SMIL 2.0 リンク付けモジュールは,ナビゲーションのハイパリンクを 張るためにSMIL 2.0文書属性及び要素を定義する。これらは, 利用者相互作用又は一時的なイベントのような他の引金となるイベントが引金と なって起こり得るSMILプレゼンテーションを通じてナビゲーションする。 SMIL 2.0は並んだリンク要素だけに与える。リンクは, uni-方向のある単一に向かうリンク(リンクはすべてちょうど一つのリンク元及び一つののリンク先資源をもっている)に制限されている。
SMIL 2.0 リンク付けモジュールは,LinkingAttributes,
XPointer[XPTR]は,
それらの一意の識別子上よりむしろ,XML構造中のそれらの配置ではXML文書のコンポーネントがアドレスされることを
可能にする。これは,XML文書の任意の部分をその文書を修正する必要なしに,
参照することを可能にする。XPointerなしで,文書内に指すことは
それに一意の識別子を加える,又はHTMLアンカーと名付けられるような
文書に特定の要素を挿入することを要求してもよい。
XPointersは,URI[URI]
属性値の部分素片識別子内に置かれる。
SMIL 2.0明細は,利用者エージェントがSMIL 2.0 URI属性値中の
XPointersを処理することができることを許可するが,要求しない。
可能なところで,SMILリンク構築は,XLink[XLINK]から構築するように,
同じ要素,属性及び値名をもっている。
これは,両方のフォーマットでのコード中のリンクを書くことをより容易に学べるようにする。
XLinkに精通している制作者は,より速くSMILリンクを学ぶことができ,その逆も又同様とする。
さらに,それは,SMILコードが処理されることをより容易にし,
XLinkが推奨として一旦開放されたコードをXLinkとして認められる。
そして,適切なものが機構を変形するとき,利用可能になる。しかしながら,SMILリンク属性は
XLink構築とは異なり,また個別の名前空間の一部とする。
SMILのモジュール化機構を使用すると,これらの構築は,
XLink名前空間の中ではなくSMIL 2.0指定に定義された名前空間の中にある。
SMILプロファイルはXML Base
[XMLBase]を使用してもよい。
例えば,SMIL 2.0言語プロファイルSMIL 2.0 Language Profile
はXML Baseのサポートを含んでいる。XML Baseがプロファイルに
組入れられる場合,XML Base宣言は,そのプロファイルの
文書の中で使用されるSMILのURI属性値に当てはまる。
これらの属性はSMIL BasicLinking Moduleのhref属性及び
SMIL BasicMedia
Moduleのsrc属性を含む。
要素名,属性名及びSMILリンク構築の属性値は,
可能なところでリンク振る舞いに対応するXHTML
[XHTML11]の構築のように同じとする。
これは両方の言語で学ぶこと及び書くことを促進し,そして混乱を回避する。
さらに,一旦フォーマットが開放されればXLinkのように両方の言語のリンク構築の進行可能を促進してもよい。しかし,SMILの中のリンク構築は,任意のXHTML関連付け名前空間の下ではなく,SMIL 2.0に定義された名前空間の管轄に入る。
SMIL 2.0リンク付けモジュールは素片識別子の名前及び'#'コネクタをサポートする。素片部分は参照付けられたSMIL文書内の要素のうち一つを識別するid値とする。これで構築することによって
SMIL 2.0は,値は"name"属性の値ではなく一意の識別子の値の
違いと共に,HTML(つまり,それは,
形式の位置識別子を使用する
"http://www.example.org/some/path#anchor1")の中で
現在使用されるような位置識別子をサポートする。
このリンクの型は,型IDの属性をもっている要素を単に目標とすることができる。
そのプレゼンテーションの初めよりむしろ,制作者は
特定要素の開始時に素片識別子を使用するリンクに
よってSMIL 2.0プレゼンテーションへのリンクをコード化
することができる。部分名を含むリンクに続く
場合,あたかも利用者が有効な素片によって,指定された要素の始まり
のリンク先文書によって
