メディア統合技術研究会では継続する議論をサポートするオンライン研究会をめざしたが, 予稿に対するエディトリアルな議論が掲載直後に行われるに止まった。これは, 学会の研究会が, どちらかというと一方向的な"発表"の場であるという意識が参加者の中にあり, オンライン研究会においてもその意識は変っていないことを意味している。
それでVMA研究会では, 予稿のオンラインレビューに限定してオンラインサービスを提供している。
オンラインでの議論は, ソフトウェア開発, 規格開発などの目的を特定したグループ間ではかなり定着しており, アクティブな議論が展開している。オンライン議論を主体とする学会活動を狙うには, これまでとは正確のことなる研究会活動を検討する必要があろう。