適合性

SPDLインスタンス

through , and whose representation conforms to or to . ]]> 適合SPDLインスタンスとは,その構文がか らまでに適合し,その表現が 又はに適合するインスタンスとする。

DOCUMENT shall have at least one PAGESET or PAGE structure element. ]]> すべての適合する文書は,少なくとも1個のページ集合 又はページ構造要素をもつ。

SPDL提示プロセス

この規格は,SPDLインスタンスを処理することによって得られる効果を規定する。 これは,規定された効果を得るための必要を超えてSPDL提示プロセスの実装を制約するものではない。

すべてのSPDL提示プロセスは,処理可能なSPDLインスタンスの複雑さ及び 大きさを制限する何らかの限界(例えば記憶容量に関して)をもつ。 すべての適合SPDL提示プロセスは,そのような限界の範囲内にある 任意の適合SPDLインスタンスを処理できなければならない。 これらの制限のいずれかを超えるようなSPDLインスタンスを処理しようとした場合, 構造エラーが起きて,処理が不完全に終わっても良く,処理が中断しても良い。 これらの制限に関わらず,すべての適合SPDL提示プロセスは,次のことが 実行できなければならない。

  • ; ]]> で規定するとおり,資源を定義し,それらを提示プロセスの環境に 加えること。
  • ; ]]> で規定するとおり,内容処理中においてオブジェクトの構築及び退避を 行うこと。
  • . ]]> で規定するとおり,内容処理中において値を表現すること。

表現交換様式

すべての適合SPDL提示プロセスは,次のうちのいずれかを実行できる。

  • ); ]]> で規定する平文表現交換様式によって表現された すべての適合SPDLインスタンスを処理できる。); ]]> で規定する2進表現交換様式によって表現された すべての適合SPDLインスタンスを処理できる。 平文表現交換様式又は2進表現交換様式のいずれかによって表現された, すべての適合SPDLインスタンスを処理できる。

through apply only to SPDL Instances in a Representation and Interchange Format which can be processed by the particular SPDL Presentation Process. ]]> からまでの規定は, 特定のSPDL提示プロセスによって処理できる表現交換様式によって表現 されたSPDLインスタンスに対してだけ適用する。 構造の構文

through . ]]> すべての適合SPDL提示プロセスは,任意の適合SPDLインスタンスに ついて,からまでで規定する構造を処理できなければならない。 資源

ENVIRONMENT RESOURCE ]]> 環境内資源の下位にある資源定義

RESOURCE DEFINITION which is subordinate to an ENVIRONMENT RESOURCE, or to remove from the environment of the Presentation Process a resource which is undefined by a subordinate RESOURCE UNDEFINITION structure element. ]]> 適合提示プロセスは,環境内資源の下位にある資源定義によって 定義される資源を、提示プロセスの環境に追加できなくてもよい。 さらに,下位の資源定義解除構造要素によって定義解除される資源を, 提示プロセスの環境から削除できなくてもよい。 ENVIRONMENT RESOURCE processing shall conform to . ]]> しかし,提示プロセスの環境に追加,又は削除する資源がない場合でも, 環境内資源の処理は,に適合しなければならない。

DOCUMENT ]]> 文書の下位にある資源定義

RESOURCE DEFINITION structure elements which are subordinate to a DOCUMENT as specified in and , and to make the resources defined by them available to content processing, within the limitations specified in . ]]> すべての適合提示プロセスは,及びで規定するとおりに、 文書構造要素の下位にある資源定義構造要素を処理できなければならない。 さらに,で規定する制限内において, それらによって定義された資源を内容処理で利用できるようにしなければならない。

RESOURCE DEFINITION: ]]> すべての適合SPDL提示プロセスは,次に指定する各資源を作成する能力, 及び資源定義構造要素の有効範囲内において,その資源を提示プロセスの環境に追加する能力をもつ。