表わされるプレゼンテーションを早送りしたかのように,
プレゼンテーションは開始することが望ましい。
より情報を得るために,SMIL 2.0 タイミング及び同期モジュール
の中のタイミング構築へのリンクの議論を参照すること。
これらは,SMILタイミングを含む文書へ
部分名を含むリンクをたどるために
定義された特別のセマンティクスとする。これらのセマンティクスは,
SMIL 2.0タイミング及び同期モジュール
と定義される。
その統合性質により,
SMIL 2.0文書のプレゼンテーションは他の(非SMIL)アプリケーション
又はプラグインを含んでいてもよい。
例えば,SMIL 2.0利用者エージェントは埋込まれたHTMLページを表示するのにプラグインのHTMLを使用してもよい。
逆に,HTML利用者エージェントはHTMLページに埋込まれたSMIL 2.0文書を表示するのにプラグインのSMILを使用してもよい。
これがSMIL 2.0及びHTMLを統合することを
サポートする方法のほんの一つとすることに注意すること。
別の選択肢は合併された言語アプローチを使用する。
一層の詳細のために,SMIL2.0 モジュールを参照すること。
埋込まれたプレゼンテーションでは,リンクが異なるレベル及び矛盾による文書によって定義してもよい。
この場合,文書を含むことによって定義されたリンクは,埋込みオブジェクトによって定義されたリンクに優先することが望ましい。
利用者エージェントとプラグインの間のコミュニケーションを要求してもよいのでSMIL 2.0実装がこの推奨に応じないことを選んでもよいことに注意する。
埋込まれたSMIL 2.0文書でリンクが定義される場合,リンクの辿りは埋込まれたSMIL 2.0文書だけに影響する。
SMIL 2.0文書の中に埋込まれているリンクが非SMIL文書で定義される場合,リンク辿りは埋込まれた文書のプレゼンテーションに単に影響することが出来,
SMIL 2.0文書に含まれているプレゼンテーションは影響することは出来ない。
この制限はSMILの将来の版で和らげられてもよい。
それが現実に文書の一部でない要素を識別するので,SMIL 2.0文書中へのリンクが解決できない素片識別子("dangling link")を含む場合,SMIL 2.0ソフトウェアは素片識別子を無視し,文書の始めから再生を開始することが望ましい。
SMIL 2.0文書の中へのリンクがswitch要素の内容とする要素を
識別する素片識別子を含む場合,
SMIL 2.0ソフトウェアは,
最も外側の原型に行くこととしてswitch要素の代わりにこのリンクを解釈することが望ましい。
言いかえれば,リンクはswitchの中にそれ自体含まれていない
switch原型要素をアクセスすると見なされることが望ましい。
SMIL 2.0リンク属性モジュールは,
それらの要素へのセマンティクスをリンクするSMILを加えるために
要素をリンクすることで,言語プロファイルが含むこと
ができる,いくつかの属性を定義する。
基本リンク付けモジュールにおける要素はこれらの属性を明示的に含める。
これらの属性は,言語プロファイルに
よって許可された場合,他の名前空間からの要素を
リンクすることを適用できる。
デフォルト値はplayとする。 showのデフォルト値は,
replaceとする。 次の属性の各々はHTML[HTML4]
の中に同じ名前の属性として
同じ構文をもっている。また適用可能な同じセマンティクスとする。 例 これらの例はSMIL 2.0 言語プロファイルへコード化される。 例1 この例はtarget属性及びaccesskey属性の使用を示す。ディスプレイの上半部は画像を示す。利用者が画像をクリックすれば,SMILプレゼンテーションがディスプレイの下半部で再生される。利用者が'a'のキーを打った場合,同じことが起こる。 例2 この例は,メディアオブジェクト要素における
tabindex属性の使用を示す。
HTMLファイル "caption1.html" は3つのリンクをもっていて,3つの最初のタブはそれらのリンクに順番に焦点をあてる。
ファイル "caption2.html" は4つのリンクをもっていて,タブ4-7はそれらに順番に焦点をあてる。
タブ8及び,9は,v1.mpgの内部の2つのリンクに焦点をあてる。
タブ10は,概してgraph.imfのプレゼンテーションに焦点をあてる。
