ODFは,Open Officeと呼ばれるオフィスソフトの文書フォーマットに使われている実装先行の規定であり,Microsoftによるオフィスソフトの独占状態に対抗するSun Microsystems,IBMなどによって推進されてきた。
DIS 26300の投票結果は,
ベンダ固有の閉ざされた規定からの移行を支援する利用者要求の現れと見るのが適切[5]。
オープンな(公開された議論に基づき,非営利団体によって制定され,RAND以外の知的所有権を含まない)規定へ
マサチュセッツ州の電子政府によるODF採用の動きは,ベンダによる囲い込みを嫌う利用者判断の顕著な例である。