附属書C IPP/1.0からの変更点
IPP/1.1は,IPP/1.0 [RFC2565]から次の変更を行っている。
- a) プリンタ又はジョブオブジェクトを識別する属性値は,新しいIPP方式を使用する。'http'方式及び'https'方式は,後方互換性だけをサポートする。5.を参照すること。
- b) クライアントは,ダイジェスト認証をサポートしなければならない。IPP Printerは,ダイジェスト認証をサポートすることが望ましい。8.1.1を参照すること。
- c) TLSが,チャネルセキュリティのために推奨される。さらに,SSL3を,後方互換性のためにサポートしてもよい。8.1.2を参照すること。
- d) IPP/1.1オブジェクトは,主版番号'1'をもつあらゆる要求を受諾することを推奨する。9.1を参照すること。
- e) IPPオブジェクトは,ジョブを生成するために使用するURL方式ではなく,"job-printer-uri"及び"job-uri"のJob Attributeのために要求されるURL方式を返すことが望ましい。9.2を参照すること。
- f) IANA及び国際化の箇条を追加した。"private use"及び"experimental"という語を,"vendor extension"に変更した。属性グループタグ,属性構文タグ及びout-of-band属性値のための予約済みの割付けは,将来のIETF規定のために予約済み及びベンダ拡張のために予約済みとして分類した。この2種類の拡張は,[RFC2911]で定義されるとおりのtype2の登録手続きを使用する。
- g) 将来用のout-of-band値定義とは,追加情報が必要な場合にその値フィールドを用いてもよいということと明確化した。