9つの最初のつまみがつけられた焦点のうちのいかなるものでも活性化された場合,
埋込まれたプレゼンテーションcaption1.html,caption2.rtx又はv1.mpgのうちの1つの内部のリンクは,
そのプレゼンテーションだけに影響して,引金にされる。第10のタブ付けされた焦点が活性化される場合,
SMILプレゼンテーションそれ自身は同じプレゼンテーションスペースにhttp://www.example.org/プレゼンテーションを
ロードして,影響される。 リンク要素は,オブジェクト間のリンクのナビゲーションの記述を許可する。SMIL 2.0リンクはuni-directional,single-headed,in-lineリンク要素だけを与える。 a要素の機能は,HTML[HTML4]の中のa要素の機能に非常に似ている。同期目的のために,a要素は透明とする。つまり,子要素の同期には影響しない。a要素はネストしてもよい。一つのa要素は一つのhref属性をもっている。 a要素はそのたどりのためのいくつかの引金を同時に指定することができる。例えば,要素の内容視覚的なメディアは利用者又はaccesskey属性がたどりを引金にするためにタイプすることができるので指定されたキーによって選択されることができる。その 多数の引金が指定される場合に,それらのうちのどれでもリンクのたどりを活性化することができる。すなわち,論理的なORは,たどりが生じるかどうか決める引金になる条件のリストに適用される。 時間の間たどりのための条件のうちの1つに遭遇し,a 要素が活性化とする場合,たどりは生じる。それが含むメディア又は要素が活性又は凍結の場合,a要素は敏感とする。一層の詳細のためにSMIL 2.0 タイミング及び同期モジュールを見ること。タイミング目的のために,a 要素は離散的なメディアと考えられる。すなわち,組込み持続時間は0とする。a 要素は時間コンテナでなく,子要素のタイミングを抑制しないことに注意すること。 a要素もSMIL 2.0
LinkingAttributes モジュールで定義される属性を含む。 要素内容 a要素の内容は,言語プロファイルによって定義されなければならない。一般的に,a要素は子として言語プロファイルの中のメディア及び,タイミング要素を含んでもよいことを期待される。 他の統合必要条件 a
要素へのSMIL 2.0タイミングを適用する言語プロファイルは,デフォルト及び,
a
要素に対するfill
属性の許可された値を指定しなければならない。SMIL 2.0言語プロファイルのようなSMIL 1.0と互換性をもちつづけたいa要素へのSMIL 2.0タイミングを適用している言語は,autoへのa要素に対するfill
属性の値をデフォルトにしなければならない。
そして,autoへの値を固定することを考慮することが望ましい。
他のすべての場合で,互換性については,autoのデフォルト値を使うことを推奨される。
プロファイルによって指定されない場合,a要素におけるfill属性の値はautoに固定される。
例 これらの例は,SMIL 2.0 言語プロファイルにコード化される。 例 1 リンクは,再生していたプレゼンテーションを交換する新しいプレゼンテーションを開始する。 例 2 リンクは,再生していたプレゼンテーションに加えて新しいプレゼンテーションを開始する。
これは SMIL 2.0 プレイヤが HTML 利用者エージェントを生むことを可能にした。 例 3 リンクは新しいプレゼンテーションを開始及び,再生しているプレゼンテーションを休止する。 例 4 以下の例は,あるプレゼンテーションAの要素からもう一方のプレゼンテーションBの中間への1つのリンクを含む。これは,id "next"についての要素の実効開始点から開始しているプレゼンテーションBを再生するだろう。 a要素の機能は,完全なメディアオブジェクトとのリンクを関連させることを単に可能にする際に制限される。HTML area要素[HTML4]はオブジェクトの視覚ディスプレイの空間の部分とのリンクを関連させることが有用なことを実証している。
