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4. XML(Extensible Markup Language)

4.2 XMLのJIS
JIS X 4159:2002



INSTACに2001年4月に設立された"次世代コンテンツの標準化に関する調査研究委員会"の作業グループ(WG2)は, TR X 0008の公表等によってXMLが国内に充分な利用者を獲得し, この規定内容に関するコンセンサスが得られたと判断して, そのJIS化作業に着手した.

2001年6月には, W3CからXML1.0の2nd Editionが公表されたため, それをJIS化対象の原規定とし, できるだけ新しいW3C正誤表の内容を盛り込むことを目標とした.このJIS原案(HTML版)は, 2002年2月に経済産業省に提出された[9].省内の都合によって, 同年3月の審議にはかけられず, 2002年6月の審議によって承認された.

経済産業省はWebによるJISの電子公開をめざして, 2002年4月からJIS原案のMS Wordフォーマットによる提出を要求した(この論旨の展開は,XML関係者の注目を集めた.).その結果, このJIS原案(HTML版)は, 2月に提出済みであったにもかかわらず, 5月になってJISテンプレートに従ったWordフォーマットへの書き換えを求められることになり,JIS X 4159 拡張可能なマーク付け言語(XML)は2002年10月に制定・発行された.


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