XPathデータモデルにおけるノードは,XML情報集合 [XML Infoset]によって提供される次の 情報項目から導き出すことができる。
備考 XML情報集合ワーキングドラフトの新版は,5月17日版に取って代わる 予定であるが,XPathの今回の版の準備が終了した時点で完成間近にあり, XPathの今回の版のリリースと同時又は直後にリリースされると期待されていた。 対応付けはこのXML情報集合ワーキングドラフトの新版に対して与えられる。 もし,XML情報集合ワーキングドラフトの新版がまだリリースされていなければ, W3C会員は内部のワーキンググループ版 http://www.w3.org/XML/Group/1999/09/WD-xml-infoset-19990915.html (会員専用)を参照してもよい。NOTE: A new version of the XML Information Set Working Draft, which will replace the May 17 version, was close to completion at the time when the preparation of this version of XPath was completed and was expected to be released at the same time or shortly after the release of this version of XPath. The mapping is given for this new version of the XML Information Set Working Draft. If the new version of the XML Information Set Working has not yet been released, W3C members may consult the internal Working Group version http://www.w3.org/XML/Group/1999/09/WD-xml-infoset-19990915.html (members only).
参考 最新のXML Infosetは,W3C Recomendation(http://www.w3.org/TR/xml-infoset) である。
ルートノードは,文書情報項目に基づく。ルートノードの子どもは,children 及びchildren - comments特性に基づく。
要素ノードは,要素情報項目に基づく。要素ノードの子どもは,children
及びchildren - comments特性に基づく。
要素ノードの属性は,attributes特性に基づく。
要素ノードの名前空間は,in-scope namespaces特性に基づく。
要素ノードの展開名
の局所部分は,local name特性に基づく。
要素ノードの展開名
の名前空間URIは,namespace URI特性に基づく。
要素ノードの一意IDは,attributes特性内の属性情報項目のうち
ID
に等しいattribute type特性をもつものの
children特性に基づく。
ID
.
属性ノードは,属性情報項目に基づく。 属性ノードの展開名 の局所部分は,local name特性に基づく。 属性ノードの展開名 の名前空間URIは,namespace URI特性に基づく。 ノードの文字列値 は,children特性の各メンバーのcharacter code特性を 連結したものに基づく。
テキストノードは,一つ以上の連続した文字情報項目の系列に基づく。 ノードの文字列値 は,各文字情報項目のcharacter code特性を連結したものに基づく。
処理命令ノードは,処理命令情報項目に基づく。 ノードの展開名 の局所部分は,target特性に基づく(ノードの 展開名の名前空間URI部分は ヌルである)。 ノードの文字列値は, content特性に基づく。 文書型宣言情報項目の子どもである処理命令項目についての処理命令ノードはない。
注釈ノードは,注釈情報項目に基づく。 ノードの文字列値は, content特性に基づく。 文書型宣言情報項目の子どもである注釈情報項目についての注釈ノードはない。
名前空間ノードは,名前空間宣言情報項目に基づく。 ノードの展開名の 局所部分は,prefix特性に基づく(ノードの 展開名の名前空間 URI部分はヌルである)。 ノードの文字列値は, namespace URI特性に基づく。