SMIL 2.0におけるarea要素のセマンティクスは,リンク先の外観を引金にするために視覚オブジェクトの空間の部分を選択することができることを指定できるという点で,HTMLにおけることと同じとする。coords属性はこの空間の部分を指定する。対照的に,a要素が視覚オブジェクトに適用された場合,リンクたどりの引金を引くためにそのオブジェクトのどんな視覚的な部分も選択することができるのを指定する。 メディアオブジェクトのディスプレイにおける非空間的な部分からのリンクを提供することによってその area要素もまた,HTMLarea要素の構文及びセマンティクスを拡張する。SMIL 2.0 タイミング及び同期モジュールを含むプロファイルで使用された場合,area要素は一時的なサブ部分へオブジェクトを解体すること,begin及びend属性のような属性を使用することを可能にする。begin及びend属性の値はメディアオブジェクトの含み始めと関係付けられる。area要素はこれらのタイミング属性及びid属性を使用することによって,メディアオブジェクトのリンク先をサブ部分にすることを可能にする。
SMIL 1.0 [SMIL10]のanchor要素は,areaに賛成して,非推奨される。SMIL 2.0の指定のために,anchor 要素はareaのために同義語として扱われることが望ましい。 HTML [HTML4]の中でのように同じ構文,適用可能及び,同じセマンティクスならば,area要素は下にリストされた属性をもつことができる。
area要素の次の属性は SMIL に対して一意であり及び,HTML の中には見つからない。それらはLinkingAttributes
module属性における章の中で上部に定義されている。 要素内容 area要素は空とする。 例 これらの例はSMIL 2.0 言語プロファイルの中でコード化される。 1) 一時的な区分へビデオを分解すること 次の例において, ニュース放送(カメラはインタビューを受けた人が質問に答えているところを撮ることに続いて質問をしているインタビューする人を撮る)中のインタビューの一時的な構造は,分割によって開示される。
2) 空間の区分についての関連リンク6.2 他のXMLリンク付け関連様式との関係
6.2.1 XPointerとの関係
6.2.2
XLinkとの関係
6.2.3 XML Baseとの関係
6.2.4
XHTMLとの関係
6.3 SMIL 2.0文書内へのリンク付け
6.3.1 埋込み文書内のリンクの扱い
6.3.2 エラーの扱い
6.4 SMIL 2.0 LinkingAttributesモジュール
<smil xmlns="http://www.w3.org/2001/SMIL20/Language">
<head>
<layout>
<region id="source" height="%50"/>
<region id="destination" top ="%50"/>
</layout>
</head>
<body>
<a href="embeddedSMIL.smil" target="destination" accesskey="a">
<img region="source" src="source.jpg" dur="indefinite"/>
</a>
</body>
</smil>
<smil xmlns="http://www.w3.org/2001/SMIL20/Language">
...
<seq>
<video src="http://www.example.org/graph.imf"/>
<par>
<a tabindex="4" href="http://www.example.org/presentation">
<video src="http://www.example.org/graph.imf" ... />
</a>
<video tabindex="3" src="http://www.example.org/v1.mpg" ... />
<text tabindex="1" src="http://www.example.org/caption1.html" ... />
<text tabindex="2" src="http://www.example.org/caption2.html" ... />
</par>
</seq>
6.5 SMIL 2.0 BasicLinkingモジュール
6.5.1 a要素
<smil xmlns="http://www.w3.org/2001/SMIL20/Language">
...
