提示システムで利用できなければならない標準フォ ント指標対応表を定義する。 それ以外のフォント指標対応表は、特定の提示システムで利用可能であっ てもよ く、特定の指標付きフォント及び指標付きフォント仕様辞書で用いてもよい。 そのようなシステム又は指標付きフォントは、適合するために標準フォント指 標 対応表を用いる必要はない。

    )and then used in document content within the scope of the DECLARATION. ]]> 標準フォント指標対応表は、資源宣言(参照)中で 宣言され 、その宣言の有効範囲内にある文書内容中で使われる。

    アルゴリズム的フォント指標対応表

    FontIndexMap/Sequential/nnn shallbe available on all SPDL presentation systems. ]]> FontIndexMap/Sequential/nnnと名付けられたフォント指標対応 表の ファミリは、すべてのSPDL提示システムで利用できなければならない。 n is an ISO646 decimal digit character. ]]> 各nは、ISO646の10進数字である。 nnnshall represent a decimal number whose value is ≤ 512. ]]> 連続する数字nnnは、値が512以下の10進数を表現する。

    nnn Cardinals, where the elements of the Vector shall bethe sequential Cardinals 0 through (nnn - 1). ]]> このフォント指標対応表のファミリの各メンバは、 nnn個の非負整数からなるベクタとし、 このベクタの要素は、 0から(nnn - 1)までの連続する整数でなければならない。