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附属書B フォーマット化オブジェクトの概要

ここでは,basic又はextendedなど,定義された各フォーマット化オブジェクトの適合性レベルを要約した表を示す。適合性レベルについては,[8 適合性]を参照のこと。聴覚など特定クラスのフォーマット化オブジェクトの基本集合からの包含又は排他の指定は,各フォーマット化オブジェクトとともに含まれている。フォールバックの取扱いの提案も指定されている。

B.1 宣言, ページ付け及びレイアウトフォーマット化オブジェクト

フォーマット化オブジェクト 視覚 聴覚
fo:root basic basic
fo:page-sequence basic basic
fo:page-sequence-master basic basic
fo:single-page-master-reference basic basic
fo:repeatable-page-master-reference basic basic
fo:repeatable-page-master-alternatives

extended

フォールバック: fo:conditional-page-master-referenceの最初の子で参照されるページマスタを使用する。

extended

フォールバック: fo:conditional-page-master-referenceの最初の子で参照されるページマスタを使用する。

fo:conditional-page-master-reference

extended

フォールバック: fo:conditional-page-master-referenceの最初の子で参照されるページマスタを使用する。

extended

フォールバック: fo:conditional-page-master-referenceの最初の子で参照されるページマスタを使用する。

fo:layout-master-set basic basic
fo:simple-page-master basic basic
fo:region-body basic basic
fo:region-before

extended

フォールバック: 本体区画の内容の配置後に取り込む。

extended

フォールバック: 本体区画の内容の音声出力後に取り込む。

fo:region-after

extended

fallback: 本体区画の内容の配置後に取り込む。

extended

フォールバック: 本体区画の内容の音声出力後に取り込む。

fo:region-start

extended

フォールバック: 本体区画の内容の配置後に取り込む。

extended

フォールバック: 本体区画の内容の音声出力後に取り込む。

fo:region-end

extended

フォールバック: 本体区画の内容の配置後に取り込む。

extended

フォールバック: 本体区画の内容の音声出力後に取り込む。

fo:declarations basic basic
fo:color-profile

extended

フォールバック: 無視する。icc-color関数のsRGBフォールバックを使用する。

N/A

fo:flow basic basic
fo:static-content

extended

フォールバック: 本体区画の内容の配置後に取り込む。

extended

フォールバック: 本体区画の内容の音声出力後に取り込む。

fo:title

extended

フォールバック: 本体区画の内容の配置前に取り込む。

extended

フォールバック: 本体区画の内容の音声出力前に取り込む。

B.2 ブロックフォーマット化オブジェクト

フォーマット化オブジェクト 視覚 聴覚
fo:block basic basic
fo:block-container

extended

フォールバック: 内容を正確にレンダリングできない旨の指示を表示する。

basic

B.3 行内フォーマット化オブジェクト

フォーマット化オブジェクト 視覚 聴覚
fo:bidi-override

extended

フォールバック: 内容を正確にレンダリングできない旨の指示を表示する。

basic
fo:character basic basic
fo:initial-property-set

extended

フォールバック: このオブジェクトに指定されたすべての特性を無視する。

basic

fo:external-graphic basic basic
fo:instream-foreign-object

extended

フォールバック: 内容を正確にレンダリングできない旨の指示を表示する。

extended

フォールバック: 内容を正確に音声出力できない旨を音声で指示する。

fo:inline basic basic
fo:inline-container

extended

フォールバック: 内容を正確にレンダリングできない旨の指示を表示する。

extended

フォールバック: 内容を正確に音声出力できない旨を音声で指示する。

fo:leader basic basic
fo:page-number basic

extended

フォールバック: 内容を正確に音声出力できない旨を音声で指示する。

fo:page-number-citation

extended

フォールバック: 内容を正確にレンダリングできない旨の指示を表示する。

extended

フォールバック: 内容を正確に音声出力できない旨を音声で指示する。

B.4 表フォーマット化オブジェクト

フォーマット化オブジェクト 視覚 聴覚
fo:table-and-caption basic basic
fo:table basic basic
fo:table-column basic basic
fo:table-caption

extended

フォールバック:

  • caption-side="start" はcaption-side="before"となる。

  • caption-side="end"はcaption-side="after"となる。

  • caption-side="left"はcaption-side="before"となる。

  • caption-side="right"はcaption-side="after"となる。

extended

フォールバック:

  • caption-side="start"はcaption-side="before"となる。

  • caption-side="end"はcaption-side="after"となる。

  • caption-side="left"はcaption-side="before"となる。

  • caption-side="right"はcaption-side="after"となる。

fo:table-header basic basic
fo:table-footer

extended

フォールバック: 表の終わりに配置

extended

フォールバック: 表の終わりで音声出力

fo:table-body basic basic
fo:table-row basic basic
fo:table-cell basic basic

B.5 リストフォーマット化オブジェクト

フォーマット化オブジェクト 視覚 聴覚
fo:list-block basic basic
fo:list-item basic basic
fo:list-item-body basic basic
fo:list-item-label

extended

フォールバック: ラベルが複数の行にわたって区切りを入れる場合は,list-item-bodyの前でブロックを区切るものとして取り扱われる。

basic

B.6 リンク及び多重フォーマット化オブジェクト

フォーマット化オブジェクト 視覚 聴覚
fo:basic-link

extended

フォールバック: 内容を親のフォーマット化オブジェクトにする。

extended

フォールバック: 内容を親のフォーマット化オブジェクトにする。

fo:multi-switch

extended、非対話形メディアのextended適合に対して実装される必要はない。

非対話形メディアの基本適合及び拡張適合に対するフォールバック:最初の適切なmulti-caseフォーマット化オブジェクトの内容を利用する。

extended

フォールバック:最初の適切なmulti-caseフォーマット化オブジェクトの内容を利用する。

fo:multi-case basic: multi-switchのフォールバックに対するラッパーとして必要とされる。 basic: multi-switchのフォールバックに対するラッパーとして必要とされる。
fo:multi-toggle

extended、非対話形メディアのextended適合に対して実装される必要はない。

非対話形メディアの基本適合及び拡張適合に対するフォールバック:内容を親のフォーマット化オブジェクトにする。

extended

フォールバック: 内容を親のフォーマット化オブジェクトにする。

fo:multi-properties

extended、非対話形メディアのextended適合に対して実装される必要はない。

非対話形メディアの基本適合及び拡張適合に対するフォールバック:内容を親のフォーマット化オブジェクトにする。

extended

フォールバック: 内容を親のフォーマット化オブジェクトにする。

fo:multi-property-set

extended、非対話形メディアのextended適合に対して実装される必要はない。

非対話形メディアの基本適合及び拡張適合に対するフォールバック:無視する。

extended

フォールバック: 無視する。

B.7 行外フォーマット化オブジェクト

フォーマット化オブジェクト 視覚 聴覚
fo:float

extended

フォールバック: 行内に配置する。

extended

フォールバック: 行内に配置する。

fo:footnote

extended

フォールバック: 行内に配置する。

extended

フォールバック: 行内に配置する。

fo:footnote-body

extended

フォールバック: 行内に配置する。

extended

フォールバック: 行内に配置する。

B.8 その他のフォーマット化オブジェクト

フォーマット化オブジェクト 視覚 聴覚
fo:wrapper basic basic
fo:marker

extended

フォールバック: 無視する。

extended

フォールバック: 無視する。

fo:retrieve-marker

extended

フォールバック: 内容を正確にレンダリングできない旨の指示を表示する。

extended

フォールバック: 内容を正確に音声出力できない旨を音声で指示する。


       

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