この間のHTMLの大量普及の結果, ISO(国際標準化機構)は, 次の利用者要求[4]に応えるため, W3CのHTML勧告を追認して国際規格にするための活動を開始[5]した。
a) | 文書配布に関するJTC1内部の要求に適合する。 |
b) | SGML応用のための最小の表示体系を規定する。 |
c) | SGMLの詳細規定(SGML宣言,最小化など)との関係を明確にする。 |
d) | 国際規格になっていることが求められる環境においてHTMLを利用可能にする。 |
e) | 他のSGML応用のための基本体系としてHTMLを利用可能にする。 |
f) | W3CのHTMLに適合するブラウザによって, 適合文書の閲覧を可能にする。 |
g) | W3CのHTMLの有効なサブセットを規定する。 |
W3Cにおける改版作業との同期・整合を図りつつ, 各国の要求に応えて原案の修正を重ねた結果, かなりの時間を要したが, ISO/IEC JTC1は2000年5月にISO/IEC 15445を発行した。