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2. XSL変換

2.1 木構築

木の構築は,"XSL変換"[XSLT]に示される。

"XSL変換"の規定内容は,この標準情報(TR)の必須部分を形成し,規定と考えられる。

2.2 XSL名前空間

XSL名前空間は,URI http://www.w3.org/1999/XSL/Format をもつ。

備考  このURIの1999は,W3CがURIを割り当てた年を示す。それは,使用されるXSLの版を示してはいない。

XSLプロセサは,XML名前空間[W3C XML Names]機構を使用して,この名前空間の要素及び属性を認識しなければならない。 XSL名前空間の要素は,ソース文書においてでなく,スタイルシートだけにおいて認識される。実装者は,追加の要素又は属性を用いて,XSL名前空間を拡張してはならない。むしろ,いかなる拡張も別の名前空間の中になければならない。

この規定は,XSL名前空間の要素を参照するために,接頭辞fo:を用いる。しかし,XSLスタイルシートは,接頭辞をXSL名前空間のURIに結合する名前空間宣言が存在していれば,どんな接頭辞も自由に使える。

XSL名前空間の要素は,属性の拡張名が非nullの名前空間URIをもつならば,XSL名前空間にはないどんな属性をもってもよい。それらの属性の存在は,この文書で定義されるXSLの要素及び関数の振る舞いを変更してはならない。したがって,XSLプロセサは,それらの属性を常に無視でき,名前空間URIを認識しない場合には,エラーを与えることなしにそれらの属性を無視しなければならない。それらの属性は,例えば,一意識別子,最適化ヒント又は文書化を提供できる。

XSL名前空間の要素が,この標準情報(TR)においてその要素のために定義される属性ではないnull名前空間URIをもつ拡張名のついた属性(すなわち,接頭辞のない名前をもつ属性)をもつことは,エラーとする。

備考  XSLの要素,属性及び関数の名前に用いる規約を次に示す。名前は,すべて小文字とし,ハイフンは,語を区切るために用い,ドットは,複雑なデータ型の構成要素のための名前を区切るのに用い,短縮形は,XML又はHTMLといった関係する言語の構文において既にそれが出現している場合に限り,用いられる。


       

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