この標準情報(TR)は，1998年の高速Webにおける標準化に関する調査研究をもとに 工業標準化の促進に関連して特に重要と判断される技術情報をまとめ，標準情報 (TR)(タイプII)として公表するものである。その内容は, TR X 0005の第3章"分散オブジェクトの実現"において示した, 分散環境における実際のソフトウェア構築の基盤となる構成部品モデルであり, Enterprise JavaBeans(TM) 1.0(Sun Microsystems, Inc.)を，サン・マイクロシステムズ社の承認のもとに翻訳したものである。翻訳は, 1998年3月の版に基づく。
原規定は，ISO又はJISの様式に基づいてなく，通常のJIS又は標準情報(TR)がもつ，適用範囲，引用規格，定義の箇条を含んでいない。これらの箇条を追加することによって，箇条番号の原規格との不一致をなくし，しかも通常の標準情報(TR)の様式に近づけるために，この標準情報(TR)では，これらの箇条をまとめて“0. 標準情報としての導入”とした。
なお，この標準情報に含まれる商標又は標章は，それの所有者の商標又は標章である。