日本工業規格

JIS X 0607:2001    
(ISO/IEC 13346-2,3,4:1999)

非逐次記録を用いる追記形及び書換形の情報交換用媒体のボリューム及びファイルの構造 追補1

Technical Corrigendum 1 to Volume and file structure of write-once and rewritable media using non-sequential recording for information interchange




序文 この追補は, 1999年に第2版として発行されたISO/IEC 13346-2, 3, 4(Information technology -- Volume and file structure of write-once and rewritable media using non-sequential recording for information interchange -- Part 2: Volume and boot block recognition, Part 3: Volume structure, Part 4: File structure)について, その第1版からの変更箇所を技術的内容を変更することなく要約した, JIS X 0607-1996に対する追補である。



JIS X 0607-1996を次のとおりに改正する。

1. JIS X 0607-1996 第2部に対する変更

a) この追補に従って記録された媒体の認識のために, NSR03記述子を追加する。
参考 この変更は, 13.2.1, 及び末尾に添付の原規格(参考)Part 2のFigure 3に含まれる。


2. JIS X 0607-1996 第3部に対する変更

a) NSR記述子を, NSR02からNSR03に更新する。
参考 この変更は, 9.1.2, 並びに末尾に添付の原規格(参考)Part 3のFigure 5及びFigure 13に含まれる。

b) 記述子タグ版数の値を2から3に更新する。値2は, 従来の媒体用に使ってよい。
参考 この変更は, 7.2.2, 13.1及び14.1に含まれる。

c) タグ識別子の集合は, 処理システム用として保留する。
参考 この変更は, 7.2.1に含まれる。

d) ボリューム記述子は, 追記形区画又は再生専用形区画の中で許可される。
参考 この変更は, 8.5に含まれる。


3. JIS X 0607-1996 第4部に対する変更

a) NSR記述子を, NSR02からNSR03に更新する。
参考 この変更は, 3.1に含まれる。

b) 記述子タグ版数の値を2から3に更新する。値2は, 従来の媒体用に使ってよい。
参考 この変更は, 7.2.2及び18.1に含まれる。

c) ファイルストリームを追加する。ファイルストリームは, データの複数集合を一つのファイル識別子と関連付けることを可能にする。それを記述する節及びサポートする構造を追加する。
参考 この変更は, 5., 8.8, 9., 14.1, 並びに末尾に添付の原規格(参考)Part 4のFigure 9, Figure 13, Figure 17及びFigure 18に含まれる。

d) 新しいファイルエントリである拡張ファイルエントリを導入して, ファイルストリーム及び組込み生成時間を考慮する。
参考 この変更は, 14., 及び末尾に添付の原規格(参考)Part 4のFigure 3に含まれる。

e) 親ICB位置の指定が拡張されて, 方策種別4を含む。
参考 この変更は, 14.6.7に含まれる。

f) エクステント長の定義を明確化する。
参考 この変更は, 14.14.1.1に含まれる。