共通のスキーマは，IPP Printer Job TemplateとPrinter Description 属性のサブセットとする(4.2.4.4)。これらの属性は,ディレクトリエントリ自体においては，推奨(RECOMMENDED)又はオプション(OPTIONAL)として識別される。この適合性のラベル付けは，IPP Printer オブジェクトに適用される適合性のラベル付けと同じではない。附属書Eで説明する適合性のラベル付けは，一つ以上のエントリをディレクトリに追加することによって，ディレクトリテンプレート及びIPP Printer実装に適用することを意図する。推奨(RECOMMENDED)属性は，各ディレクトリエントリと関連付けられていることが望ましい。オプション(OPTIONAL)属性は,ディレクトリエントリに対して(知られている,又はサポートされている場合)，関連付けてもよい。すべてのディレクトリエントリ属性は，相当するPrinterオブジェクトのため，現在の属性値を反映することが望ましい。

ディレクトリスキーマ及びエントリの属性の名前は，示されているIPP Printer属性の名前と可能な限り同じであることが望ましい。

ディレクトリサービスとIPP Printerオブジェクトとの間を橋渡しするために，推奨する一つのディレクトリエントリ属性は，Printer オブジェクトの"printer-uri-supported" 属性とする。IPPクライントは，ディレクトリエントリの"printer-uri-supported"属性を問い合わせ，次にURIの一つを使用してIPP Printerオブジェクトに問いかける。"uri-security-supported" 属性は，チャネルのセキュリティを守るために使用されるプロトコル(存在すれば)を識別する。

表E.1の属性は，プリンタタイプのディレクトリエントリのための共通のスキーマを定義する。