<a href="http://www.example.org/somewhereelse.smi">
<video src="rtsp://www.example.org/graph.imf" region="l_window"/>
</a>
<smil xmlns="http://www.w3.org/2001/SMIL20/Language">
...
<a href="http://www.example.org/somewhereelse.smi" show="new">
<video src="rtsp://www.example.org/graph.imf" region="l_window"/>
</a>
<smil xmlns="http://www.w3.org/2001/SMIL20/Language">
...
<a href="http://www.example.org/somewebpage.html" show="new">
<video src="rtsp://www.example.org/graph.imf" region="l_window"/>
</a>
<smil xmlns="http://www.w3.org/2001/SMIL20/Language">
...
<a href="http://www.example.org/somewhereelse.smi" show="new" sourcePlaystate="pause">
<video src="rtsp://www.example.org/graph.imf" region="l_window"/>
</a>
Presentation A:
<smil xmlns="http://www.w3.org/2001/SMIL20/Language">
...
<a href="http://www.example.org/presentationB#next">
<video src="rtsp://www.example.org/graph.imf"/>
</a>
Presentation B (http://www.example.org/presentation):
<smil xmlns="http://www.w3.org/2001/SMIL20/Language">
...
<seq>
<video src="rtsp://www.example.org/graph.imf"/>
<par>
<video src="rtsp://www.example.org/timbl.rm" region="l_window"/>
<video id="next" src="rtsp://www.example.org/v1.rm" region="r_window"/>
^^^^^^^^^
<text src="rtsp://www.example.org/caption1.html" region="l_2_title"/>
<text src="rtsp://www.example.org/caption2.rtx" region="r_2_title"/>
</par>
</seq>
6.5.2 area要素
<smil xmlns="http://www.w3.org/2001/SMIL20/Language">
<body>
<video src="video" title="Interview" >
<area id="firstQ" begin="0s" dur="20s" title="first question" />
<area id="firstA" begin="first0.end" dur="50s" title="first answer" />
</video>
</body>
</smil>
<smil xmlns="http://www.w3.org/2001/SMIL20/Language"> <body> <video src="video" title="Interview" > <area shape="rect" coords="5,5,50,50" title="Journalist" href="http://www.example.org/> <area shape="rect" coords="60,5,100,50" title="Subject" href="http://www.example.org/> </video> </body> </smil>
3) 一時的な区分についての関連リンク
次の例において,ビデオクリップの持続時間は二つのサブ間隔へ分離している。異なるリンクは,これらのサブ間隔の各々に関連している。
<smil xmlns="http://www.w3.org/2001/SMIL20/Language"> <body> <video src="video" title="Interview" > <area begin="0s" dur="20s" title="first question" href="http://www.example.org/> <area begin="20s" dur="50s" title="first answer" href="http://www.example.org/> </video> </body> </smil>
4) 空間のサブ部分についての関連リンク
次の例において,二つの領域は,ビデオクリップによって取上げられたスクリーン空間の中で割当てられる。異なるリンクは,これらの領域の各々に関連している。
<smil xmlns="http://www.w3.org/2001/SMIL20/Language"> ... <video src="http://www.example.org/CoolStuff"> <area href="http://www.example.org/AudioVideo" coords="0%,0%,50%,50%"/> <area href="http://www.example.org/Style" coords="50%,50%,100%,100%"/> </video>
