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3. HTML(HyperText Markup Language)

3.0 HTMLの開発



WWW(World Wide Web)は, スイスのCERN(欧州素粒子物理研究所)において, 所内の研究者間の研究成果の共有を支援することを目的として, 1990年に分散形広域ハイパテキストシステムの構築のためのプロジェクトによって考案された.このハイパテキストでは, 文書にアンカ(端点)を定義して, アンカ間の関係としてハイパリンクを規定している.ハイパリンクを辿ることによって,必要な文書の必要な個所へのアクセスを物理的なページ概念を使わずに容易にした.

WWWのプロジェクトができた当初は, CERNにおいて特定マシン上のラインモードブラウザが用意されただけであったが,その後CERN以外でもWWWの利用が可能になり, Xウィンドウシステム用のブラウザが開発された.イリノイ大学はMOSAICを発表して文書中の画像表示を可能とし,やがてマルチメディアのサポートが可能になって,Webの普及に拍車をかけた.


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