4.4 CDF


CDF (Channel Definition Format) は、W3Cで検討している仕様書で、原案はマイクロソフト社によって作られた。ウェブキャスティングのためのメタデータを設定するために作られている。自動配送用の Webサーバから、PCや様々な情報機器の互換性ある受信プログラム用までがある。 Web 発行者が、頻繁に更新される情報の収集やチャネルを提供するために使われるものであり、天気予報、ニュースなどで実用化されている。

CDFの特徴は

 オープンフォーマット
あらゆる企業がCDFを用いてコンテンツを作れる。
どんなサーバーもCDFで拡張したWebサイトを走らせることができる。
どんなブロードキャスト対応したクライアントソフトでも、CDFを用いたWebサイト上のチャネルにアクセス可能である
 実証済みの技術
インターネットのクライエント・サーバソリューションでの経験が豊富である。
マーケット要求に精通している
 ローコスト
Webコンテンツ開発者は簡単なソフトウェアを用いて、何百万もの互換性あるクライエントがアクセスでき、開発経費を削減できる
魅力的なインターネット技術を利用できる
CDFは、簡単なHTML、DynamicHTML、ActiveXなどの技術と、専門のブロードキャスト技術を利用し、チャネル可能なサイトに拡張できる
であるといわれ、ウェブキャスティングを考慮する多くのベンダーから支持されている。 CDFとともに,特にソフトウェアの更新などの自動配送を考慮した規格がOSD(Open Software Description)である。これらの規格は主に送り手側の意図を反映したフォーマットであるが,今後は受け手の側からの選択を可能となるものも必要となろう。


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