XTM概念モデル及びその交換構文は，概念モデルにおけるオブジェクトと構文構成要素との間の一対一の対応を通して，お互いを直接に対応付けられるわけではない。概念モデルが記述するオブジェクトを，XTM交換構文における構成要素に関係付ける方法は，次のとおり，幾つか存在する。

• 構文構成要素が，モデルの記述するオブジェクトになる，ことがある。
• 構文構成要素が，URI構文の規約を通してモデルの記述するオブジェクトを参照する，ことがある。
• 構文構成要素が，モデルの記述するオブジェクトを表現する，ことがある。
• 記述されたオブジェクトは，構文の中に直接の対応要素を全くもたないが，代わりに，人間が読むことができる資源の内容によって指示される，ことがある。

交換構文における構成要素を概念モデルにおけるオブジェクトに関係付ける方法は，3. XTM構文の文書化において，交換構文の構成要素の非形式的な記述で規定されている。これらの関係のより形式的な規定は，現在開発中であって，TopicMaps.Orgからの今後の文書において公開されることになっている。