標準情報(TR)  TR X 0024:1999
       インタネット印刷プロトコル 1.1: モデル及び機能定義

まえがき



この標準情報(TR)の原規定はInternet-Draftであって, [RFC2026]の10.の全規定に適合する。Internet-Draftは,Internet Engineering Task Force (IETF),IETFの分野及びIETFの作業グループの作業案である。 他のグループが,作業案をInternet-Draftとして配布する可能性もあることに注意されたい。

Internet-Draftの現在のリストは,次において入手できる。

http://www.ietf.org/ietf/1id-abstracts.txt

Internet-Draft Shadow Directories のリストは,次において入手できる。

http://www.ietf.org/shadow.html

(原規定に関する)著作権はすべてInternet Society (1999)に帰属する(附属書G参照)。


この規定は, 新しいInternet Printing Protocol (IPP)の全体を示す規定一式の一つである。IPPは応用層プロトコルであって, インタネットツール及びインタネット技術を用いた分散印刷のために利用できる。

この規定は, 抽象オブジェクト, その属性及びその操作から成る簡易モデルを規定し, それは符号化及びトランスポートとは独立している。モデルは, Printerオブジェクト及びJobオブジェクトから成る。Jobは, オプションで複数文書をサポートする。IPP 1.1のセマンティクスは, エンドユーザ及び操作者が, プリンタ機能を問い合わせ, 印刷ジョブを発行し, 印刷ジョブ及びプリンタの状態を調べ, 印刷ジョブの取消し, 保留, 解除及び再始動を行なうことを可能にする。IPP 1.1のセマンティクスは, 操作者が, Printerオブジェクト(からのジョブ)を一時停止し, 再開し, 破棄することを可能にする。この規定は, セキュリティ, 国際化及びディレクトリの課題にも言及する。

IPP規定一式は, 次の規定から成る。


この標準情報(TR)には, 次に示す附属書及び 解説がある。解説は, IETFの原規定には, 含まれていない。