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附属書 A 将来的なリリースに委託した機能
セションエンタプライズビーンズ及び実体エンタプライズビーンズに対応する基本的な部品モデルを定義するのが,
Release1.0の目標である。モデルには, 分散オブジェクトモデル,エンタプライズビーンアプリケーションプログラミングモデル,状態及びトランザクション管理プロトコルが含まれる。
エンタプライズJavaBeans規定の適用範囲は広範であるため,拡張プログラミングスタイルを導入する機能については,
将来的なリリースで実現することにしている。将来的なリリースで逆方向の非互換変更を実現することが望まれるが,この保守的なアプローチによって,
その機会を多少失う。
将来的なリリースで実現したいと考えている機能を, 次に例示する。
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セキュリティへのプログラムに基づいたアクセス。エキスパートレベルのエンタプライズビーンズにセキュリティIdentityを管理させたい。
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直列化ビーン原型の実現。EJB1.0では,エンタプライズビーンは, Javaクラスだけであり,直列化されたJavaオブジェクトではあり得ない。直列化されたオブジェクトにエンタプライズビーンとしての資格を与える際,値が存在するかどうかを調査したい。
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クライアントがエンタプライズビーンオブジェクト参照からURLストリングを獲得する能力の付加。
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EJBサーバとEJBコンテナとの間の標準API。
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