  • DICTIONARY SPECIFICATION for which the content element which is obtained by concatenating the values of the subordinate TOKENSEQUENCE structure elements contains no more than than 65 535 octets; no more than than ---> no more than ]]> 辞書仕様構造要素によって定義される辞書資源。 この辞書仕様の下位にあるトークン列構造要素群の値を 連結して得られる内容要素が含むオクテット数は,65535個以下とする。
  • COLOR SPACE SPECIFICATION for which the content element which is obtained by concatenating the values of the subordinate TOKENSEQUENCE structure elements contains no more than than 65 535 octets; ]]> 色空間仕様構造要素によって定義される色空間資源。 この色空間仕様の下位にあるトークン列構造要素群の値を 連結して得られる内容要素が含むオクテット数は,65535個以下とする。
  • DATA SOURCE SPECIFICATION for which the value of the subordinate DATA BLOCK consists of an Octet String of no more than than 65 535 octets; COLOR SPACE SPECIFICATION ---> DATA SOURCE SPECIFICATION ]]> データソース仕様によって定義されるデータストリーム資源。 このデータソース仕様の下位にあるデータブロック構造要素の値は, 65535個以下のオクテットの列から構成される。
  • PATTERN SPECIFICATION for which the content element which is obtained by concatenating the values of the subordinate TOKENSEQUENCE structure elements contains no more than than 65 535 octets; ]]> パターン仕様構造要素によって定義されるパターン資源。 このパターン仕様の下位にあるトークン列構造要素群の値を 連結して得られる内容要素が含むオクテット数は,65535個以下とする。
  • FORM SPECIFICATION for which the content element which is obtained by concatenating the values of the subordinate TOKENSEQUENCE structure elements contains no more than than 65 535 octets; ]]> フォーム仕様構造要素によって定義されるフォーム資源。 このフォーム仕様の下位にあるトークン列構造要素群の値を 連結して得られる内容要素が含むオクテット数は,65535個以下とする。
  • FONTTYPE1 FONT SPECIFICATION for which the value contains no more than than 65 535 octets; ]]> フォントタイプ1フォント仕様構造要素によって定義される指標付きフォント資源。 この値は,65535個以下のオクテットを含む。
  • USER FONT SPECIFICATION for which the content element which is obtained by concatenating the values of the subordinate TOKENSEQUENCE structure elements contains no more than than 65 535 octets. ]]> ユーザフォント仕様構造要素によって定義される指標付きフォント資源。 このユーザフォント仕様の下位にあるトークン列構造要素群の値を 連結して得られる内容要素が含むオクテット数は,65535個以下とする。

これらの要求は,個別のものとする。適合SPDL提示プロセスは, 提示プロセスの環境中にこのような資源を同時に複数個含むことができなくてもよい。

提示プロセスの環境中の資源

すべての適合SPDL提示プロセスは,識別された資源クラスの資源であって, 次に示す個々の公開オブジェクト識別子によって識別され, かつ,この規格中の適切な規定に適合する資源を,その環境中にもたなければ ならない。 through . ]]> これらの公開オブジェクト識別子値に対応する資源クラス及びオブジェクト名を, からまでに示す。

色空間

色空間に関する資源クラス識別子とオブジェクト名との関係を に示す。 資源クラス識別子 オブジェクト名 ColorSpaceColorSpace::DeviceRGB ColorSpaceColorSpace::DeviceCMYK ColorSpaceColorSpace::DeviceKX ColorSpaceColorSpace::DeviceGray

データソース

データソースに関する資源クラス識別子とオブジェクト名との関係を に示す。 資源クラス識別子 オブジェクト名 DataSourceDataSource::Document

フィルタ

フィルタに関する資源クラス識別子とオブジェクト名との関係を に示す。 資源クラス識別子 オブジェクト名 IndexedFontFonts::ISO-Serif::Regular IndexedFontFonts::ISO-Serif::Bold IndexedFontFonts::ISO-Serif::Italic IndexedFontFonts::ISO-Serif::BoldItalic IndexedFontFonts::ISO-SanSerif::Regular IndexedFontFonts::ISO-SanSerif::Bold IndexedFontFonts::ISO-SanSerif::Italic IndexedFontFonts::ISO-SanSerif::BoldItalic IndexedFontFonts::ISO-Monospace::Regular IndexedFontFonts::ISO-Monospace::Bold IndexedFontFonts::ISO-Monospace::Italic IndexedFontFonts::ISO-Monospace::BoldItalic

指標付きフォント資源

指標付きフォントに関する資源クラス識別子とオブジェクト名との関係を に示す。 資源クラス識別子 オブジェクト名 IndexedFontFonts::ISO-Serif::Regular IndexedFontFonts::ISO-Serif::Bold IndexedFontFonts::ISO-Serif::Italic IndexedFontFonts::ISO-Serif::BoldItalic IndexedFontFonts::ISO-SanSerif::Regular IndexedFontFonts::ISO-SanSerif::Bold IndexedFontFonts::ISO-SanSerif::Italic IndexedFontFonts::ISO-SanSerif::BoldItalic IndexedFontFonts::ISO-Monospace::Regular IndexedFontFonts::ISO-Monospace::Bold IndexedFontFonts::ISO-Monospace::Italic IndexedFontFonts::ISO-Monospace::BoldItalic

グリフ指標対応表

グリフ指標対応表に関する資源クラス識別子とオブジェクト名との関係を に示す。 資源クラス識別子 オブジェクト名 GlyphIndexMapGlyphIndexMap::Latin 1 Publishing GlyphIndexMapGlyphIndexMap::IR::nnnn

nnnn is 0 or any sequence of decimal digits begining with a non-zero digit. ]]> ここで,nnnnは,0又は0以外の数字で始まる任意の10進数字列とする。

