標準情報(TR)  TR X 0090:2003
       XTM 1.0のための処理モデル

まえがき



この規定は, 工業標準化法に基づいて, 日本工業標準調査会の審議を経て, 経済産業大臣が公表した標準情報(TR)(タイプU)である。

この標準情報(TR)の一部が, 技術的性質をもつ特許権, 出願公開後の特許出願, 実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は, このような技術的性質をもつ特許権, 出願公開後の特許出願, 実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について, 責任はもたない。



この標準情報(TR)には, 次に示す附属書及び解説が添付されている。解説は, 原規定には, 含まれていない。

附属書A 定義



原規定及びその作成団体の位置付け

原規定の"Processing Model for XTM 1.0"を開発したTopicmaps.netは, TR X 0057:2002 XMLトピックマップ(XTM) 1.0の原規定"XML Topic Maps (XTM) 1.0"を開発したTopicMaps.Orgと共に, トピックマップ関連エキスパートの集まる主要な国際的議論の場である。そこで議論され合意された規定は, それぞれのウェブで公開され, 直ちに実装に反映される。

Topicmaps.net及びTopicMaps.Orgのウェブに掲載された規定の多くは, ISO/IEC JTC1/SC34/WG3での議論の対象となり, 必要に応じて新作業課題提案の対象となる。

SC34/WG3は2002年12月に新作業課題"New Work Item Proposal for Restatement of Topic Maps, ISO/IEC 13250:2002"の提案を行い, それは2003年3月期限の投票で承認された。この課題は, これまでのトピックマップの規格を複数パートの規格として再構成し, 関連規定をそこに含めるものである。"Processing Model for XTM 1.0"の規定内容は, その中の一つの課題としてSC34/WG3において審議が進められている。

したがってこの"Processing Model for XTM 1.0"は, 標準情報(TR)としての公表によって, これらの国際の状況に迅速に対応し, 国内での今後のトピックマップの議論及び普及を一層促進させることが期待される。