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15. Ejb-jarファイル
エンタプライズJavaBeansは,エンタプライズBeansのパッケージ化に関する書式を定義する。パッケージ化の書式は,部品としての各エンタプライズBeanの分配にも,複数のエンタプライズBeansの完全なサーバ側アプリケーション構築の分配にも使用できる。
15.1 ejb-jarファイル
エンタプライズBeansは,ejb-jarファイルと呼ばれる標準Javaプログラミング言語ArchiveFileで配置を行うためにパッケージ化される。
ejb-jarファイルは,エンタプライズBeansのクラスファイル及び配置記述子を含む。ejb-jarファイルの明示ファイルは,ファイルに含まれるエンタプライズBeansを識別する。
15.2 配置記述子
エンタプライズBean提供者は,各エンタプライズBeanに対応する配置記述子を包含しなければならない。配置記述子は,javax.ejb.deployment.EntityDescriptorオブジェクト又はjavax.ejb.deployment.SessionDescriptorの直列化インスタンスである。配置記述子の情報については引用規定を参照のこと。
15.3 ejb-jar Manifest
ejb-jarファイルは,manifest fileを包含しなければならない。明示ファイルは,ejb-jarファイルに含まれるエンタプライズBeansを識別する。
明示ファイルは,“META_INF/MANIFEST.MF”と命名されなければならない。
明示ファイルは,sectionsのシーケンスとして編成される。セクションは空回線によって分離される。各セクションは一つ以上のheaderを含む。ヘッダの書式はそれぞれ<tag>:<value>である。セクションは,アーカイブのエンタプライズBeansに関する情報を提供し,次の<tags>をもつヘッダを使用する。
-
Name,その<value>はエンタプライズBeanの直列化配置記述子の相対名である。
-
Enterprise-Bean その<value>はTrueである。
エンタプライズBeanは,すべて明示ファイルにセクションを有しなければならない。Name<tags>をもつヘッダ及びEnterprise-Bean<tags>をもつヘッダは,すべてのエンタプライズBeansに必須である。例えば,ejb-jarマニフェストの二つの関連セクションは次のようになる。
Name:bank/AccountDeployment.ser
Enterprise-Bean:True
Name:quotes/QuoteServerDeployment.ser
Enterprise-Bean:True
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