色空間ファミリ

すべての適合SPDL提示プロセスは,に示す色空間ファミリを サポートできなければならない。 色空間ファミリ 公開識別子(正規文字列形式) CIELABISO/IEC 10180//ColorSpaceFamily::CIELAB CIELUVISO/IEC 10180//ColorSpaceFamily::CIELUV CIEBasedABCISO/IEC 10180//ColorSpaceFamily::CIEBasedABC CIEBasedAISO/IEC 10180//ColorSpaceFamily::CIEBasedA DeviceRGBISO/IEC 10180//ColorSpaceFamily::DeviceRGB DeviceCMYKISO/IEC 10180//ColorSpaceFamily::DeviceCMYK DeviceGrayISO/IEC 10180//ColorSpaceFamily::DeviceGray IndexedISO/IEC 10180//ColorSpaceFamily::Indexed NamedColorISO/IEC 10180//ColorSpaceFamily::NamedColor

"which which" --> "which" ]]> すべての適合SPDL提示プロセスは,上記の各色空間ファミリを識別する 色空間ファミリ識別子をもたなければならない。 . ]]> 各色空間ファミリ識別子によって参照されるオクテット列の内容は, で規定するとおり。

COLOR SPACE SPECIFICATION structure elements which specify Color Space Objects for each of the above Color Space Families, and shall provide a default mapping from each such Color Space to the gamut of the imaging device. ]]> すべての適合SPDL提示プロセスは, 上記の各色空間ファミリの色空間オブジェクトを指定する 色空間仕様構造要素を処理できなければならない。 さらに,このような個々の色空間から提示装置の表色範囲への 無指定時の対応付けを提供しなければならない。

外部構造要素

すべての適合SPDL提示プロセスは,提示プロセスに関連したある領域をもつ。 この領域は空である場合もあり,その領域から,外部構造要素が 取得される場合もある。 この領域の中には,外部構造要素が全くなくても良い。

文書作製命令

through , either by supporting the defined semantics or by the specified fallback behavior. ]]> すべての適合SPDL提示プロセスは, からまでで定義するすべての文書作製命令をサポートしなければならない。 すなわち,この規格が定義する意味をサポートすることによって, 又は規定されたフォールバック動作を行うことによって,サポートしなければならない。 フォールバックが規定されていない文書作製命令の場合, 適合提示プロセスは、規定された意味を実装しなければならない。

内容処理

すべての提示プロセスには,処理できる文書の複雑さ と大きさとに関する制限をもつ。 この制限内において,適合する提示プロセスは,どのような適合SPDLインスタンスの どのような内容要素をも処理できなければならない。

すべての適合SPDL提示プロセスは,内容処理に関して, 次に示す最小限の能力を備えていなければならない。

オブジェクトの構築及び退避能力

すべての適合SPDL提示プロセスは,次の能力を備えていなければならない。

  • 511個の整数の列をオペランドスタック上に格納する。
  • 8192個の整数からなるベクタを構築する。
  • 255個のグリフを表現する文字列を格納する。
  • name/value ----> key/value ]]> 整数を値としてもつ1023個のキーと値との対を含む辞書を構築する。
  • 次に示すトークンの列によって生成される, 1500個のパス要素を含むパスを構築する。

    { BeginPathSegment LineTo LineTo . . . LineTo }

  • 文脈スタックに20個の辞書参照を格納する。
  • 15個の状態退避水準を格納する。
  • (大域的なSaveState操作の結果として退避されるものを含めて) 30個の作図状態退避水準を格納する。

これらの要求は,個別のものとする。適合SPDL提示プロセスは,上記のデータ オブジェクト群複数個を同時に格納できなくてもよい。

値を表現する能力

すべての適合SPDL提示プロセスは,内容処理に関して少なくとも次に示す値を 表現する能力を備えていなければならない。

  • for a value of MaxInteger ≥231 -1 and a value of MinInteger≤ - 231+1; ]]> で規定するとおり,MaxIntegerの値が2以上, かつ,MinIntegerの値が-2以下である整数値。
  • IEEE 754で規定する,基本単精度2進浮動小数点数として表現することの できる実数値。
  • 少なくとも65535オクテットの長さをもつオクテット列。

例外処理

. ]]> すべての適合SPDL提示プロセスは, で規定するとおりの例外処理を提供しなければならない。

作画

in terms or --> in terms of ]]> 作画操作群の効果は,その理想的な効果によって定義される。 すべてのSPDL提示プロセスは,規定された結果を達成する能力に関して 限界をもつ。 この規格では,規定された作画結果を達成する能力に関する要求は規定しない。