5) 一時的なサブ部分についての関連リンク
次の例において,ビデオクリップの持続時間は二つの部分区間へ分離している。異なるリンクは,これらの部分区間の各々に関連している。
<smil xmlns="http://www.w3.org/2001/SMIL20/Language"> ... <video src="http://www.example.org/CoolStuff"> <area href="http://www.example.org/AudioVideo" begin="0s" end="5s"/> <area href="http://www.example.org/Style" begin="5s" end="10s"/> </video>
6) オブジェクトのサブ部分へのジャンプ
次の例は,あるプレゼンテーションAの中の要素から,もう一方のプレゼンテーションBの中に含まれていたビデオオブジェクトの中間へのリンクを含む。これは,ビデオ中でプレゼンテーションBを5秒目から再生するだろう。すなわち,プレゼンテーションは,あたかも利用者が"CoolStuff"の中の素片で設計されたポイントへ,全体のプレゼンテーションを早送りしたかのように開始するだろう。
Presentation A: <smil xmlns="http://www.w3.org/2001/SMIL20/Language"> ... <a href="http://www.example.org/mm/presentationB#tim"> <video id="graph" src="rtsp://www.example.org/graph.imf" region="l_window"/> </a> Presentation B: <smil xmlns="http://www.w3.org/2001/SMIL20/Language"> ... <video src="http://www.example.org/CoolStuff"> <area id="joe" begin="0s" end="5s"/> <area id="tim" begin="5s" end="10s"/> </video>
7) リンクの異なる使用の組合わせ
次の例は,組合せとして使用される関連リンクの異なる使用がどのようであるかを示す。
Presentation A: <smil xmlns="http://www.w3.org/2001/SMIL20/Language"> ... <a href="http://www.example.org/mm/presentationB#tim"> <video id="graph" src="rtsp://www.example.org/graph.imf" region="l_window"/> </a> Presentation B: <smil xmlns="http://www.w3.org/2001/SMIL20/Language"> ... <video src="http://www.example.org/CoolStuff"> <area id="joe" begin="0s" end="5s" coords="0%,0%,50%,50%" href="http://www.example.org/"/> <area id="tim" begin="5s" end="10s" coords="0%,0%,50%,50%" href="http://www.example.org/Tim"/> </video>
8) coords 属性及び再分類された画像
次の例は,画像ファイル"example.jpg"を示し,それは 100x100 ピクセルの次元をもつ。 "example1.smil"のための活性化領域はディスプレイ全体であり,それは元の画像の左上部4分の1を切り取った所とする。それに対応する画像領域が切り取るので,"example2.smil" のための活性化領域は引金になるはずがない。
<smil xmlns="http://www.w3.org/2001/SMIL20/Language"> <head> <layout> <region id=region right="50" bottom="50"/> </layout> </head> <body> <img src="example.jpg" region="region"> <area shape="rect" coords="0%,0%,50%,50%" href="example1.smil"/> <area shape="rect" coords="50%,50%,100%,100%" href="example2.smil"/> </img> </body </smil>
この節の内容は,文書プロファイルにオプションで含まれうる能力を表現する。これらの機能は言語プロファイルに含まれていてもよいし,含まれていなくてもよい。しかし,それらはプロファイル内のオプションの機能であってはならない。このモジュールはBasicLinking モジュールのサポートを要求する。
プロファイルは,area要素の一部としてfragment属性を含むことを選んでもよい。それは,ホスト文書のレベルに加工したメディアオブジェクトを外部的にもつリンクを含むことを提供する。
fragment属性の値は,オブジェクトの活性可能な部分としてメディアオブジェクトを管理するプロセスによって識別可能でなければならない。参照されたメディアオブジェクトがHTMLファイルとする場合,fragment属性の値は,HTMLファイル内の指定されたアンカーとする。参照されたメディアオブジェクトがXMLファイルとする場合,fragment属性の値は,fragment 識別子(URI[URI]の中の'#'の後に来る部分)とする。
