Descriptionは,次の四つのいずれかの方法で,それが示す資源と関連付けられる。
a) | Descriptionは,資源内に含まれてよい。 これを,"埋め込まれた"(embedded)という。 例えば,Descriptionは,HTMLに埋め込まれてもよい。 |
b) | Descriptionは,資源の外部にあるが, 転送機構によって,その資源を返却するのと同じ検索トランザクションで配送されてもよい。 これを,"とともに"(along-with)という。 例えば,HTTP GET又はHEADを使用する。 |
c) | Descriptionは,資源とは独立に検索されてもよい。これには,異なる情報源からの検索も含む。 これを,"サービス窓口"(service bureau)という。 例えば,HTTP GETを使用する。 |
d) | Descriptionは,資源を含んでもよい。 これを,"ラップする"(wrapped)という。 例えば,RDF自体を含んでももよい。 |
すべての資源が,すべての関連付け手段をサポートするわけではない。 特に,資源の多くの種類は,埋込みをサポートしないし, ある種の資源だけがラップされる。
RDFスキーマの記述が,人間が理解可能な記述,又は機械が理解可能な記述のいずれであっても, そのスキーマのURIを参照解決することによって, 内容の折衝を通じてそのスキーマをアクセスしてもよい。 そのスキーマを機械が理解可能な場合, アプリケーションは,そのスキーマの中で名前付けらた特性のセマンティクスの一部を, 要求があり次第,知ることが可能かもしれない。 RDFスキーマの論理及び構文は, 別の規定[RDFSchema] で示す。
HTML文書にRDF式を埋め込むために推奨する技法は,7.7の例で示したとおり,単に, RDFの行内形式を挿入することとする。この結果,HTML 4.0及びそれ以前の HTML規定に適合しない文書を生じるが,W3Cは,これをサポートするために, HTML規定が進化することを期待する。 この技法をHTML 4.0及びそれ以前のHTML規定に適合するブラウザに使用する場合, 二つの実用上の問題が生じる。 これらの場合,次に示す代替方式が,HTML文書の著者には利用可能である([XMLinHTML]参照)。 それぞれの環境に適切な代替方式を選択することは, HTML文書の著者の責任とする。
a) |
HTML2.0ブラウザの中には,
<HEAD>内に出現する最初のRDF要素の直前に</HEAD>タグを仮定するものがある。
非常に旧式のブラウザに関心のある場合は,その文書ヘッド部の終わりにすべてのRDF式を置くとよい。 |
b) |
HTML4.0及びそれ以前のHTML規定に適合するすべてのHTMLブラウザは,
XML要素として表現されるRDF特性値(すなわち,生成規則[6.12])中に出現するすべての内容を表示する。
古いブラウザでこれらのRDF内容を表示したくない場合は,特性値を属性に変更する短縮構文 (propAttr形式)を使用するとよい。ただし,この方法では,すべての特性を表現できるわけではない。 |
これら代替方式のいずれもが著者の望む機能を提供しない場合は, RDF式をHTML文書の外部に置き, HTMLの<LINK>タグでリンクするとよい。このために推奨する関係の型は,REL="meta"とする。次に例を示す。
<LINK rel="meta" href="mydocMetadata.DC.RDF">