JIS X 4157:2003
(ISO/IEC 13250:2000/Cor.1:2002)

SGML応用 — トピックマップ 追補1 解説



この解説は,本体及び附属書に規定した事柄,並びにこれらに関連した事柄を説明するものであって,規格の一部ではない。


1. 制定の趣旨

ISO/IEC 13250:2000の発行の後, JIS化のための翻訳が行われると共に, 幾つかのシステムにトピックマップが実装された。それによって規定内容の詳細が再検討され, 日本及びノルウェーから訂正要求が提出された。ノルウェーの要求は, 実装容易な構文との整合に関するものであり, 日本からの要求は, JIS化の検討の際に明らかになった不正確な記述の修正であった。

日本からの訂正要求項目の中で, 議論の余地のない訂正については, 既にJIS X 4157:2002の中に反映されている。しかし, 追補1として国際的に承認された訂正内容をそのまま翻訳し, 既にJIS X 4157に反映済みの訂正項目に関しては, 参考としてその旨を明らかにすることは, ISO/IEC 13250:2000とJIS X 4157との記述の差異に基づく読者の混乱を軽減するために有効である。訂正項目の一つである附属書Cの追加は, トピックマップの実装に際して有効である。


2. 制定の経緯

ISO/IEC 13250:2000に対するCor.1の原案(SC34 N220)[1]は, 2001年9月の投票で承認され, Voting Summary(SC34 N260)[2], [3], [4]に示されるとおり, 反対なしで承認された。日本, ノルウェー, UK, USからのコメントに対する議論が行われ, 2002年11月になってその結果がCor.1として配布(SC34 N270)[5]された。

それを反映したTMの規格本体は, SC34 N322[6]としてまとめられ, 読み易さを考慮してISOではこれをISO/IEC 13250, Topic Maps (Second Edition)として出版[7]することになった。

国内では, 当初国際がCorrigendumとして活動していたこと, 主要な修正が附属書Cの追加だけであることから, 修正内容だけを記述した追補による出版を行うことにした。 そこでCor.1が承認された段階で, (財)日本規格協会の情報技術標準化研究センター(INSTAC)に設けられた"文書処理及びフォントの標準化調査研究委員会"(DDFD)は, それをJIS追補とするための検討を開始した。Cor.1を翻訳したJIS X 4157 追補1原案が作成され, 2003年1月に経済産業省に提出された。


3. 審議中の主要検討課題

3.1 訂正項目の表記

原規格のISO/IEC 13250:2000/Cor.1:2002は, 訂正項目に対して順序付けしていないが, この追補1では, 見易さを考慮して, a), b), c), ...の順序付き箇条として訂正項目を示している。


4. 参考文献

[1] ISO/IEC JTC1/SC34 N220, Defect Report on Topic Maps (ISO/IEC 13250:2000), 2001-05

[2] ISO/IEC JTC1/SC34 N260, Summary of Voting on SC34 N220, 2001-10

[3] ISO/IEC JTC1/SC34 N238, Defect Report on ISO/IEC 13250:2000, 2001-08

[4] ISO/IEC JTC1/SC34 N239, Response to the defect Report on ISO/IEC 13250:2000, 2001-08

[5] ISO/IEC JTC1/SC34 N270, ISO/IEC 13250/Cor.1 including Response to SC 34 National Body Comments on N220, 2001-11

[6] ISO/IEC JTC1/SC34 N322, ISO/IEC 13250, Topic Maps (Second Edition), 2002-05

[7] ISO/IEC 13250:2003, Information technology -- SGML applications -- Topic Maps, Second Edition, 2003-05


5. 原案作成委員会

原案作成委員会である(財)日本規格協会 情報技術標準化研究センター(INSTAC)の"文書処理及びフォントの標準化調査研究委員会"(DDFD)は, 学識経験者, メーカ及び利用者で構成され, その委員会の中に実際の翻訳作業を行う作業グループ1(DDFD-WG1)が設置されている。それらの構成員を解説表1及び解説表2に示す。

解説表1 文書処理及びフォントの標準化調査研究委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 池田 克夫 大阪工業大学
(幹事) 鯵坂 恒夫 和歌山大学
(幹事) 小町 祐史 パナソニックコミュニケーションズ株式会社 (SC34専門委員会委員長)
安達 淳 株式会社沖データ
内山 光一 株式会社東芝
小笠原 治 社団法人日本印刷技術協会
高沢 通 大日本スクリーン株式会社
高橋 亨 株式会社日立製作所
岩田 悟志 経済産業省商務情報政策局
木戸 達雄 経済産業省産業技術環境局
大久保 彰徳 株式会社リコー
宮本 義昭 日本ユニシス株式会社
(オブザーバ) 高橋 昌行 経済産業省産業技術環境局
(事務局) 内藤 昌幸 財団法人日本規格協会

解説表2 作業グループ1(DDFD-WG1) 構成表
氏名 所属
(主査) 小町 祐史 パナソニックコミュニケーションズ株式会社 (SC34専門委員会委員長)
(幹事) 内山 光一 株式会社東芝
(幹事) 高橋 亨 株式会社日立製作所
安達 淳 株式会社沖データ
今郷 詔 株式会社リコー
小笠原 治 社団法人日本印刷技術協会
奥井 康弘 株式会社日本ユニテック
内藤 求 株式会社シナジーインキュベート
内藤 広志 大阪工業大学
野口 高成 ネクストソリューション株式会社
渡部 賢一 財団法人日本規格協会
(オブザーバ) 浅利 千鶴 浅利会計事務所
大久保 彰徳 株式会社リコー
高橋 昌行 経済産業省産業技術環境局
(事務局) 内藤 昌幸 財団法人日本規格協会