例えば次のSMILコードをとる。それは,フォーマットされたテキストメニューとしてディスプレイの部分を確立する。このメニューの中のアイテムをクリックすることはプレゼンテーション内のどこか他のところへのリンクを引金にする。
<smil xmlns="http://www.w3.org/2001/SMIL20/Language"> ... <ref src="menu.html" region="menubar"> <area fragment="menuitem1" href="#selection1"/> </ref>
表示されたHTMLディスプレイでは,"menuitem1"という名でareaとしてマーク付けされて表示されたテキストの一部がある。利用者がSMILプレゼンテーションの間にこれをクリックする場合,SMILに活性化されたリンクは,ID"selection1"を備えたSMIL文書の一部にナビゲートされて引金になる。"menuitem1"と名付けられたHTMLareaがhref属性自身をもっている場合,このハイパリンクは上書きされ,SMILハイパリンクだけが処理される。href属性を備えたHTML area及び関連のないSMIL fragment属性は,上書きされない。クリックされた場合,埋込まれたHTML プレゼンテーション内のリンクをこのHTML areaは活性化させる。
fragment属性の使用は,埋込まれたメディアの中のリンクを上書きできる。メディア内部のリンクとする埋込まれたメディアの一部を属性が参照する場合,SMILプレゼンテーションだけ及び埋込まれたプレゼンテーションでないナビゲーションを引金にするだろうリンクを活性化させる。例えば,埋込まれたHTML文書の中の名付けられたアンカーを参照するfragment属性を仮定する。この名付けられたareaはhref属性をもっていて,それをHTMLプレゼンテーション自身内部の潜在的なナビゲーションの出発点にする。SMILプレゼンテーションの中に埋込まれた場合,HTMLディスプレイの部分的活性化はHTMLリンクではなくSMILリンクを引金にする。この方法で無視されない埋込まれたメディアの中のリンクは,他方では,活性化された場合,埋込まれたディスプレイ内のナビゲーションを引金にし続ける。SMILリンクのために定義されたすべての機能性は,埋込まれたメディアにリンクのために定義されたどんな等価な機能性も上書きするだろう。前述の例で,SMILarea要素のalt属性は,埋込まれたHTMLアンカーのaltタグを上書きするだろう。
fragment属性によって動作された参照することは埋込まれたメディアの深さの1レベルまで単に適用される。それは直接埋込まれたメディアに単に適用され,それは,SMILプレゼンテーションに埋込まれていたメディア内に順番に埋込まれたメディアに適用されない。例えば,その中の第2のSMILプレゼンテーションを埋込むSMILプレゼンテーションを考える。第2を埋込む1番目のメディアオブジェクト要素はその内にfragment属性を備えたarea要素をもっている。この属性の値は埋込まれたSMIL文書自体にだけ適用される。それは,この第2のSMILプレゼンテーション内に埋込まれたメディアには適用されない。
例
これらの例は,SMIL 2.0 言語プロファイルの中でコード化される。
構文的なサブ部分との関連リンク
以下に,メニューを表示する統合HTMLファイルを備えた例をあげる。
link one link two
利用者はメニュー項目のうちの一つをクリックすることができる。そして,一致するHTMLファイルが表示される。すなわち,利用者が"link one"をクリックする場合,"Link1.html"ファイルが"LinkText"区画に表示される。 それらがfragmentsによって無視されるのでここに埋込まれた場合,埋込まれたHTMLプレゼンテーション,"overridden1.html"及び"overridden2.html"の内部で定義されたリンクが活性でないことに注意すること。
"menu.html" ファイルはコードを含む。
<html> ... <A NAME="link1" HREF="overridden1.html">link one</A><BR/> <A NAME="link2" HREF="overridden2.html">link two</A>
SMIL 2.0 は次の通りとする。
<smil xmlns="http://www.w3.org/2001/SMIL20/Language"> <head> <layout> <region id="HTML" width="100" height="100"/> <region id="LinkText" width="100" top ="100"/> </layout> </head> <body> <par> <text region="HTML" src="menu.html" dur="indefinite"> <area fragment="link1" href="#LinkOne"/> <area fragment="link2" href="#LinkTwo"/> </text> <excl dur="indefinite" > <text id="LinkOne" region="LinkText" src="Link1.html" dur="indefinite"/> <text id="LinkTwo" region="LinkText" src="Link2.html" dur="indefinite"/> </excl> </par> </body> </smil>