標準情報(TR)    TR X 0043:2001


SGML利用技術 - 数学用及び科学用の公開実体集合

Techniques for using SGML - Public entity sets for mathematics and science



序文

この標準情報(TR)は, 1991年に第1版として発行されたISO/IEC TR 9573-13 (Information technology - SGML support facilities - Techniques for using SGML - Part 13: Public entity sets for mathematics and science)について, 技術的内容を変更することなく標準情報(TR)として採用するために作成されたものである。1.については, 原規定の同項目を全文翻訳し, 2.以降については, それぞれ原規定の同項目の内容を引用するものとした。



1. 適用範囲

テキストの出版には何万もの図形文字が使われている。その中の比較的少数の図形文字だけが標準的な符号化文字集合に取り入れられてきた。標準的な符号化表現が存在しても, キーボードで直接入力できなかったり, 文字を望ましい形状で表示できない場合がある。

これらの障害を克服してSGML文書の交換を可能にするために, 広く使われている特定な図形文字の幾つかに関する文字実体集合を, この標準情報(TR)で規定する。実体レパートリは適用可能な出版済み及び提案中の符号化文字集合の国際規格, 並びに現在の産業界及び専門家団体の業務に基づく。

  備考 実体レパートリは, 一般的に高レベルの構成子を扱うので, 文字集合に比べて必然的に大きくなると共に重複が多くなる。例えば, それぞれのアクセント付きラテンアルファベット文字に対して一意な実体が定義されているが, 文字集合は, アクセント付きラテンアルファベット文字をアルファベット文字とダイアクリティカルマークとの組として表現してもよい。したがってこれらの公開実体集合は, 新しい標準的な符号化文字集合への要件としては構成しないほうがよい。

多くのインスタンスでは, 異なる実体の名前を区別するために大文字及び小文字を用いる。したがって, 実体名が大文字・小文字を区別している具象構文を使うことを仮定している。

  備考 参照具象構文では, 実体名は大文字・小文字を区別している。


2. 引用規格

ISO/IEC TR 9573-13:1991の2. Referencesによる。


3. 定義

ISO/IEC TR 9573-13:1991の3. Definitionsによる。


4. 一般的考慮

ISO/IEC TR 9573-13:1991の4. General considerationsによる。


5. 実体名,典型的グリフ,登録グリフ識別子及び短い説明

ISO/IEC TR 9573-13:1991の5. Entity names, characteristic glyph, registered glyph identifier, and short descriptionによる。


6. 公開テキスト

ISO/IEC TR 9573-13:1991の6. Public textによる。


附属書A(参考) 文献

ISO/IEC TR 9573-13:1991のAnnex A(informative) Bibliographyによる。


附属書1(参考) ISO/IEC TR 9573-13:1991

(Information technology - SGML support facilities - Techniques for using SGML - Part 13: Public entity sets for mathematics and science)